ナナイロ

こんにちは。 門番、あるいは門として。

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最近の記事

自らをもって由とする

2023.5.8 何かを為し 何かを成すこと 何も為さず 何も成さなかったこと これらは経験である 経験によって生み出された 満足感 挫折感 喪失感 それらは体験であり 己の『見た景色』の数々である 経験による体験も 見た景色によって影響を受けた価値観も 己を構成する一つひとつへ反映され浸透するが 「己そのもの」ではないし 過去への執着を引き起こしているものも 「己そのもの」ではない 「心」や「感情」は己へ直接繋がっている 神経のひとつではあるが それでも「己その

    • 水のうた

      2006.3.2 やがて来る変化の時に、 魂は一斉に 自らの飽和したエネルギーを解き放ち、 新たなバランスを構築するだろう。 調和に向けた永遠の営みは、 再び新たな局面を迎えることになる。 放出されたエネルギーは それ自体がバランスを取られるべく、 必要なエネルギーを求める。 それがどんなものであっても、 わたしたちに判断はできない。 個々の形をもつ命は形を失うかもしれないし、 形に傷がつくかもしれない。 でも恐れる必要も悲しむ必要もない。 わたしたちは水のような

      • お覚悟を

        2011.4.10 どなた様も、もう他人事では済まないところまで、事態は迫っています。 それは日本全国、何処に在っても同じこと。 不安を煽るつもりはありません。 ただ、覚悟だけは… 携帯すべき時になりました。 周知の事実ですが、人間として肉体を維持できる時間には限りがあります。 こうして存在していることは、当たり前などではありません。 何事にも必ず変化の時はやってきます。 どのように生きようと、どのように振る舞おうと、覚悟をもって臨まれますように。 覚悟さ

        • ワンダラーの秘密 (3)

          ワンダラーであるということは、そのまま、ワンダラーとして生きる、ということに直結しています。 そうと自覚したその瞬間から、冷たく光る刃が、多方向から首筋にヒヤリと感じられると思います。 踏み出す一歩を問われ、覚悟というものがどういうものなのかを日々の暮らしの中に知ることになります。 そして、こういったことがすべて単なる思い込みである可能性だって、大いにあるわけです。それこそ人生そのものがヒヤリとします! そういうギリギリの場所を、真の心に適う一歩であるかどうか確かめながら

        自らをもって由とする

          ワンダラーの秘密 (2)

          ワンダラーの秘密と題していますが、そもそもワンダラーを自認している人は、それがお役目でない限り表には出てきません。 そこにワンダラーの秘匿性があると思います。 広報担当の方が細心の注意を払って開示してくれた情報から、各々がそのタイミングで必要な情報を受け取ってゆく形でしょうか。 各人はどんな小さなリスクも冒さないよう、徹底して市井に溶け込み、慎重に耳を傾け、お役目によっては最後まで世を忍んでいることもあるかもしれません。 特に今回は、互いの存在や、ほかにどんなお役目が

          ワンダラーの秘密 (2)

          ワンダラーの秘密 (1)

          少しだけ震災の描写があります ワンダラーには、AからZまでと比喩される、多岐にわたるお役目があるそうで、それはワンダラーの一人ひとりが何かしらの部分を担っているということを意味しています。 みなさんはご自分のお役目をご存知ですか? ちなみにわたしは門、あるいは門番として、日々の暮らしを生きています。 実はわたし自身、自分がワンダラーなんだと認識したのは、ごく最近のことなのです。 ここ何年かの話なのです。 人に指摘されて初めて知った言葉であり、概念でした。 なのでわ

          ワンダラーの秘密 (1)

          こころ

          2007.3.26 こころは、どこにあるの。 からだのなかに、あるの。 からだのそとに、あるの。  みえない。 きこえない。 ふれられない。 本当にそう? 今、見たものが… 今、聴いたものが… 今、触れたものが… わたし、そのもの。 すべてが わたしを投影している。 わたしの生き方、感じ方。 これはわたし独特の世界。 人はそれぞれの心を投影した 世界に住んでいる。 それぞれの心を象った 幻想の中に生きている。 あなたの世界とわたしの世界は、 まるで違う。

          浅瀬より臨みて

          2007.3.10 深くなれば深くなるほど 真実は静かに語り始める 背を向けた過去が 目を背けた痛みが 耳を塞いだ怖れが 今も生々しく息づく浅瀬を越えて 強さってなんだ? 弱さってなんだ? 傷の場所も 痛みの理由も 望みの在処も知ろうとせずに 盲信に甘えながら絶望に怯える そんな浅い場所で 脚を掬われ溺れかけている 群がり 貪り 踏みにじる浅ましさ それでも 深く深く深く 諦めずに潜り続けて もっと深く上昇し続けて やがていつか 不安に被われた渇きが 新た

          浅瀬より臨みて

          人の在り方 

          母の言葉より 2022.12.22 地球上のすべての存在は美しい。 鉱物も自然も動物たちも、 その在りのままの姿で 完璧な美しさを放っている。 では、人間はどうか。 人も本心そのままで生きているとき、 そこに神性と美が宿っている。 それなら、人とそれ以外の地球のものたちとの 違いがあるとしたら、それは何か。 人のみが、ものごとや在り方に対して、 より善く、より調和を求めて、そこにさらなる 善を表そうと試み、手を入れ心を込める。 それが「神善美」なのだ。 放って

          人の在り方 

          世界はすでにアップデート済み(万たるワンダラーの方々へ)

          みなさん、体調はいかがでしょう、 お元気でお過ごしのことと願います。 [日々の暮らし] …その営みの夕暮れ時を感じ、 世界が急速に閉じていくような夜の訪れを まさに[見ている]方も多いかもしれません。 でも、門は開いています。 いま暫く、持ち場をお守りください。 ご存じの方も多いかと思いますが、 もしかしたら、現状に耐えていらっしゃる方も 中には居られるかもしれないので、 既になされた、その一端を残しておきます。 これは昨年、夢に表れたひとつの側面です。 2022.7.

          世界はすでにアップデート済み(万たるワンダラーの方々へ)

          今 その翼は

          2006.9.15 時が満ちるのを待ち続けた。 雨の日も、雪の日も、嵐の日も。 強い太陽の光にさらされて、 夜の冷たい風にさらされて、 逃げもせず、隠れもせず、ただ静かに。 夜明け空に大きな虹が架かったその日、 朝陽を浴びた君は、何かを決めたように 少し微笑んだようだった。 たったひとり、何も持たず行くんだね。 さようなら、と君は言った。 さようなら、ありがとう、と。 大きく一度地面を蹴って羽ばたいたら、 もう二度とこの場所には戻らない。 君は帰らない。 こ

          今 その翼は

          にんじん

          2007.4.5 目の前にぶら下げられて、必死に走る。 追いつけ、そして手に入れろ! そうすれば、のし上がれる。 地位が約束される。 権力だ。名声だ。金だ。 そうすれば、幸せになれるんだ。 そうすれば、安心なんだ…! …って…気の毒だけど そのにんじんには、永遠に手が届かないよ。 走るのと同じ速さで、 ずっと目の前でゆらゆら揺れ続けるんだから。 だいたい『安心』を謳う言葉ほど あてにならないものはないよ。 だって、必死に追いかけてる そのにんじんの本質を知

          わたしは無害な羊です

          2008.6.28 本当にこの世は まやかしだらけだね 盲目の羊たちが 強欲な狼に飼われている 羊たちは 狼が自分らを守ってくれると信じているけど まさか はじめから餌としてしか見られていない… なんて 誰も思わないからね だから 直感を閉じ 自分を疑い 与えられた偽りの情報を信じているだけ それは  信じたいから信じてる いつか喰われると どこかで感じていても それはとても都合が悪いから 目を瞑り 無知を盾にする 盲目の羊たち 目が見えないワケじゃな

          わたしは無害な羊です

          記憶の海

          2007.10.17 水に触れて 自分のルーツを知る そんな夢をみた みんなそれぞれに それぞれの場所から 膨大な記憶の海にアクセスする 自分はどこからやってきたのか 何をしようとして生まれてきたのか 水は ありとあらゆるすべての記憶 すべての情報に繋がっていて 水に触れ 水に潜り たくさんの人生の記憶を辿りながら わたし達は自分のルーツを探る プールでも 浴槽でも 海や湖でも 母親の胎内と同じ状態になれるところなら 自分が《此処》と決めさえすれば いつで

          白 曰く (3)

          2007. 想像力を自由に羽ばたかせる力は、ダレもが持っているんだ。 時に、ものごとにサインを見出したり、出来事が起きたりする。 それらは個別の件に見えても、結局はすべて繋がっている。 同じ曲の一部だからね。 その気になれば、何を見ても聞いても触れても、何かを感じる筈だよ。 シンボル、象徴はキミの行く手にこれでもかというくらい登場する筈なんだ。 それらをどう捉えて解釈し、体験して受け取ってゆくか。 キミらは一人ひとり受け持っているパートが違うんだからね。 ミンナが同じ体験

          白 曰く (3)

          白 曰く (2)

          2007. ただ言えることは、ボクは何も持たないし、 それでいて満ちている状態なんだ。 流動的で漂う数多の振動を選り分けながら、 整然と滞りなく連鎖している。 だけどキミらヒトっていうのは、何か持たないことには満足しない生き物じゃないか。 『持たない』ということは『持っている』の相対的な体験でしかないんだけどね。 『持たないこと』が『劣勢』や『不安』に直結するシステムを作り上げたのは大したものだよ 。 ほかの世界では、持っていても持っていなくても、ただの違いや個性でしかな

          白 曰く (2)