ギャバード女史は米国共和党の星?

ギャバード女史は米国共和党の星?
 “シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」291/通算722 2024(令和6)年5/6/月】5/4の早朝にカミサンは娘2人、孫3人を引き連れて丹沢山系の笹子沢バンガロー1泊2日(神奈川県足柄上郡山北町)に出掛けた。小生はこれ幸いと2Fベランダのスノコ掃除&ペンキ塗りに精を出したが、しゃがみっぱなしが良くなかった! 腰痛が一段と悪化してしまった。パワーのいる営繕作業はもうできないだろうが、「やるべきことはやった、後はチマチマした作業を腰に負担がかからないようにやっていこう」と自戒したが、根がお調子者だからどうなるものやら・・・

「宮崎正弘の国際情勢解題」5/2で、米国に「トゥルシー・ギャバード」という女性政治家がいることを初めて知った。民主党から共和党に鞍替えしたそうで、宮崎先生は「共和党の最有力の副大統領候補はトゥルシー・ギャバートに絞られてきた」と、こう紹介している。
<第一に女性であること。第二に少数民族出身という条件をみたしており、第三に有力視される材料とは彼女が民主党幹部だった「履歴」、第四がイラクで戦った「軍歴」である。彼女は最年少でハワイ選出下院議員、2020年には民主党の大統領候補予備選に出た。またヒラリー・クリントン批判で知られる女傑。されど美人。難点がもしあるとすれば、彼女がヒンズー教徒を信奉するインド系であることだろうか。ギャバードの新著『国を愛するために』が4月30日に発売され、たちまちベストセラーとなった、云々>(以上)

4月30日発売のトゥルシー・ギャバード(Tulsi Gabbard)氏の新著「For Love of Country: Leave the Democrat Party Behind」(国を愛する:なぜ民主党を去る時が来たのか)に合わせて共和党支持のFOX(フォックス)ニュースが同日「私たちは世界で最も偉大な国に住んでおり、より明るい未来とより完全な統合の可能性に満ちている」というタイトルで同書のサワリを紹介している。以下引用。

<無駄にしている時間はありません。私たちは困難な時代に生きているのです。私たちの国は激しく分裂しています。共和国として、連邦としての私たちの国の未来は暗い。ニュース、騒音、狂気、暗闇は、私たちの多くがシャットアウトしたいものです。サーフボードを持って海で漕いだり、山にハイキングに出かけたりして、母なる自然の平和と雄大さに感謝したいときもあります。
しかし、今この瞬間に、砂に頭を突っ込み、狂気が消え去ることを願って目隠しをして人生を歩むには、あまりにも多くのことが危機に瀕しています。私たちの立憲民主主義に対する(否定的な)狂気と脅威は消えることはなく、私たちが立ち上がり、この国を破壊しようとしている人々に、私たちの政府が人民の、人民による、人民のための政府であることを思い出させない限り、ますます増すでしょう。

私が2002年にハワイの民主党に入党したのは、当時(の民主党は)言論の自由を重んじる人民の党であり、多様な意見や見解の共有が奨励される大きなテントにすべての人を歓迎している政党を見たからです。それは、第二次世界大戦中に隣人や友人が日本の(手先とされ)強制収容所に放り込まれ、自由が一瞬にして奪われたことを思い出させた。(民主党は)市民の自由と権利のために戦った政党でした。JFK(ケネディ大統領)とマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師に触発された政党で、私たちアメリカ人が団結したときに何が可能かを示してくれました。(しかし)私が20年以上前に参加した(立派な民主)党は、今は最早ありません。

(今日の民主党は)臆病な覚醒に煽られた戦争屋のエリート陰謀団の完全な支配下にあります。あらゆる問題を人種(問題)化し、「反白人」の人種差別を煽り立て、憲法に謳われている神から与えられた自由を損なうために積極的に活動し、信仰と精神性(を大切にする人々)に敵対している。今の民主党に(私は)もはや留まることはできません。 法を順守するアメリカ人を犠牲にし、警察を悪魔化し、犯罪者を保護し、国境は「安全」だと主張して国境を開放したままにし、政敵を追うために国家安全保障を利用し、そして何よりも、日を追うごとに、私たちを核戦争に近づけている。

私は民主党を離党し、無所属になりました。私たちの国のために、平和のために、自由のために、そして豊かな未来への希望のために、私は皆さんにも同じことを強く求めます。私たちが進むべき道を見据え、暗闇を乗り越え、すべてのアメリカ人の明るい未来に向けてどのように道を切り開くかを考えるとき、アロハの精神は私たちを導く松明として機能します。
アロハとは? 挨拶としてよく使われる言葉「アロハ」に馴染みがあるかもしれませんが、それ以上の意味があります。「アロ」という言葉は「分かち合う」という意味で、「ハ」は私たち一人一人の中にある永遠の生命力を指します。アロハは「私たちは皆、神の子として霊的につながっている」ことを示しています。この真理を知ることは、私たちが互いにどのように関係すべきか示し、そして憲法に謳われている神から与えられた自由を、それを奪おうとする人々から守るためにどのように団結できるかを鼓舞しています。

本書では、私が民主党を離党した理由と、民主党のエリートが私たちの自由と民主主義にもたらす深刻な脅威について詳述していますが、私たちの政治システムや国が直面している課題は、一つの政党に限定されるものではないことを示しています。アメリカ国民の必要に奉仕することよりも、「自分たちの利益」に奉仕することに関心がある両政党の政治家が、わが国を支配している――彼らは戦わずして権力を手放すことはありません。私たちは世界で最も偉大な国に住んでおり、すべてのアメリカ人が自由で平和に、そして繁栄の機会を持って暮らすことができる、より明るい未来、より完璧な連帯を築く可能性に満ちています。言論の自由を祝い、たとえ問題や政策について意見が合わなくても、神の子として、またアメリカ人としてお互いを尊重する未来です。
アメリカは、建国者たちが思い描いた国であり、そのビジョンを実現するために、私たちアメリカ人をつなぐ基本原則を思い出し、結束することを切に願っています。その実現は、私たち全員にかかっています。あなたも(共に)参加しませんか? アローハ!>(以上)

FOXによるとトゥルシー・ギャバード氏は――《2001年の「9.11同時多発テロ」を契機に陸軍州兵に入隊。中東とアフリカに3回派遣されたベテラン(退役軍人)。ギャバードは米国陸軍予備役の中佐、民事担当官としても働いていた。政歴は21歳でハワイ州下院議員。31歳で合衆国議員に当選し、軍事委員会、国土安全保障委員会、外交委員会のメンバーとして8年間務めた。2020年の連邦議会再選への出馬を見送り、民主党の大統領選に出馬。2022年10月11日、ギャバードは民主党を離党すると発表した》

ところで彼女はヒンズー教徒だが、仏教のお釈迦様もヒンズー教徒だったから、日本人同様に平素は穏やかで寛容、されど戦う時には武士道精神で勇猛果敢というタイプかもしれない。米国がトランプ大統領、ギャバード副大統領の共和党政権になれば、露中北や中東などのカルト国家も「米欧日は何をするか分からない・・・」と多少は大人しくなるのではないか。やがて人民が自由民主に覚醒して独裁体制が自壊すればなお良し。甘いか?
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渡部亮次郎 「頂門の一針」ryochan@polka.plala.or.jp
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