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ブラック部活に顧問と生徒


ようやく異常な暑さがすこしやわらぎ
部活動もできるようになってきた
そんな日でも定時退勤のたまちゃんです😄

今回は“ブラック部活“という
“顧問“にも“生徒“にもブラックな部活が問題になっている
というお話。

タイトルにもあるように最近特に耳にする“ブラック部活“。

私の中学生当時は休憩時間でしか水分補給ができず
夏場は練習中にこっそり水道場に行ったりしていました。
(さらに昔だともっときびしかったと思いますが、、、)

教員の働き方改革といっしょによく取り上げられるのが
この“ブラック部活“の話ではないでしょうか?

みなさんはこの“ブラック部活“という言葉を
どのように感じますか?


ブラック部活(顧問編)


現在の私は、家庭の都合もあったことから
校長先生にお願いしてマイナーな文化部の顧問をしています。


大会などもないゆるい(おだやかな?)部活なので
定時までを活動時間として設定し
週3〜4日を2人顧問体制でやっています。

自分は学生の頃から野球一筋だったので
教員になりたての頃は野球部の顧問として
朝練習も放課後練習も土日の練習も
ほぼ休みなしで設定していました。

まわりの先生たちもそれがふつうで
自分の働き方に疑いはもっていませんでした。

しかし、結婚して子育てをするようになって
妻にばかり子育ての負担がいくのはおかしい
と思うようになりました。


そんな想いで働いてきて数年
「部活の地域移行」のニュース記事を見つけました。


この記事を読んで、実際の学校現場を思い返すと
“顧問“にとっての“ブラック部活“と
“生徒“にとっての“ブラック部活“があることを実感します。


“ブラック部活(顧問編“としては
やはり働き方との関係が深いと思います。

授業が終わる16時ごろから18時ごろまで
部活指導として活動場所にいき
その後に授業準備などをおこなう。

よく聞く話ですが、たしかにそのとおりです。

土日も練習試合や大会などが入れば
1日の予定を部活にあてなければいけません。

このようなことは最近のニュースなどで
取り上げられていることが増えたように感じます。


実際の学校現場では、こまかいところから
もっと“ブラック部活(顧問編)“なことがあります。

4月1日の職員会議で
転出入された先生の紹介や学年職員の編成などが発表されます。

その中で部活動顧問の配置も発表されます。

(校長によっては事前に部活顧問の打診がありますが)
職員会議の中で資料に印字された自分の名前を見ると
なんとも断りにくい雰囲気になります。

つまり、3月末までの段階で
「部活顧問はできません」的な意思表示を管理職にしないと
部活顧問は半ば強制的にやってくるということです。

“顧問“として全体に知らされてしまった以上
活動に顔を出さないと、今度は
「何かあったときに顧問の先生の対応がよくなかった」
と言われてしまう可能性があるため
活動中はなるべく様子を見にいく必要が出てきます。


これが“ブラック部活(顧問編)“です。

ブラック部活(生徒編)

“ブラック部活(顧問編)“にたいして
生徒にとってもブラックな部活はあると思います。


会議などがあって部活ができない日が続くと
一部の先生から「学校は勝たせる気ないの!?」
的な発言を耳にすることがあります。

(顧問が活動中にいないと安全上部活ができないため)

また、
「うちの部活の生徒は(顧問の)私の言うことは絶対聞くから」
と言う先生も見かけます。

勝つことで得られる喜びがあることを
否定するつもりはありません。
(私自身も勝ってスポーツの楽しさを知った一人なので)


ですが、部活動は誰のためのものなのでしょうか?
部活動の目的はなんなのでしょうか?

「部活の地域移行」の記事からも
同じことが読み取れました。

多感な中学生の部活が
“ブラック部活(生徒編)“にならないようにしたいです。


今からでもできそうなこと


“ブラック部活“の記事を読んでいたときに
別のニュース記事の話を思い出しました。

教員の働き方改革もあわせて
部活動の“顧問“をどのようにすればいいか。

その一つの試みとして
「退職教員が放課後の部活指導をおこなう」
というものが紹介されていました。

現職の先生からすると
「学校現場を知っている元教員なら連携もとりやすい」
と感じるでしょう。

退職教員としても
「複数顧問のときの対応の仕方などをイメージする」
ことで連携もとりやすくなるでしょう。

現実問題としてどれくらいの退職教員が
部活動指導員として放課後の時間に
学校に来られるかはわかりません。

しかし、考えてみる価値はありそうだなと思いました。

先生にも生徒にもなる
部活動の運営とはどのようなものになっていくのでしょうか?

顧問である前に一人の人間として
部員である前に一人の人間として

答えは出ないながらも
現場の教員が考えていく必要はあるな、と感じました!

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