詩 アップルパイ

冬の晴れた日

すんと透き通った水色の青さ

ひこうき雲が白いラインを横一線に引いてる

雲は殆ど薄く薄く殆ど気にもならない

あなたの微笑みだってわたしは気にもしてない

なんて贅沢なわたし

あるのが当たり前と思ってたら

わたしは思い上がってるよ

そんなことは奇跡的なことなんだ

送られてゆく毎日は奇跡のようだ

いつか

哀しみ色の空を見上げるときが来ても

この日々があれば

強くなれるかもしれない

そんなことを

ぼんやりと考えて

妻の手作りのアップルパイを

頬張って

甘い世界に浸ってるよ

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