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残りの人生を考えてみる

私が開業したのは28歳の頃
その頃は不安でいっぱいだった。

私なんかが開業して暮らしていけるんだろうか。
そんな思いでいっぱいだった。

とても希望に満ち溢れてという状況からは程遠かった。

「収入を安定させる」

その一点で仕事をしていた気がする。


そのうち収入が安定しだした。
その頃から夢が芽生えたような気がする。

「衣食足りて礼節を知る」という言葉があるように、少しくらいは余裕がないと今のことしか考えられない。

人生とはそういうものなのだろう。


その頃描いていた夢は、
歳を取ってこの仕事を引退する頃になったら
医療の行き届かない地方を治療しながら渡り歩くこと。

まずは治療して良くなったことを実感してもらう。

その上で
「こうやって治療したらこんな風に良くなったでしょ。
自分でやるのならこんな風にしておくといいよ。」
という感じでセルフメンテナンスの仕方を教えて回る。

というのを考えていた。


どう考えても採算は合わない。

なので仕事を引退する位の年齢になって、
そこそこ資金がたまっていたらやってみたいと思っていた。
 


今現実に65歳を目の前にして、全然資金はたまっていない。

子供二人を一人前にするというのは
ずいぶんとお金がかかるものだなぁというのを実感する。

まぁ借金していないだけ立派なものだと自分では思っているが。


今は持ち家もあるし夫婦二人だけなので生活費はいくらもかからない。
まぁまぁ満足の人生だった気がする。


残りの人生は好きなスポーツを思う存分やって、
楽しく暮らせば思い残すことはない。


なので少々夢はあきらめかけていた。つい先日まで ・・・

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