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ウルトラマンメビウス-昭和と平成を繋ぐ世界-

2006年4月8日より放送が開始された

『ウルトラマンメビウス』

は、ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品

M78星雲のルーキーウルトラマンであるウルトラマンメビウスが、地球人ヒビノ ミライとして防衛チーム・CREW GUYS(クルー ガイズ)に入隊。地球を狙う怪獣や宇宙人と戦う。

この作品は、昭和の白黒テレビ時代の傑作『ウルトラQ』から、高度経済成長期の円熟で終了(打ち切り説あり)した『ウルトラマン80』までの、M78星雲からやってきた昭和ウルトラマンシリーズと物語が直接的につながっている。
したがって往年の怪獣や歴代の防衛軍チームの歴史、各シリーズのなかで放送されたエピソードが接続する回もあったりと、ファン泣かせ。作品の中盤はヤプール(『ウルトラマンA』に登場した異次元超人)が復活するなど、昭和ウルトラマン世代にはたまらない世界観になっている。また、北斗と南の二人合体で変身した『ウルトラマンA』で、大人の都合上途中退場した南が再登場、北斗との再会する場面も描かれた。また、過去作品の名ゼリフや語句・事件を引用することで旧作との繋がりを明示。全体的にM78系ウルトラマンシリーズの集大成といえる作品だったのです。

しかも役者さんが篠田三郎以外全員登場したのが驚きだ!

物語は『ウルトラマン80』の最終回(第50話)でウルトラマン80が地球を去ってから約25年間、地球に怪獣や宇宙人が一切現れなかった世界を舞台とする。

V6長野やつるの等が出演した平成ウルトラマン三部作は、M78星雲のシリーズじゃないからね。この作品にはサービス出演していません。

歌もわくわくする歌だった。君は覚えているか!

科学特捜隊のことを覚えている君は、ツワモノ。この世界は怪獣がいなくなった設定なので、そういう組織のことも考証されています。
25年前に当時の防衛隊であるUGM(ウルトラマン80)が解散した後、10年かけて各国が協調して設立した新たな対怪獣防衛隊。Guards for UtilitY Situation(あらゆる状況に対応する防衛隊)の頭文字をとり、「ガイズ」と読む。総本部はニューヨーク沖にあり、各国のGUYS支部にはそれぞれ実戦部隊であるCREW GUYS(クルー ガイズ)が配備。この他にも公海の防衛を担当するGUYSオーシャン、大気圏外の宇宙圏を防衛するGUYSスペーシー、南極圏を防衛するGUYSアンタクティカが存在。主人公はCREW GUYS JAPANに所属する設定なのです。

CREW GUYS JAPAN

かつて科学特捜隊隊員だったサコミズ・シンゴは、ビートル号にて冥王星軌道上の哨戒飛行中で、とある体験をする。ゾフィーをはじめとするかつてのウルトラマンが、外宇宙から侵略してくる宇宙人や怪獣を太陽系に突入させないよう隠れた努力をしていたのだ。地球人は自分で出来ることをしなければいけない。これが、GUYS結成のきっかけである。
『ウルトラマン』放送当時の児童誌に、日本支部の一つで「サコミズ班」というものが記載されていたという豆知識がある。サコミズという人物の設定はそれに準じたものでしょう。また、サコミズは宇宙での任務中の亜光速航行により、40年近い地球とのウラシマ効果を経験している。そのため若い外見をしているが、初期の地球防衛組織にいた現GUYSの最高幹部とほぼ同期である。つまり実態は後期高齢者。サコミズを演じたのは、もうこの世にはいない俳優・田中実さんです。

最終回……というか最終三部作。
観た人は号泣必至、ウルトラマンの本当の集大成でした。

50周年に期待をしていましたが、円谷プロはバンダイという企業の商戦に利用されて、ガンダムのように大量生産されてもはや感動もありません。
……残念です。


ヒーローの正体が週刊誌に抜かれるという展開も面白かった。忖度のない週刊誌だ!

再放送して欲しいけど、こちらには色々な忖度がTBSにあると思うので、きっと無理だと思います。

残念です。

最後に。昭和ウルトラマンの歌で、あの頃へ一緒に旅でもしようじゃないか。

どうしてウルトラマンは、こんなにも地球のために戦ってくれるのか。
その答えも出しています。
この作品があれば、そのあとに制作されるウルトラマンは利権の塊みたいで、正直……いらない。
この作品に、40年の物語は包括されているのです。

ウルトラマンメビウス最終章三部作ダイジェスト 
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