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【英文学】ジェインオースティンの名言(2023年12月30日、2024年2月1日、2024年2月4日、追記)(2024年4月15日経歴部分リライト)

こんにちは

本日は英文学の中でも最も有名なジェイン・オースティンの名言を紹介していきたいと思う。

彼女は6つの小説を出版し、さらにイギリスだけでなく沢山の国の人の心をつかんだ天才的作家である。

6つの小説のタイトルは、『ノーザンガー・アベイ』『高慢と偏見』(新潮版では自負と偏見と表記)『マンスフィールドパーク』『エマ』『分別と多感』『説得』である。

それぞれヒロインの性格も違っており、結婚などの様々な葛藤の中彼女たちが成長していく姿を一つの芸術として昇華させた。

もちろん小説も有名だが、それに比例し沢山の名言を残してきた。

そんなオースティンの名言を見ていきたいと思う。

2023年12月30日に新たな本のリンクを追記しました!


オースティンの経歴

ジェイン・オースティンの経歴を見ていきたいと思う。

ハンプシャー州、スティーヴントンに教区司祭の第七子として生まれる。10代の頃からペンを取り、当時の小説を諷刺するパロディー風の習作をノートにしたためていたが、小説家としての日の目を見たのは『分別と多感』を出版した35歳の時である。生涯独身を通したが、彼女自身の恋愛体験(アイルランドの青年と恋に落ちている)とその破局は小説にも反映されている。また、彼女が上流階級の親族から得られた知識は、様々なタイプの女性の精密な描写を可能にした。
オースティンはジェントリ(地主)階級のヒロインの恋愛物語を描いた作家として今日に至っても人気を博している。

石塚久郎ほか著『イギリス文学入門』
2024年4月15日閲覧

幼いころからの読書経験が彼女の文才を育てたということだろう。

もし、自分で小説を書かなかったら、『高慢と偏見』のような現代でも愛される名作は生まれなかっただろう。

名言

このサイトを見て心に残った名言を見ていきたい。

ああ!(自分の)家にいるほど居心地のいいものはない。

ジェイン・オースティン

虚栄心と自尊心(プライド)は別のものだ。
人は誇り高くても虚栄心を持たぬことがある。
自尊心は自分の自分自身に対する意見の・・

ジェイン・オースティン

「わたし、幸福になれるかしら?」
「それは自分できめなければならない」

ジェイン・オースティン

一つ目の名言は、自分の家にいることはこの上ないほど幸せであることである。日々の生活に感謝することがいかに大切かということを教えてくれるだろう。

二つ目の名言は、プライドばかり持っていては良くない。もっと謙虚に素直に生きることが人生をよりよくする近道といえるだろう。

三つ目の名言は、幸福は自分でつかみとらねば、本当の幸福はやってこない。つまり、幸福の待ちぼうけではいけないということである。

ジェイン・オースティンに関する本

ジェインオースティンの小説の読解難易度はかなり難しい。

読み方としては、まず最初に光文社の古典新訳文庫を読めばすぐに取りつきやすいだろう。その次に中公文庫とステップアップしていく方法がおすすめだ。

さらにジェインオースティンに関して知りたいと思う人はこちら。

簡単な英語で彼女の生活や作家に至った背景を知りたい人はこちらから

2024年2月1日追記 高慢と偏見と作風が似ている小説『真知子』野上弥生子著について

以前この本を読んでいたら、『高慢と偏見』と物語が似ている日本の小説は野上弥生子によって書かれた『真知子』であると述べられている。

この本によると、主人公が結婚において苦労する場面が『高慢と偏見』と類似していると述べられている。

また、『真知子』のベースとなった物語は『高慢と偏見』であると述べられている。

高慢と偏見と真知子の登場人物の共通点においてエレノア・J・ホーガンはこう述べている。

『真知子』と『高慢と偏見』
真知子ーエリザベス
河井ーダーシー
関ーウィッカム
山瀬ーコリンズ
辰子ーシャーロット

野上弥生子とジェイン・オースティンとフェミニズム:二人はフェミニストといえるか
2024年2月2日閲覧

このようなことから『真知子』と『高慢と偏見』の登場人物が密接にリンクしているといえるだろう。

2024年2月4日追記

オースティンの経歴を英語で読みたい方はこちら

2024年2月29日追記オースティンに関する絵本

オースティンについてイラスト付きでもっと知りたい方はこちら


それでは

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