管理職へ診断書を提出し、帰宅すると一気に身体が動かなくなった。提出するだけだと分かっていても、やはり気を張っていたのだろう。その日はベッドから1ミリも動けなかった。

翌日から週に一回病院で経過観察、カウンセリングをし、それ以外はひたすら寝続けた。初めのカウンセリングで心理状態を把握するために、絵に対する感想を伝えるテストを行った。色々なものに追いかけられている、目標が高い人など伝えられた。そのなかで、ポテンシャルが高いって言われたことだけははっきり覚えており、客観的にそう言われると凄く嬉しかった。
最低限の家事をし、あとは寝る生活を寮でしていると、会社の上司から電話があり、自殺されても怖いということで、実家への帰省を勧められ、実家にお世話になることとした。

実家での生活も大きく変わることは無かったが、
働いている母親が自分の分の家事をしていることに罪悪感を覚え、何かしようという気持ちが芽生えた。そこからこの期間に何か得ないとと思い、自己啓発本を読み、プログラミングの勉強を始めた(プログラミングは全然続かなかったが💦)。

発症から4ヶ月くらい経つと一番重い症状から明らかに回復したことが分かり、実家近くの病院でも復帰に向けてうごきだすことを許可された。その旨を人事部に伝えると、1度寮に戻って生活して欲しい、と言われ寮に戻り、生活をしていくと再び体調が悪化したのであった。