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人間関係が60%楽になる、リーダーが知って得する2つのこと

人間は感情の生き物です。わたしたちは、何かをするとき、それが嬉しいか、嬉しくないか、瞬間的に心でわかっています。

例えば、「今日はAさんと会う日だ」と思った時、
嬉しいか、嬉しくないか、心でははっきりとわかっています。

しかし、Aさんを嫌いになることで不利益をこうむる場合、
または、嫌いになることに罪悪感を感じてしまう場合、

Aさんと会うことに対して、「嬉しくないなんて思ってはいけない」という心のブレーキがかかります。

この状況になると、自分の感情を素直に認められないため、心がモヤモヤしたり、得体の知れないストレスによって疲弊していきます。

しかし、もし、Aさんに対する苦手意識の原因がわかっていたら、
「Aさんはちょっと苦手なんだよなー、だから今日は気が重いな」
などと、素直に感情を受け入れることができ、

感情に振り回されることなく、心は落ち着いていられます。

特に、ネガティブな感情の場合、「なぜそう感じるのか」を深掘りして、
自分を理解しておくと、

得体の知れないに心が揺さぶられなくなるので、人間関係が楽になっていきます。

そこで今回は、ネガティブに感じる理由について、2つのことをお話ししてみたいと思います。


過去の体験がトラウマになっている

過去の経験から、ネガティブな気持ちになりやすい場合があります。

例えば、母親の不機嫌さに振り回されて育った場合、
いつ不機嫌になるかわからない相手にビクビクしながら生きていたので、気分が不安定なひとが苦手になりやすくなります。

もし、Aさんが、気分が不安定で不機嫌にることがある人なら、
「Aさんに会ったら、ビクビクしながら過ごすのではないか」と、無意識のうちに感じて、会うことに対して気が重くなります。

このことを、はっきり自覚していれば、
「私は不機嫌な人は苦手だから、Aさんに会うのはあまり嬉しくないんだよな」
と思うことができ、モヤモヤした感情に振り回されることはなくなります。

感情の原因を理解できているので、Aさんに会うことを喜べない自分に対しての罪悪感はなく、気が重くなる気持ちをちゃんと受容することができます。


嫌いな人は「似てる人」

誰かのことを嫌いだなと思った場合も、なぜ嫌いなのかの理由がわかると、
「嫌いになってはいけない」という心のブレーキをかける必要がなくなり、感情にふまわされなくなります。

人を嫌いになる理由は、大きく分けて2つあります。
「自分に似てる人」か、「自分と正反対の人」です。

「自分に似てる人」は、
自分の嫌いな部分、特に自分が認めたくないか、意識していない部分が、自分に似ていいます。

似ている人は、その自分の嫌なところを、何度でも見せつけてきます。
というか、こっちが勝手に嫌なところに目がいってしまうのですよね。(これを「投影」といいます)

例えば、「自分はなんでもやることが遅い」と思っていて、その部分が嫌だなと思っている場合、
やることが遅い人のことを見るとイライラしたり腹が立ったりします。

しかしこれも、あらかじめ自分のことがわかって
「やることが遅いところが似てて嫌なんだー」と、気づくことができると、
スーッと気持ちが落ち着きます。


嫌いな人は「正反対の人」

「自分と正反対の人」の場合、
自分と相反する価値観や行動を排除して生きていると、
排除していることを見せてくる人を、嫌ってしまいがちです。

例えば、仕事一辺倒で野心的な場合、ワークライフバランスを重視して、仕事以外の生活を大切にしている人に対して、反感を持ってしまいがちです。

この場合も、
「仕事を一番に考えすぎているのかもしれない、だから生活大事にしてる人に反感持つんだな」
と考えられると、これまたスーッと落ち着いてきます。

人に対してネガティブな気持ちを持った時は、なぜそう思うのか考えてみることは、よりよい人間関係を保つために、とても大切なことなのですよね。


まとめ;

自分の感情がどこからきたものかを理解しておくと、自分の感情を素直に受け入れやすくなり、心が楽になります。

「嫌いになってはいけない」と心にブレーキをかける必要もありませんし、
「感情を感じてはいけない」と無理やり心にフタをする必要もありません。

自分の感情を理解して、より調和のとれた人間関係を築き、感情に振り回されることなく穏やかな心を保ちたいですね。


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