自信のない4つ下の大学生とデートした感想
1年前以上前に、慶応SFCの学生の男の子とアプリで知り合った。
恋愛関係とかカタカナのお友達の関係になる訳でもなく、2か月に1回くらいご飯と軽いお酒を楽しむ関係だった。
喋る内容は彼が就活生だったっていうのもあって、21卒の私の昔話になりつつある就活話と、将来ジョブズだかザッカーバーグだかみたいになりたいけど大手企業に就職したいという矛盾しかないSFCの夢物語な就活話。
彼の話は「地に足のついていない」の最上級な話で、シラフで聞くにはキツかったけど、アルコールが入ってる分にはおもろかった。
私のマーチという(高学歴の一部のアホに馬鹿にされる)学歴の割に大手から内定を貰った話は、彼にとっては魅力的だったらしい。
大体彼から誘われてごはんに行って、終電前には帰るみたいなそんな感じの1年ちょいだった。
でも今月に入って飲み屋を回った結果、うっかりそんなことになってしまった。
3軒目での記憶は10分くらいしか残ってないけど、シャワーを浴びた辺りからはちゃんと記憶がある。
一番質が悪い記憶の戻り方。いっそ全てなくなってよ。それはそれで怖いからやっぱ記憶あった方が良いけど。
カタカナのお友達ルートになって損するのって、ほぼ100で女だっていうのは20代前半で痛いほど分かってた。
だから腕枕をしたがるSFCの腕を解いて「付き合うか二度と会わないか、どっちか今選んで」と伝えると、「会えなくなるのはもう嫌だ」と。
私から「じゃあデートしよう」と言って、10日後くらいにすごく無難に数時間デートした。
でも次の予定どころか、関係性を確立するような雰囲気もゼロだったので、帰りがけの改札の前で「あなたはどうしたいの?」と聞いた。
すると「(私)さんはそんな簡単に付き合うの?そんな感情的に付き合ったらすぐ別れない?更に好きになってから付き合いたいし、これからも会いたい」っていうSFC。
「恋愛感情から感情を抜いたら何が残るんだ?」
それで頭がいっぱいになってしまって、やっぱこいつとは無理だと悟った。
その後友達とビール飲む約束があったので、「もう良いや、じゃあね」と言ってその場を離れた。
数時間後にワインに手を出した頃に「これからも会いたい」とかラインがきたけど、断っておしまい。
ここからが本題なんだけど、SFCの学生を通して恋愛経験がない頃の自信のない私を見たような気がする。
イニシエーションな恋愛の、あの感情に飲み込まれる感じって怖かったな。
知らない感情、麻薬とか薬物とかそっち系ぽい物質ドバドバ出てるあの感じ。
高校~大学1年くらいまで恋にのめりこんでる友達のことを見て、馬鹿だなと思いつつ、こうなるかもと怯えてた自分を見た。
きっと彼はまだ物質ドバドバな経験をしてないんだと思う。たしか半年続いた彼女いないって言ってたし。
いつだか周りの大学の友達が感情的な恋愛をしてるみたいな話を少し見下した感じで話してた。
あとSFCは確信を持った状態で付き合いたかったみたいだけど、確信のある恋愛なんて楽しいか?
どうなるか分からないから楽しいのに。
というか付き合ったところで不安は尽きないから、始まる時点での確信なんて何の意味も持たなくない?
結局すべて自信と経験のなさなんだろうな。
色々お勉強になりました。
とりあえずこれからの人生、ジョブズになりたいって言ってインドに行こうとする人には気を付けよう。
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