【ADHD発覚後】視覚過敏対策にカラーレンズが有効だと気付いた話
昔から肩凝りする人間だった。
多分小学生の頃からだと思う。
中学受験のためにサピックスという詰め込み塾に入れられた頃からだ。
教育ママだった母は、小学生の私の肩をよくマッサージしてくれたし、地元の優秀な中学に入った後もそれは続いた。
「勉強頑張ってるものね」という労りだったのだろうか。
高校に入ってからは、てもみんとかのマッサージに月1は行くようになった。
最終的に自費で接骨院に行きながら大学受験を乗り越えた。
最近は国家資格の勉強をする予備校生なので、益々肩凝りが悪化してる。
最近はお気に入りの整体を見つけて、月2で通っててだいぶマシになってるけど、それでも1週間くらい経つと首と肩甲骨に激痛が走ってヘッドスパとかに行くこともある。出費が痛い。
昔からどこの整体やマッサージに行っても肩に力が入りすぎなことが原因だって言われる。
万年文化部で筋肉がないからかなと思い、週3くらいで筋トレして体に力が入る癖は多少マシにはなったものの、やはり未だに酷かった。
だけど最近少しマシになった。
それは感覚過敏(視覚過敏)に気づいてカラーレンズをするようになったからだ。
感覚過敏に気づいたきっかけ
以前記事にも書いたけど、ADHDだって診断を受けた。
今まで微塵にも自分がそうだと思っていなかったので、とりあえず知識を蓄えることが必要だと思って、ADHDについて本を読んだりYoutubeを見たり医者のブログを読んだり、とにかく調べまくった。
そうしたら、幾つもの媒体に
「ADHDとASDは基本重なっていて、単体で存在するのは珍しい」
みたいなことが書いてあった。
そしてASDの症状に感覚過敏ってあるのに引っかかった。
私はASDだって診断はされていない。
それに父がASDで、母も私もそのせいでカサンドラ症候群で正直長年苦しめられてきたので、自分にASDの要素があるとは認めたくなかった。
でも冷静に考えると、聴覚過敏っぽいところは昔から自覚していた。
高校生の時にBOSEの有線のノイズキャンセリングのイヤホンを買ったら、電車に乗るのとか国道沿いを通るのがこんなに楽なのか!と感動して泣いたし。
今も調子悪い日はAirpods proのノイキャンをオンにして生きてるし。
ディズニーのパレードとかうるさいから小さい頃から大嫌いだったし。
映画館も音でかいからノイキャンのイヤホンつけて観たことあるし。
(まだまだ挙げられるけど、だるいからもうやめる)
そこでYoutubeで「感覚過敏」と検索してみたら、この川崎フロンターレの動画が出てきた。
…え、待って、みんなこんなものじゃないの?!
私感覚過敏なんじゃん!まじか!え!
私はこの動画の子供みたいに発作を起こしたりはしなかったけど、学生時代は6割くらいこんな感じだった。
周りのヒソヒソ声と先生の声が同じボリュームに聞こえるのは日常茶飯事だ。今もそう。
これに関しては自覚してたから、中学から「耳が悪い」設定にしてた。
実際はむしろ耳が良いと思ってたけど、誰も聞こえない小さな音とか聞こえるけど、なんなら絶対音感あるんだけど、実際本当に聞き取れないからそういうことにしてた。
だから休み時間の教室って声が同時に10個くらいあるから結構地獄だったけど、みんな我慢してるんだもんな…って思って生きてきた。
でも全ての音が同じボリュームに聞こえるのが聴覚過敏なのか!知らんかった!
あと学生時代は、窓際の席だと眩しくてチカチカが止まらなくてコンディションが悪かった。
なのに中学も高校も定期テストは毎回窓際指定だったから結構しんどかった。
それに体育の時間も眩しくて嫌いだったからサボってたら留年しかけた。
高校時代じゃないけどバイトで日向に1時間立ってたら、秋なのに目眩がして2時間動けなくなった。
これは視覚過敏なのか!
ということで、感覚過敏だって認めざるを得なかった。
でも体調に左右されやすくて、調子良い日なら大丈夫。昔も今も。
だからパニック障害だった大学4年〜社会人1年目は、体調が悪すぎて本当に地獄だった。
都会の電車って、感覚過敏にとっては本当に最悪。
中学の不登校だった頃も調子悪い中、私立中学だったので満員電車に乗らなきゃだったので地獄だった。
メンタルが弱ってたからだなってずっと思ってたけど、今思うと発達障害の特性だったんだろうな。
頑張ってたじゃん私、今までお疲れ!
対処法
ということで音に関しては、敏感だなとは思って今までも対処していたけど、視覚情報に関しても敏感だとは思ってなかった。
でもストラテラを服用するようになってから、視覚情報が襲ってこなくなって確実に楽になってるし、視覚過敏もあるのかもと思い始めた。
そうしたら気がついたんだけど、
私、白色苦手だ。
アンミカが「白って200色あるねん」って言ってたけど、本当に一言で白って言っても色々ある。
私は藁半紙みたいな白は疲れづらい。
黄色っぽい白も大丈夫だから、ロルバーンのノートの色も大丈夫。
(ロルバーンは白じゃなくて普通に黄色かもだけど)
でも寒色強めの白はダメだ。
コピー用紙とか教科書とかの白。
あと真夏の晴れた日の眩しいのはもちろん苦手だけど、曇りの日も同じくらい辛い。
これも白が強いからだろう。
ここで最初の話に戻るんだけど、私の肩凝りは肩に力が入ることが原因らしい。
そこで肩に力が入ってるのは、眼精疲労が原因で、その眼精疲労は白が苦手な視覚過敏が原因なんじゃないかって仮説を立てた。
ということでゾフで度入りのカラーレンズの眼鏡を作ってみた。
パルマっていう緑色のレンズで、可視光線通過率は69%。
フレームだけで5000円くらいだった。
サングラスほど暗くなくて、かけててもそこまで色は変わらない。
アイメイクしてるってギリわかるレベル。
でもかけると白の眩しさが和らぐ。
これをして勉強するようになったら、明らかに眼精疲労と肩凝りが和らいだ。
びっくりした。こんなに簡単に治るとは。
眼科医に勧められて度が弱いメガネを作った時も全然改善しなかったのに。
最近は春になって日差しが強くなってきたので、勉強の時だけじゃなくて外出する時もかけるようにしたら、疲れづらくなった。
フェミニンな服が好きなので、服装とカラーレンズは正直合ってないような気がするけど、健康の方が大事だからしょうがない!
ストラテラを服用して1ヶ月経ったのも含めて、人生生きやすくなってきてる。
発達障害である以上、適応するためには健常な人以上に工夫が必要なんだろうな。
嘆き続けても何も変わらないので、これからも自分なりのライフハックを見つけていこうと思う。
大器晩成であることを祈って、今日も生きていきます。
(脳内BGM:Creepy Nuts「のびしろ」)
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