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2023/12/08の日経を読んで

米ネットフリックスが日本漫画の実写化に踏み出した。ONE PIECEに続き、年内に幽遊白書を世界で配信する。ハリウッドでの日本漫画の実写作品は評価が低く、鬼門だが、進化した視覚効果を生かし、日本の作者らと世界観を再現する。動画配信は競争が激しく、国境を越えた制作体制で、独自作品への投資を増やす。記事を要約すると共に所感を述べたい。

VFXの技術は需要が高い
  • ビジュアル・エフェクト(VFX)と呼ぶ視覚効果がリアルな実写を生み出す。

  • VFXの進化のきっかけは新型コロナである。撮影スタジオが閉鎖され、リモート制作を余儀なくされた。

  • ネットフリックスで日本のコンテンツ部門を率いる坂本和隆氏は「VFXの進化で、不可能だった漫画の表現が再現できる。日本のIP(知的財産)には大きなチャンスだ」と強調する。

  • アニメの実写版は、ファンから原作と異なる世界観やシーンに批判が集まったり、映画の興行収入が低迷したりしてきた。

  • この鬼門を越えたのが、ネットフリックスが8月に配信したドラマ「ワンピース」である。

  • ルフィのゴムのように伸びる身体や派手な対決シーンをVFXで再現。米メディアによると、1話の制作費は1800万ドル規模(約26億円)と巨額で、公開直後の人気が同社史上最多の84カ国で首位になり、定説を覆した。

  • キャラクターの行動原理への理解にこだわった。作者の尾田栄一郎氏が世界観の総指揮をとり、日米合作で、制作期間は通常の2~3倍かけている。

  • ネットフリックスは約2億5千万人の会員を抱えるが、北米は頭打ち傾向でアジア投資を増やす。

  • 漫画の実写化の成否は日本のIP展開の試金石にもなる。

ドラゴンボール、北斗の拳、魔女の宅急便、、実写化した映画で大ヒットした、面白い!と思えたのは20世紀少年くらいしか記憶にない。
私はNetflixを契約しており、ワンピース実写版には半信半疑であった。いくら、ハリウッドが本気になったとしても、あのワンピの世界観を作り出せるわけが無いと。しかし、これが本当に面白い!!実写版やったら、こういう感じなのかという、世界に本当に引き込まれる。
気が付いたら、一気見していた始末である。
さすがハリウッド、さすがVFXである。皮肉にも新型コロナ禍という環境がVFXを進化させた。VFXの技術者はこれから、というか今も仕事のオファーが殺到しているに違いない。日本にはアニメという武器がある。まだまだ知的財産権は弱い。がっしりと法整備を固めて、世界に展開していく必要があるだろう。とにもかくにも日本人として、Netflixのワンピを観ないのは勿体無い。

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