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2024年4月26日の日経新聞を読んで

消費者事故調が消費者庁の事故情報データバンクで調べたところ、18~23年にパーソナルトレーニングで起きた事故は209件あった。29%が治療に1カ月以上を要する「重傷」だった。背骨骨折など消費者安全法の重大事故と認められるものも9件あった。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 国民生活センターが22年に実施した消費者アンケートで、利用経験がある約1000人にパーソナル形式を選んだ理由を複数回答で尋ねたところ「1対1の方が成果が出やすい」「自分に合ったトレーニング方法を指南してほしかった」がいずれも半数を超えた。

  • 調査では回答の2割がケガや体調不良を経験していた。「栄養管理のアドバイスを受けて完全な糖質カットの食事を続けたら上半身に湿疹が出た」など、行き過ぎた食事制限による被害の相談もみられた。

  • 事故多発の背景にあるとみられるのが、トレーナーの技量やノウハウの差である。

  • 消費者事故調によると、パーソナルトレーニングのサービス提供者は多岐にわたり、業界団体に所属していない事業者や個人事業主も少なくなかった。

  • 消費者事故調は今後、事業者やトレーナーへのアンケート調査やヒアリングを実施するほか、国内外の法令や資格制度についても確認し、事故防止に向けてどんな対策を示せるのかを検討する。

コロナ禍を契機に近年はジム、筋トレブームである。しかし、間違ったトレーニング方法や過度な追い込みはケガに繋がりやすいことは言うまでもない。パーソナルのジムで、トレーナーがついていたとしてもこのように事故が209件も起きているのは遺憾である。
近年は自称パーソナルトレーナーが増えたような気がする。業界団体に所属していない事業者や個人事業主も少なくなかったというのが実態である。やはりパーソナルをつけるならば、信頼できるトレーナーについてもらうのがベストだろう。資格の有無や実績の有無も注目したいところ。私は完全にYouTubeだけでなく、社内ジムでのトレーナー資格を持つ会社の先輩から教えてもらっている。怪我はつきものだが、事前に防げる怪我はやはり防ぎたい。

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