煩悩→諦め→成仏。


煩悩を断ち、無上の悟りを開くこと。

死んで、この世に未練を残さず仏となること。また、死ぬこと。「安らかに成仏する」

コトバンクより

達人の文章を見ていると、
「成仏」というコトバの巧い使い方を目にする。

おもに社会的欲求(承認欲求)が満たされないことで、どうしても諦めのつかないひと向けに使われる場合がある。

「役職定年」、「昇給停止」、「昇格なし」などの仕打ちを受けた人向けに。

馘首や減俸じゃないのだから。
承認や栄達を諦めるよう、「成仏しなよ」との助言。

「仕方ないよね」ときっぱり諦めてまた歩みを進める人の境地を、「成仏」と表現しているわけだ。

ところが、現実はどうだ。

自分でもわかってるよ。
できることなら成仏してしまいたい。
煩悩、苦悩、恥辱、屈辱。

でもね、
言うのは簡単だけど、承認欲求を絶つのは至難の技だよ。

そう簡単に悟れやしないことだけは確か。

煩悩まみれのオヤジ独り、苦悩にのたうつ地獄絵図。
組織への片思い、みっともないぜ。

或るオヤジの咆哮

リセットできなければ、
働くほかはない。
霞を食っては生きられない。
稼ぐしか道はない。
働くことが修行……諦めよ。

○6月の賞与と減税を独占
○休みを一月連続で取る
○テントでお遍路

できることから始めてみる。長い休みを本当はとってみたいのだが………。
成仏は無理でも、憑き物と化した30年分の垢がポロリと、落ちて身軽になり、違う道に進んでいけるかもしれない………。

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