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90歳の父が好むうちのお雑煮

90才の父は、昔ながらのお正月をやらないと気が済まない。
“門松” を飾り、
“玉飾り” を飾り、
“鏡餅” はお米屋さんに注文。

一緒に極上 “のし餅”   も注文する。
喉につかえそうなほど良く伸びる超美味しいお餅。
本当は高齢者には食べさせたくないが、そんな事を言ったら、
「バカにするな!」と怒られるので、
詰まった時の緊急処置を先手で学んでおいた(汗)

お節も “豆に暮らすための黒豆” だの “未来を見通せる蓮根” だの、
意味があるんだと言いちゃんと食べる。

お雑煮は昆布と鰹節で一番だしをとり、
里芋、人参、大根、しいたけ、三つ葉、なると、ゆず、海苔、のし餅
の入った醤油で味を調えるお雑煮。

母が認知症になってからも、
父としては今まで通りの上記のお正月を望んでいる空気を読んでしまい、
自分を犠牲にして毎年正月準備に励んでいる。


でも流石に介護のウエイトが増してきてお望み通りは無理になってきたので
毎年一つづつ手を抜いている。

最初は里芋。 「皮を剥いて茹でこぼす」工程が本当に嫌いな作業なので、
冷凍を買ってきて少し下味を付けてからお雑煮に入れてみたらNO文句でセーフ♪
翌年は、出汁♪ 前日から昆布を水に浸して、当日大量のカツオ節で取る一番だしを
こっそり茅乃舎さんに変えてみたらセーフ♪ 美味しい美味しいと大絶賛♪

一人でやるには限界がある。
だからお雑煮も母から習った丁寧なレシピから少しづつ手抜きアレンジをしている。

でも、無理だからとやめてしまうよりは親が安心して新年を迎えられるなら、
手抜きレシピに変えても継続して行く方を私は選択した。


アッ。今年はイブに骨折した足で正月準備に励むのか。。。( ;∀;)
きついなぁ頑張ろう!


#うちのお雑煮


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