この素晴らしき休日の朝よ
僕は平日の朝が嫌いではない。
仕事で嫌なことがあって、という日も、朝は平等にやってくる。
朝にすることはほとんど決まっていて、それを繰り返しているだけだから、とても楽なのだ。
なんて、がんじがらめな、というなかれ。
その制約の多さがストレスから解放してくれるのだ。
ストレスを感じない、ではない。
解放してくれる。
そう断言する理由は、禅にある。
頭で考えずに動く、家事を研ぎ澄ませていく。
これは紛れもなく禅である。
禅を経験したいと有名な寺に行く人もいる。
そんなことしなくとも、禅はその辺に転がっている。
それに気づいたらもう、人生の勝利みたいなものだ。
さて、休日の朝、なんやかんや言いつつ、もちろん僕も好きだ。
いや、好きに決まっているじゃないか。
休日の朝になにをするか。
ピーナッツバターとバナナのホットサンドを作ろう。
コーヒーを豆から淹れよう。
小さな映画を観よう。
土の上を歩こう。
雨の音に耳を澄ませよう。
悲しい小説を読もう。
57577の言葉をつむごう。
平日にできないことを、休日の朝にする。
この世は幸せであふれている。
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