「未来の鍵を握るレイディオ、SCHOOL OF LOCK!と申します」な話
僕は中学生の頃から結構ラジオを聴いてきた方だと思う。
高校の頃は、『オードリーのオールナイトニッポン』にハマり、
浪人時代と大学時代は、『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』、
社会人になってから『伊集院光深夜の馬鹿力』と『爆笑問題カーボーイ』。
最近はPodcastの『有田脳』にハマっている。
こんなラジオ遍歴をたどってきた僕が最初に聴いたラジオは、意外にもお笑い芸人のラジオではない。
部活、恋愛、進路、友人・親子関係、音楽に、これでもかと真正面から体当たりをしていた『SCHOOL OF LOCK!』だった。
お笑いの好きの人とラジオの話題になった時、1番最初にガッツリ聴いたラジオの話になり、この番組名を言ったら、「だっさ!!」と言われたことがある。
それが原因で、オードリーでラジオ童貞喪失したみたいな嘘をついたこともあった。
お笑い好きの僕にとって、この番組を聴いていたという過去は、ある種恥部を曝け出すより恥ずかしいことだった。
ただ、今の僕にとっては、このラジオのリスナー(たしか、番組上では生徒っていうんじゃなかったかな)であったことは、一つのいい思い出になっている。
甘酸っぱくて、思い出すと背筋がムズムズとする10代特有のあの感覚。
しかし、中学生の僕にとっては紛れもなく世界の全てで、カッコいいを具現化したものであった。
あの時代でも、ガラケーでメールはできたし、mixi的なSNSの元祖みたいなものもあった。
テレビもまだまだ若者への影響力を持っていた時代。
それでもアナログなラジオに耳を傾けて「10代」をすることができたのは、『スタンドバイミー』の死体探しの旅くらい、良い経験になっている。
懐かしいでは片付けられないあの番組を久しぶりにradikoで聴いてみた。
アラサーの僕にはむず痒い内容で10分と聞けなかったが、それでいいと思った。
今の10代が「10代」できる場が今なおあり続けていることに、父性みたいなものが芽生えた。
そういえば、僕が聴いていた頃のSCHOOL OF LOCK!では、毎年9月3日にRADWIMPSの『セプテンバーさん』を流していた。
この記事も一昨日更新すればよかったと思った。
マジで、そういうとこだぞ、僕。
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