村上春樹が大好き。
きっかけは、専門学生時代にナンパした台湾人の大学生さんが「風の歌を聴け」と「アフターダーク」を貸してくれたから。でもその時はホーンと読み切っておしまいだった。働いてから借りパクした「アフターダーク」を読んだらすんごく文章が好きと気付いた。「風の歌を聴け」も買って読み直した。私が春樹だったらベッドで転げ回るんじゃないかなと思ったけど、癖強めで耽美でビールが美味しそうでセックス最高だよな！と頷きながら読み終わった。短編集は全部買って読み読み読み直した。長編はまだ途中。翻訳もエッセイもまだたくさんあるから嬉しい。
好きな理由は①必要最低限な情景模写と形容詞、②言葉にできないことを「わかる！！」と伝わる言葉にしてくれている、③衣食住の同列にセックスがある、④人間関係のドロドロが一切ない。①は論文作成の時に特に痛感して、普段感じていることを文章にする難しさを学んでなお村上春樹を好きになった。③は世間で言う「村上春樹ってエッチなことしか書いてないよね笑」なんだけども、彼の世界はセックスを特別なこととしてなくて生活の延長上orコミュニケーションの一環として扱ってるのがぐう分かる。セックス後なら男女の友情は成立する。でも中年層との交流()はさすが先輩って感じはする。あと耳と陰毛の良さはまだ分からないです先輩。④は世間の小説に出てくる感情優先の浮気や不倫、ギスギスした友人関係、生々しい悪意がダメで小説から遠ざかっていた私に衝撃だった。こんな綺麗で倫理観が損なわれてない世界を描く人間がいたんだと合唱したくなった。

セックスが大好き。
男女になる前のお手合わせ友人風会話も好き。男女になる前の落ち着いた築地市場みたいな雰囲気も好き。ホテル行く前のドキドキ感も好き。ベッドに上がる前にシャワーと丹念な口腔洗浄も好き。ベッドで抱き合ってキスするのも好きだし、互いに弄り合ってはじまるのも好き。でも多分私はセックス前後の会話が好きな気がする。セックスした後の会話ってなんであんなに楽しいんだろうね。のびのびと自由に表現できるし、緊張もないから口からそのまま思いの丈を喋られる。その後も連絡あればなお嬉しい。趣味も合えばなおなお嬉しい。セックス抜きでご飯や映画、飲みに行ってご褒美にセックスあればなおなおなお嬉しい。

映画も好き。
きっかけは元彼氏さんが大の映画好きだったから。そこからオシャレな映画やマイナーな映画を教えてもらった。へそ曲がりだから説教臭い映画や日曜ロードショーでやるドンドンバンバンキラキラチュッチュが嫌いだった。正直人に勧められた映画はあんまり見ないけど、頑張って見ていきたい。ネオンデーモンは好き。ザ・セルは苦手。ハリーポッターは好き。ファンタスティックビーストは苦手。

あとなんだろうな、太くてまっすぐな血管に点滴刺すのも気持ちよくて好きだし、見えない正中に採血取れた時も気持ちいい。ビールは350ミリ2缶で冷汗嘔気出るけど好き。冬はずっとりんごや箱みかんを食べるのが好きだし、頑張って1キロ泳ぐ自分も好き。かっこつけて吸うタバコも好き。喫茶店でコーヒー飲みながら本読むのも好き。男の人と話すのも好き。自炊で色合い洒落てたらインスタにあげるのも好き。掃除も好き、掃除は好きっていうかしないと気持ち悪くてダメなんだな。椎名林檎爆音で車で流して歌うのも好き。1メートルの勢いでアイライン描くのも好き。

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