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なぜプロジェクトマネジメントが難しいのか

建設業界にて、全国一斉施工のプロジェクトマネジメントを行っている小池です。今回は、なぜプロジェクトマネジメントが難しいのかについて、少し深掘りしていきたいと思います。

プロジェクトの成功率について

ある調査では、下記の結果がでています。

「CHAOS 2020」(Standish Group, 2020)という国際的な調査では、ITプロジェクトの成功率は31%とされています。さらに「失敗プロジェクト徹底調査」(日経SYSTEMS, 2011)という調査では、なんと94.5%のプロジェクトが深刻な失敗を経験したと回答されており、さらにそのうちの9割が同じ失敗を繰り返しているとされています。

上記の結果を見るに、そもそもプロジェクトが成功するよりも失敗が多いことがわかります。

失敗要因として考えられること

①:現場で使える知識が体系的になっていないこと
世界共通として体系化されているPMBOKがありますが、全体像についてはわかるものの、実業務になった場合には少し抽象的なところがあり、行動に落とし込めていないということがあります。

②:スキルが属人化していくこと
ある程度プロジェクトの経験を積み重ねることで、スキルが積み上がっていく職種であるという側面があります。また、コミュニケーションをどのように設計して行っていくかが肝になることもあり、このスキルを仕組みとして伸ばすことが難しいという問題があげられます。

今後の時代を踏まえ、直近考えるべき事項、課題

また時代を考えると、プロジェクトベースの働き方が増えるのにも関わらず、プロジェクトマネジメントのスキルを会社として伸ばしていくことが難しいことがわかります。

【社会】VUCA、不確実性が高い/パーパス、共感
【企業】人材不足、採用困難
【個人】働き方の多様化/ジョブ型

ではどのようにすればよいか

今後、noteにてどのようにプロジェクトマネジメントを実践編として行っていくべきか、綴っていこうと思います。


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