そういえば途中で読むことをあきらめたなぁ
あの時はまだまだ未熟やったわ…

　夏目漱石　　　吾輩は猫である

書く習慣1ヶ月チャレンジを始めて
note広場に訪れている作品たちを見て
あの人を思い出していた

大の大人が漫画なんか読んで…
愛妻の何気ない言葉

漫画なんかと言われるが
子供の頃から漫画が大好きで
なけなしのお小遣いを貯めては
週刊少年誌が発売される日を
待ち望んでいた
三度のお菓子より漫画が大好きな少年
正義感や道徳観や人生の大事なことは
学校の先生や教科書よりも
漫画の主人公から教わってきた
彼らは
私の心のスーパーヒーローである

愛妻の言葉で
早速家の近くの図書館に行き
始めて借りた本は
漫画日本の歴史だった

まぁ最初はこんなもんかな
笑っている私の小さな最初の一歩である
そして歴史小説　推理小説　著名な作家
絵から文字の世界へ引き込まれていった

そして私の本棚には
夏目漱石さんが頬杖をついて待っていた

始めこそ独特な言い回しや
言葉の巧みさに魅了されて
引き込まれていったのだが…
いつしか夏目漱石さんは本棚の奥に去っていった

今はどうだろうか…
年齢を重ねて気づくこと
学び直して気づくこと
noteを始めて気づいたこと

あれから少しは成長できたのだろうか…
機は熟したのだろうか…

そして今再び
私の本棚に夏目漱石さんが頬杖をついて待っている

彼は私の心のスーパーヒーローである