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CHEF-1グランプリ2022 #3 まとめ

大会まとめ


まず今回なぜ出場したのかと言うと、
昨年のドラゴンシェフをたまたま家で見ていたことがきっかけで、
こんな料理の番組あったんだ。来年もあるなら絶対に出たい!と思い今回応募しました。

結論から言うと、参加できてよかったです。
CHEF-1グランプリ2022に参加し思ったこと、これからの料理人生、今後のプランなどについて紐解いていきたいと思います。

○参加して感じたこと

参加して感じたこと山ほどあるのですが。。

▫︎たくさんの素晴らしい料理人に出会えたこと

自分はフリーランスとして常に一人で仕事をしています。
なぜ一人でやっているのかは話すと長いので割愛させていただきますが、
今振り返ると一人で仕事をしているから当然なのですが刺激を受ける場がとても少ないように思いました。

CHEF-1は若手の料理人の大会。素晴らしい料理人の方々と話をして、料理を見て、人生観を語ることで、とても刺激をもらいました。
日本を代表する料理人であり今回の審査員の方々。
また番組の制作に関わるフードコーディネーターの方々など料理に関わるたくさんの方に出会えたことはとても嬉しいことでした。

この素晴らしい繋がりがただの繋がりにならないように。
もっともっとたくさんの人に出会えるように。
自分の輪を何倍にも大きな輪にするためにこの出会いを大切にしようと思います。

▫︎自分の料理について

自分の料理について細かく分析したことがなかったのですが、
今回大会に出たことで褒められた部分、足りない部分を聞くことができました。

まず褒められたところで言うと、料理の中の「バランス」です。
自分が料理を構成するにあたり、一番重要視しているポイントなのですが、それを褒められたのはシンプルに嬉しかったです。
「バランス」と言っても味のバランス、食感のバランス、香りなど種類もたくさん。
特に食感のバランスはかなり大事にしています。味より先にくる食感。
パリパリ、サクサク、さらさら、とろとろ、しっとりなどたくさんありますが、わかりやすく対照的な食感を組み合わせることが多いです。
自分自身が食べても楽しくなるようなものであって欲しいから食感を大事にしているのかもしれません。

実際にサバイバルラウンドの焼売なんかも食感を大事にした料理でした。
別にあれは蒸した焼売でも良かったはず。ですがスープになると対照的な食感がなくなるため、あえて揚げたのです。

またこの焼売の時に審査員の神田さんから味のバランスについても褒められました。
この「味のバランス」については成長したポイントでした。
出張料理やイベントでコース料理を作ることが増えたこともあってか、
味わいの順番について考えるようになりました。
いかに自然な流れを作れるか。

これを考え続けた結果、一皿に対しての味のテーマをつけるようになり、
最初の一口だから優しい味なのか、暑い日だから、寒い日だから、食べる人の年齢など味付けのバランスについて考えられることになったことが、
今回の大会に出て自分の成長に気づけたポイントです。

これは多分ですが、毎月のペアリングイベントを一緒にやってる中村さんのおかげな気がします。
今年2月から始めたAltのイベントは毎月毎月テーマを変えてやり続けています。
4月のイースターの時期に「再生」、6月の梅雨に「梅雨に唄えば」、8月の猛暑の時期に「灼熱」など言葉を料理で表現しようと努力した結果だったのではないかと。

▫︎食材について

よく日本は食材の宝庫だとか言われますが、本当にそうだと思いました。
今回の大会は地元の食材についてこだわっていました。
全国の素晴らしい食材が集まり作られる料理たちは本当に素晴らしいと思いますし、料理人ならではの考え方で、その食材を使ってみたいという思いに変わってきます。

余談ですが先日韓国にいきました。
韓国のいろんな都市を周り食材を見に行ったのですが、残念なことに正直どこも似たような食材でした。

自分の知らない食材に触れられる機会を増やしていけたらと思いました。


○今後のプランについて

▫︎イベント

定期的に開催しているイベントは継続しながらも新たな企画を作りました。
「日本全国料理旅」です。

大会を通じて知り合った全国の料理人の方とのコラボや、企業、生産者さんとのコラボまでどんどんやっていこうと思ってます!

日本の素晴らしい食材を実際に手に取って料理をしたい。と言う夢を実現するためにもチャレンジしたいと思ってます。

ただ既存のイベントや生活もあるので、1,2ヶ月に1回のペースになるとは思いますが、時間をかけてでも料理の旅をしたいと思います。

▫︎店舗について

お店を開かないのかとたくさんの方々から質問を受けました。
答えから言うと、現段階では開く予定はありません。
ですが現時点なので、必要になればやると思います。

お店より先に欲しいのが、イベントや出張料理の拠点となるセントラルキッチンが欲しいです。
拠点を作り、またそこに飲食するスペースを少し設け、他の仕事が休みの日にはお客様を迎え入れて営業できるような便利な空間を作れたらと今は思っています。

▫︎料理について

今回の大会で披露した料理である「モダンコリアン」を継続します。
むしろどんどんバージョンアップしてみなさんに楽しんでもらえるよう頑張りたいと思ってます。
ニューヨークではすでに「モダンコリアン」が流行っているらしいです。

日本でも定着できるよう頑張って広げていきたいと思います!
未来の韓国料理のタイトルに恥じないように。。。

○最後に

この期間応援してくださった皆様。本当にありがとうございました。
今回勝つことはできませんでしたが、むしろ負けて良かったです。
負けたことで得られたことがたくさんありました。
この悔しさをバネにこれからも頑張りますので、今後も応援よろしくお願いいたします。

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