見出し画像

長男はどこまでも長男だった(1)

無事に今年度が終了した。無事と言って良いと思う。長男にとって昨年度(2021年度)は学校生活が崩壊していた。今年度(2022年度)は山あり谷ありでも上等な出来だったと思っている。

学年が終わろうとしていた頃に、長男の学校生活の様子が伝わるエピソードをいくつか聞くことができた。

脱走した

今年度は脱走しなかったと思ったら、やっぱりしていたようだ。長男は冬頃から週に2日ほどは、担任の先生の暗黙の了解もあって、授業中に図書室に行くことを許されていた。

しかし他の先生の授業ではこのような例外は許されない。そこで長男は静かに読書かゲームをしているはずだったが、そう見せかけて、時々隙を見て脱走していたようだ。長男はこういうことは親に報告しない。

先生達も長男が逃げると知っているから、成功させないように目を光らせていたらしい。クラスメートの中には「今日もあいつやるぞ」と手に汗握って観ている子もいたようで、「今日は3回目で決めていました」とコメントをもらっている。

先生の中には、指導員さんを呼んで見張りをつける先生もいたらしく、こうなると応援していたクラスメートも落胆の色が隠せない。

あまり頻繁にやるようだと注意しなくてはいけなくなるが、修了式間際に聞いたこともあり、長男にも特に詳しく聞くことはしなかった。

サルになった

スクールカウンセラーと母である私は月に一回電話で長男の状況を共有している。長男も週一回カウンセラーと面談しているが、親とカウンセラーが電話で話していることは知らない。

ある日、面談の時間になっても長男がやってこなかったようで、カウンセラーが教室をのぞいてみると、長男が腰の高さくらいの低めのロッカーの上に寝そべっていて、そのそばに担任の先生が腰かけていたそうだ。

その時の様子としては、長男が先生の腕かどこかに手を回す感じで甘えていたそうで、長男が幼児返りしているように映ったそうだ。後から聞いた話では、その時担任の先生は、長男がこのまま授業が始まっても寝そべり続けるのではと一抹の不安もあったらしい。そこにタイミング良くカウンセラーが訪れたようだった。

一足先にカウンセラーが相談室に戻って待っていると、長男がクラスメートの一人とやってきた。見ると長男は裸足だった。

カウンセラー:あなた裸足だけどどうしたの?
長男    :俺、サルになったんです。
カウンセラー:サルにしては賢いサルですね。
クラスメート:そうなんです!こいつ頭良いんっす!

この話をカウンセラーが私に電話で話す際に、「というわけで、教室では幼児返りしていましたが、相談室に来た時にはさらに退化していました」と言ったので笑ってしまった。

(2)につづく