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結局、算数の勉強時間が圧倒的に少なかった気がしてならない

長男の中学受験では最後の最後まで算数が足をひっぱった感があるが、一方で最後まで自分の意志で集中的に取り組み最善を尽くしたのも算数だった。痛い目を見る経験をしても、それによって後ろ向きになることはなく、やるべきことに専念する姿は、「勇者」そのものだった。

過去問を解くときの横顔は、タイマーをかけるや集中モードに切り替わり、うっかり私が部屋のドアを開けても、こちらに目をやることなく、キリッとした顔でやっていたなと思う。邪魔しちゃいけないと、こちらまで緊張感を持つ表情だった。少しだけ懐かしい。

悔やんでも仕方ないが

長男が4教科の中で算数で一番苦戦するであろうことは、親としても想定はしていた。ただ、その程度についての想定は甘かったと言わざるを得ない。

ある程度分っていて、親としてももっと算数に時間を割きたいという思いは以前から持っていた。これを塾に言わなかったことが受験を終えた今も少しだけ悔やまれる。もちろん言ってみたところで実現不可能と思っていたからこそ言わなかったのだが。

長男の塾では、文系と理系は半々でやり続ける方針を取っていたと思う。少なくとも時間的には半々で区切られていた。例えば週末の課題については、午前中が文系、午後が理系というのは一貫していた。

以下実際の時間配分である。★マークがついているところが課題提出時間であり、次の課題が送られてくる時間でもあった。朝は6時に最初の課題が来てそこから7時提出であるため、6時に起きられなければ終わりを意味した。

確か小6以降、7月下旬までこのスケジュールで回していた。当時見直そうと思って家庭で話し合って書き出したメモ付き。

自分で課題を用意してやるような時間はなく、それどころか文理の切り替え時間になっても文系が終わらずに文系を延長するほどだった。それもこれも、文系の先生が怖く、未達だと否応なしに叱責が飛んでくるためだった。

こうして理系を削って対応することが常態化していた。また塾としても長男の算数の点数が安定しないことはとうに認識済みで、指摘こそしていたが、一向に勉強時間の配分を見直すような動きはなかったのだった。

家庭には危機感もあり、国語や社会はもう良いから、算数はもう少しどうにかしなくてはまずいのではないかと、算数を多めにやらせたこともあったのだ。すると文系の先生からは、はっきりと「文系の手を抜くな」と言われている。手を抜くどころかやり過ぎだと思っていたのに。

そういったこともあり、その後、第一志望校の過去問について塾から購入の指示があった際には、算数だけは家庭の判断で直近だけでなく過去にも遡って入手していたのだが、そのことは塾に言わなかった。

当初は持って行かせるつもりだった。やる気と受け止めてもらえるし、問題ないはずと考えていた。しかし夫が思い直して、なぜ文系は買わなかったのか等、文系の先生が良く思わない可能性があるとして、塾には持っていかないほうが良いと判断したのだった。

聞くところによると、大手塾に通われているご家庭では、塾の宿題をやるやらないは家庭の判断だし、自分で必要と判断した課題があるなら塾の宿題よりも優先してやる場合もあると聞いた。そんなことはとてもではないが出来なかった。

先生の目を盗んで寝かせていた

上記のスケジュールでは、本当にどうしようもなく睡眠が足りなくて、我が家は瀕死状態だった。親もこのスケジュールに合わせて動くとなると極度の睡眠不足に陥る。課題はメール提出だったため、課題が早く終わったなら”送信予約”で送って、早めに寝てしまいたいと思ったこともあったが、終わらない課題量ではこれも難しすぎた。

そんな中でも1つ工夫をしている。7時の課題提出後に「休憩」を入れているが、即座に二度寝させたのだ。先生にバレないように寝るにはここしかなかった。涙ぐましい努力だった。

スケジュール見直し

のちにスケジュールは見直しをしている。以下の新しいスケジュールの方は、算数の勉強時間を増やしたいと思って作り替えたものである(のちに英語も削除)。変更点としては、朝の二度寝をなくす代わりに、理系に切り替える前にお昼寝をさせたことである。

文系で疲れ果てたまま算数に突入させるのではなく、充電を試みた。そもそも可能なら午前中に算数、午後に文系科目にしたかったが、これは言わずに思いとどまった。あとは夜の睡眠時間を30分延長し7時間を確保した。

新ver、小6夏以降

これも計画であって、実際に実行するとどうしても文系の進捗に左右されていたと思う。それが退塾後は、時間の使い方を自由に決められ、算数中心でやれるようになった。

退塾後は追われるように勉強することはなくなった。ペースとしては落ちたかもしれない。しかし、この時が長男にとっての本当の意味での受験の始まりだったかもしれないと思う。

なお、こちらのスケジュールは参考にしていただきたくないと思っている。

中学校側も、合格のために多くのことを犠牲にするような生活を善しとは思わないのではないだろうか(塾は受験のために他の習い事等を辞めた生徒のことを褒めていましたが)。

本当にその子にあった勉強の質と量を見定めるのがベストと思っているため、下の子たちには同じ事をやらせようとは微塵も思っていないし、こういった勉強生活を強いてくる塾はいかなる場合も避けるつもりでいる。

我が家は長男自身が現状をブラック企業並みと認識しつつも、終わりの時期が決まっていることを分かった上で、終わりを意識して期間限定でやっていた。