Akiko Tamura

1996年ハーブを料理にちょっと足した美味!に感動。以来、ハーブを育てスパイスを買い、…

Akiko Tamura

1996年ハーブを料理にちょっと足した美味!に感動。以来、ハーブを育てスパイスを買い、マクロビオティック・雑穀・乾物料理等と融合させた美味を探求中。日日是ハーブ&スパイス代表 JHSハーブインストラクター上級、初級園芸福祉士 ハーブ&スパイスを使った料理講座や園芸福祉講座講師

最近の記事

虹を見ると、なぜ希望を感じるのだろう

帰り道、ちょっと遠回り ミストのような小雨がパラパラと落ちてきた。 お天道様もでているのにきつねの結婚式かなぁと、 ふと見上げたらきれいな虹が……。 近所の川土手、 好きなのよ、ここ♪ インドのタージマハールの裏で見た川と似ている。 砂州があって広くて浅い。 住み始めて数年こっち側に足を運んだことがなかった。 公園があって、その公園をみる度に向こうには何があるのだろう……。 気にはなっていたけれど、用事がないからそのままで、 生活圏は公園を背にして駅方面だった。 でもある時

    • 父とイノシシと私

      父のお供で野菜畑へ 私はすっかりとう立ちした(野菜の)花畑に ルンルン、メルヘンモードで花摘みむすめ 「チッ」 と背後で、父は(植えたばかりのじゃがいもが、何ものかに荒らされ) 「ネットはっとったのに、どっこから入ったんじゃ?!」 と、一周見回ってから 「ほんま、腹立つのぉ」 と、ぷりぷりしながら、コンテナを踏み台にネットをまたぐと 畑にしゃがみ込み、じゃがいものを植え直し始めた。 (うーん、お父さん、そこからじゃない?!) イノシシがかしこいのか、チチノツメが甘

      • 人生はヒストリー

        「年をとってもええことないのぉ~」って ぼやきたくなるお年頃のようですが... 生きていることに感謝するお年頃でもあり。 以前、帰省中にTVで移民(日本から外国へ)のドキュメンタリーを 見ていたら... 父が 「そういえば、父さんも中3の時にブラジル移民の説明会に、行ってみようやと誘われて、友達3人と話を聞きに行ったことがあるなぁ」 とつぶやいた 「えぇっ、そんな説明会みたいなのがここ(島)であったの?!」 とびっくり 「おう、話聞いて、お父さんも行く気になっとった

        • 桜吹雪の幻想

          学生時代、桜並木のそばで信号待ちをしていたら 突風で、散っていた花びらが一斉に舞い上がり、 大きく渦を描く様子に圧倒されると同時に、 何かで読んだ話を思い出しました。 とある病気の母親が、亡くなる前に 幼い息子に約束しました。 「いつか必ず、また会いに行くからね」と そして、季節は廻って桜が終わる頃、 その息子さんと一緒に外出していたら 突風が吹き、散っていた桜の花びらが舞い上がった。 突然、その子が桜吹雪の方へ 「おかあさん、おかあさんっ!」と叫び、駆け寄ったか… そん

        虹を見ると、なぜ希望を感じるのだろう

          右いこか? 左にいこか?と悩むとき、   こっちにいけば、と山桜に教えられ

          人生の選択は右か左か YESかNOか 若い時は、正しい道や最短距離を選びたくて悩み 決めるのが苦手な優柔不断... 思えば、どっちでもよかったんだなぁ 選んだようでも やることになっていることは いずれ、やるようになっていたし 遠回りしたようでも その道中は、とても楽しいものだったり 美しい景色やかけがえのない出会いもあった 全てが必然、パーフェクトな世界 大丈夫! 振り返れば、わが人生、花道 写真の山桜、祖母達が敬老会か婦人部かで植えたらしい 全ては1つ、境界線

          右いこか? 左にいこか?と悩むとき、   こっちにいけば、と山桜に教えられ

          こんな虹を見た日もあれば…

          人生には流れがあり、その切り替わり時期があるようで… 師走に入り、一転、風が冷たく肌寒くなったある日 曇ってきたと思ったら、ぽつっぽつっと感じた。 本降りにならないうちにと急ぐ道中 しばし、ミストのような雨を受けていた。 ふわっと晴れ間がでてきて、目の前が明るくなった。 そして、反射的に横を向くと、遠くの晴れた空に やっぱり、虹がでていた! こんな吉兆に出会ったけど ここんとこ、なんからしくない失敗やなんでこんなことがっ?! とお手上げな出来事も続いていて 大ピンチ

          こんな虹を見た日もあれば…

          ナスの涙は甘かった..こい味焼きナス

          料理に使って残ったナスの切り口 プチっと仁丹大のたった一粒でも指先につけてなめたら ほ~んのり甘味を感じました! この甘みを余すことなくぎゅぎゅーっとつめた こい味焼きナス 作ってみませんか♬ ちなみに、「秋ナスは嫁に食わすな」っていけずではなく (東洋医学では)ナスは体を冷やす食材なので 将来、子供を産む体を冷やさないようにと労わってのこと。 そんなナスも冷えには弱いので、常温保存をお勧めします。 しかし、あの艶やかな黒紫色のポリフェノール(抗酸化作用)に パッツン

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          ナスの涙は甘かった..こい味焼きナス

          10分は長い?短い? 10分経ってもシャリシャリ美味な野菜だけど”青草み” ゼロソルベ

          SDGsなレシピにちょいたしレモングラスティーはみんな大好き♡ 今回のは、おばけきゅうりの"グラニテ"よりきめ細かくなるので"ソルベ" https://note.com/gifts_of_herbs/n/ncd010a3d2c5a このソルベ、もし「その宿題の問題がおわってからね」って10分後のおやつタイムになっても美味しいソルベ(^^♪ 野菜の”青臭み”もハーブの”草み”もないので子供さんもきっとだまさ...気にも留めずあっという間に食べるはず! その上、気に

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          10分は長い?短い? 10分経ってもシャリシャリ美味な野菜…

          おばけきゅうりの推しレシピ ミントときゅうりのグラニテ

          SDGsなレシピにちょいたしミントにも推しがあり! 夏は上昇や拡大のエネルギー 夏野菜は上に上に伸びるものや横に縦に大きく生長するものが多いです これらのエネルギーは体を緩める作用があるのですが 緩まっているのか? バテているのか? ギンギラギンな太陽に干からびそうな人をしり目に おおっ一層拡大化しとる おばけきゅうり 通称: おばきゅう この消費にもため息な悩ましい方 きゅうりを子供が食べないと悩んでいる方 どうしたらSDGsな生活ができるか悩み続けている方 子供さ

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          おばけきゅうりの推しレシピ ミントときゅうりのグラニテ

          人生にもしも...なんてないけど  一周忌 番外編

          今朝、セミの声を遠くに聴いた あのセミは1週間後はもういないかも 故人の誕生日は新たなエピソードが 上書きされることもないので個人感が薄れる 命日は故人への気持ちの上書きを実感し 生前のいろいろなエピソードを思い出し個人感が濃い 「また明日ね!」数分のガラス越面会でも嬉しかった 会う前にどんな反応かな?と想像できることが喜びだった 生きていればこその未知がサプライズ 火葬のボタンが押された時 あぁ、これで復活はないな... 寂しさとともに諦めがついた感もあり 『ただ

          人生にもしも...なんてないけど  一周忌 番外編

          人生にもしも...なんてないけど ㉑それぞれの親子関係 絆

          私の反抗期は三人兄弟の中で一番母をてこずらせたが、母が向き合い、受け止めてくれたおかげがあった。のちに「受験のストレスじゃったんじゃろうて。成績が悪い子ほど反抗期に手を焼いた。」と言われたけど...(苦笑)。 そして、高校生の頃、電話で母が「親が子を信頼せんでどうするん...」と話しているのを聞いたこともあり、母には絶対的な信頼を抱いていた。 でも、私と違い反抗期がなかった兄は、また違った感情を抱いていたようで、それは兄が自分の家庭を持ち、家族と家族の関係性になって数年後

          人生にもしも...なんてないけど ㉑それぞれの親子関係 絆

          おうち料理のルーチン べジブロス

          料理を作る時、いつもボールを1つ用意して 野菜のヘタや種や皮を入れていきます そして、最後に片づけをする時に 料理を作った鍋やフライパンで 次の料理の為のべジブロスを取るのです 香味野菜のにんにくの芽や生姜の皮は いい仕事をしてくれます これらがない時はハーブやスパイスを お酒も臭みけしになります こうして、帰省して実家で料理を作る時も べジブロス作りは数年前からのルーチンですが なぜか、最近になって、実家の台所でお弁当男子の弟が ザルにヘタとか玉葱の皮とかを放置するよう

          おうち料理のルーチン べジブロス

          ハーブのある暮らし ローズゼラニウム

          ローズゼラニウムは、その名の通りバラの香りのハーブです 今、ピンクの可愛らしい花が次々咲いています 桜が散ってしばらくすると ぷくぷくぷっくりしていたローズゼラニウムの蕾が1つ、2つと 可愛らしいピンクの花びらを開かせていることに気づくのです そして、毎年、その数日後は優しい春雨なのです 日本でお馴染みのハーブ ローズマリー、セージ、タイムなどは 地中海原産のものが多いのですが このローズゼラニウムは南アフリカ原産 これから逞しくわんさか生長していきます そこで、お風

          ハーブのある暮らし ローズゼラニウム

          人生にもしも...なんてないけど ⑳通夜準備 母の初産日記(母と兄の絆)

          片づけの合間にふと携帯を見ると ”明日、通夜に間に合うようにバスで帰るから迎えはいらない” と兄のメッセージが入っていた。 父に伝えると長らく会っていなかったので、単純に会えることを喜んでいた。 昨夜は単なる亡骸だった母が、朝から家族総勢の片づけにはなんだかニコニコ見守っている感じだったが、この頃には兄を呼びに行って戻ってきたという感じだったのか? 3、4年前だったか、母の日記を見つけた。大学ノートに数ページ記録して 終わっていたが、初産の兄の誕生の記録だった。 お産を前

          人生にもしも...なんてないけど ⑳通夜準備 母の初産日記(母と兄の絆)

          人生にもしも...なんてないけど⑲遺影 母との再会

          夕方、やっぱり一生ものの最後の写真になると思うと、あきらめきれず、 デイサービスはお休みの日だったけど、携帯に電話をしてみた。 介護1の時から9年近くお世話になったデイサービス。家庭的な雰囲気で、 折に触れ、デイでの様子を写真に撮ってくれていた。 数年前にもらった写真ですごく母らしい優しい笑顔のものがあって、思わず「これ遺影によいですよね」って笑いながら話したことがあったのだ。 「...あのネガはないですかね?」と事情を話すと、探して明日電話するとのこと。 翌朝、「あの写真

          人生にもしも...なんてないけど⑲遺影 母との再会

          2月も終わり

          梅花の候、早いもので2月も終わりですね 2月生まれの子供心に月の花が『梅』なのは ”梅干しばばあ”のインパクトが強かったり 明子という名も地味だし (もれなく”子”がついていたS世代) あまり自分を肯定的に受け入れてなかった子でした でも、大人になるにつれ この寒さも極まる2月の早々に開花し 春を告げる逞しさには、毎年、希望を感じたし ほのかな香りには癒されてきた そして、よく見ると小花にびっしり つけまつげのようなおしべが可愛らしい 初夏の実りは梅干しや梅シロップと豊か

          2月も終わり