飛騨地方への嫉妬

飛騨高山への想い

僕は社会人になってから
岐阜県を出た。
それまでは岐阜県に対して
好きとか嫌いとかすら感情が無かった。
県外で「岐阜」を説明する時は
「飛騨高山」を使うことが
圧倒的に多かった。
それは「分かり易い」場所の説明をするには
もってこいのword
だが、それが僕のシビックプライドに
火をつけた…❤️‍🔥
なぜ、岐阜市は県庁所在地なのに
ピンと来ないのか、
岐阜と言う名前は織田信長公が
つけた名前(諸説あり)なのに
漢字にウダウダ言う人が多いのか、
美濃というwordを知らない人の多さ。
飛騨高山がナンボのもんじゃい。

飛騨地方の方が有名なんだと言う劣等感

僕の県外の人で岐阜を知らない人に対する
憤りは飛騨高山へ向けられていたのだと思う。
嫉妬、やっかみ、悔しさ、
色々な感情が入り混じっていた。
下呂も有名なので使うことも
多かったな(飛騨地方)
まず、美濃を知ってもらうことから
始めたい。と思うた。
コンプレックスを跳ね除ける為に。

気づき

悔しさはあったものの、北海道にいる時に
「そんなに岐阜のこと好きなんや、なんで?
岐阜って何があんの?」と聞かれたとき
僕は反射的に「飛騨牛」と答えた。
あぁ、僕が今答えたのは飛騨牛なんだ…と。
悲しくなった。
県外の人に話をしていると、よく聞く問いだ。

岐阜のこと知ってるの?

僕はこう答えてしまったことに悔しさを覚えたが、それは悪いわけではない。
劣等感を感じる必要は無い、だが知ることは大切だと思い県外から岐阜へ帰ることを決意した。
この岐阜のこと知ってるの?と言う問いは自分自身に対しての問いだ。

岐阜へ帰ってきた

実家のある岐阜市へ帰ってみた。
もっと美濃地方を美濃地方を!
と思っていたが、今はそんな風に思ってない。
それは飛騨に知り合いが増えて、
飛騨の良さに気付いたから。
仲間だと思ったから。
まだ同志と言えるほど岐阜県全体で好き
と言う人は飛騨には少ないけどね。
それを選んだのは与える人であり、
つなぐ人でありたい。
と思ったからである。

岐阜各地域

岐阜は大きく5つの地域に分かれている
・1300年伝統的な鵜飼など観光もあり人が集まる岐阜地域
・アニメで話題となった岐阜県第二の都市水都、大垣もあり、関ヶ原の合戦場のある西濃地域
・世界に誇る伝統工芸品刃物の関市、美濃和紙の美濃市がある中濃地域
・同じく伝統工芸品の美濃焼、栗きんとん、街道が有名な和を感じる東濃地域
・世界中からTakayamaを目指して観光客が訪れる飛騨地域

岐阜県民性

岐阜県民は保守的で内向的な人が多い。
日本人全体がそう言った傾向にあると思う。
そして、よく言えば身内を大切にする
悪く言ってしまうと排他的である。
岐阜県の各地域は文化も気候も地形も異なり
相容れない部分があるとは言え、
別の地域に対する仲間意識が少ない傾向にある気がする
ただし、自分の地域はとても大切にする。
なんだか僕は寂しい。
それもシビックプライドであるが故に余計。
もっと岐阜県として一枚岩になりたい。
協力し合える仲間でありたい。

終わりに

飛騨地方への嫉妬と題している上に
嫉妬するのは良いが、
僕も他地域と相容れない様子を丸出しにしている。
こんなことでは仲間も作れないだろう。
お互いにお互いを知るという
繋ぐ機会があったら
もっと仲良くなれるのではないだろうか。
次に働くのは飛騨地方でも良いかな。
ただし、雪が降らない時期にと言うのが条件である…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?