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第10回 JETRO ピッチナイトでのスピーチについて(読む時間の目安各4分)

「Gigalogy」

第8回、9回で僕たちGigalogyについてお伝えしてきたところで、先月1月26日にシリコンバレーで参加した「JETRO ピッチナイト」でのスピーチ内容についてお知らせします。

帰国してから、「緊張しなかったですか?」とか「どんな準備をしたのですか?」といったご質問をいただきました。
僕は、プレゼンテーションやスピーチの準備段階で、自分で自分に色々な質問をします。
こんな質問されるかな?とか、どんなことを知りたいかな?など、自分をもう一人つくりだして自分に質問をする。
実際にマイクを持つと緊張は無く、僕たちのことを相手に知っていただける機会に感謝し、伝えることを楽しんでいます。
いただいた質問は、僕がスピーチ内で説明が足りなかったこととして、次回の改善に繋げるようにしています。

「スピーチで大切なことはなんですか?」という質問もいただきました。
先ず言えることは回数。人前に立ったり、数人以上の前で何かを伝えるには慣れも必要だと思います。また、自分が得意な言語であるかどうか、そして顔の表情やマイクの位置も大切です。
オーディエンスが数人の場合、一人一人の顔を見て話すことが可能だけれど、何十人以上になると全ての人の顔を見ることが難しくなりますよね。でも僕は出来るだけ一人一人に伝えたい。だから、聴いてくれている全てのオーディエンスが居る方向に自分の姿勢を動かしながら話します。

自分のスピーチ姿を動画で見たり、録音した内容を聴くことも大切です。自分で自分の声を聴くと、ちょっと不思議な気分になりますよね!こんな声なんだ!って。

さてそれでは、JETROピッチナイトでのスピーチ内容を下記でお伝えしていきますね。

以下、JETROピッチナイトでのスピーチ内容です。
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私たちは、EC事業者向けにパーソナライズされた商品レコメンデーションシステムを提供しています。
私たちのゴールは、適切な商品を適切な人に適切なタイミングでお薦めすることです。
ユーザーが期待するものと、実際に見られる体験の間には大きなギャップがあります。
3人に2人のユーザーが、実際には欲しくもない商品をレコメンドされました。また、ビジネスサイドに目を向けると、87%の企業が自社のパーソナライゼーション能力に必ずしも自信を持っていないことが分かります。

そこで、なぜこのようなことが起こるのか、その原因を探ってみました。

まずわかったこと1つ目は、ユーザージャーニーに注意が払われていないことです。
2つ目は、リアルタイムアクションの欠如、あるいはパーソナライズの遅れとも言えます。最後3つ目に、この種のパーソナライゼーションソリューションの構築や管理は、特に中小企業にとっては非常に高価で時間がかかるということです。

このような問題に対処するために、私たちはGigalogy AI platformを開発しました。このプラットフォームには、ユーザージャーニーの各ステップに焦点を当てた、すぐに使える20以上のAIソリューションが用意されています。

市場規模やエンタープライズ向けAIソフトウェアの市場、特に中小企業では、非常に急速に成長しており、2026年までに160億ドルほどになる市場拡大が予想されています。

そこで、最初のターゲットセグメントは、ファッションeコマースと旅行業界です。

私たちは、プロダクトエンジニアリング、マーケティング、事業開発のバックグラウンドを持つ、5つの異なる国籍のメンバーで構成されています。これほど多様性のあるチームはなかなかありません。
私は、ソフトウェアエンジニアリングとプロダクトマネジメントの経歴を持っています。そして、開発を始める前に、B2BのSaaS製品を立ち上げ、最初の3年間だけで500万ドル以上のARR(年間経常収益)を生み出すことに成功しました。

では、私たちのプラットフォームがどのように動いているのか見てみましょう。
お客様が私たちのプラットフォームに来て、1つまたは複数のソリューションを選択します。次に、プロダクトの様々なKPI(月間PV数、アクティブユーザーの数、商品の数)を入力してもらいます。
最後に、お客様が使用したいクラウドプロバイダー(AWS、Azure、GCP)を選んでいただいて、保存ボタンを押すと終わりです。これで使用できます。

我々のソリューションを連携する為には、マーケター向けの簡単なタグ、カスタムインテグレーションを希望するお客様には開発者向けのAPIを用意しています。

さらに、主要なEコマース(Shopify、BigCommerce)プラットフォームやカスタマーサポートツール(Intercom、ZenDesk、Messenger)向けの簡単なプラグインを提供しています。

さて、ユーザージャーニーがどのように見えるか、ソリューションの1つを見てみましょう。

32歳女性のアンナさんがいます。ソリューションが入っているECサイトで買い物中に、サスティナブルジュエリーを検索しました。
そうすると、どうなるでしょう?私たちのエンジンは、アンナさんの行動、好み、嗜好、そしてアンナさんに似ている他のユーザーの情報も考慮して、アンナさんに最適な検索結果を返してくれます。

そして我々の一つの大きな特徴は、アンナさんに最も関連性の高い商品をリアルタイムで見つけてくれることです。

私たちはとてもシンプルなビジネスモデルを持っています。サブスクリプションベースのビジネスモデルで、35万円でスタートし、セットアップ料金は無料です。
そして、顧客が得る価値について見てみると、3つのステップで価値を得ることができます。
ディスカバリーでは、50%のCTR(クリック数)改善、20%の収益増加、そしてリテンションでは、77%のリピーターを獲得していることがわかりました。

私たちは2022年5月20日にMVP(Minimum Viable Product)をリリースし、昨年と比較して3倍の成長を期待しています。

私たちがお客様にとって最も重要視しているのは、少額な投資でいかに早くお客様のROI(Return On Investment)を最大化することです。

この2つのポイントから、私たちは競合に比較すると非常に競争力のあるポジションにいるのです。

市場導入戦略としては、
事業会社とのパートナーシップ。
営業パートナーシップ。
一部のソリューションに対してフリープラン。
全てのソリューションに対して3ヶ月間トライアルプラン。
などがあります。
そして、ボランティア活動として様々な大学、プログラミングスクールを訪問し、AIの未来と私たちがその未来にどのように貢献できるかについて講演しています。

スピーチ内容は以上です。
本当に貴重な機会でした。
数日間でしたが、シリコンバレーで一緒に過ごしたピッチナイトに参加した皆さん、訪問させていただいた企業の皆さんと近い将来、またお会いできる日を楽しみにしています!

第11回に続く

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