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「卵子の勝手な分裂(可能性)」気まぐれ日記2023.8.1(火)

 八月になってしまった。
 のっそりのっそり生きている私と違って世界はどんどん進んでいる。恐ろしい。自分だけ化石になりそうだ。
 今日は子宮の再エコー検査だった。前回右の卵巣が腫れているとのことだったのだが、今回もまだ腫れている。来週、別のところでMRIを受けることになった。
 先生が、やや落ち込んでいる私に向かって、多分腫瘍だとしても良性だと思うし、脂肪や髪の毛や歯が中に入っていることがたまにあるんですよ、と言った。髪の毛や歯…?
 病院の帰りにカフェに入って、卵巣の腫瘍についてiPhoneで調べたらわかったのだが、受精していないのに卵子が勝手に分裂して、髪の毛や歯や骨などが中途半端に作られ、腫瘍の中に入っていることがあるらしい。ホラーすぎる。
 卵巣の腫瘍は良性であることがほとんどなので、大きくなければ経過観察になることもあるようなのだが、腫瘍と共存する、てきっと不思議な気持ちになるだろうな。でもそういう人はたくさんいるんだろう。
 なんとなく、お腹の腫瘍と共存することになったら、そのことについて詩を書くだろうな、と思った。

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