Web開発会社からAIサービス開発会社に転職

昨日2019年9月16日を以って、2016年1月から、およそ3年半勤めた株式会社リゾームを退職して、明日からはAIサービス開発会社に入社します。
今回の記事は、基本的に知り合い向けとなります。
が、IT関連で就職、転職を考えている方にもひょっとしたら何らかの参考になるかもしれません。

背景(前々職)

今回の転職は私にとって2回目の転職です。
これまでの経歴を簡単に振り返っておきます。
最初の就職先はWindows用の設備建築CADを作るソフトハウスでした(学生の頃は森林生態学を専攻していたので、IT関係は未経験での入社になります。
)。
主にC++を使って、メモリを直接操作するなどの低レイヤの操作を含むコーディングをしていました。
9年ほど、そこで働いていたのですが、初期から携わっていた新製品の開発が一段落ついたのと、「別のこともやってみたいなー」という気持ちもあり、Web系開発をやっていた(今日までの)現職に転職しました。

背景(前職)

Web系はほぼ経験が無かったので、一から勉強という部分もありましたが、やってみると基本的な考え方は前職で培ってきたことを生かしてやっていけば良いということが分かりました。
この辺が比較的すんなりできたのは、前々職で低レイヤの部分を触っていたことも大きかったように思えます。

前職ではいろいろな経験をさせてもらいました。
入った直後はスタンダードなJava+ThymeleafのWebサービス構築案件。
続いて、人生初の客先常駐でFX用サービス開発。複数のサービスが連動して動く、いわゆるマイクロサービス。諸事情により各サービスの実装言語がバラバラでRubyやJavaやC、C++などなど。それまで経験の少なかったLinuxでの開発もこの案件でだいぶ覚えました。
次は自社に戻って、自社サービスの開発もしました。私の好み……もとい戦略的判断でElixirを使ったりしてました。この頃からプロジェクト・マネージャ、あるいはエンジニアリング・マネージャのような仕事もするようになってきました。
その後は金融のバックエンドをスクラム開発導入しながらGoで開発したり、医療機器用のスマホアプリ開発の手伝いをしたり…。

そんな経験をしながら、Elixirでの自社開発が一段落した2018年10月頃には、社内の技術力アップや開発プロセス改善のために新設されたChief Technical Manager(CTM)という役職に付くことになりました。会社独自の役職なので、よそで説明するのによく困るのですが、感覚としてはVPoEに近いかもしれません。
社内の技術力底上げのための活動は役職に付く前から好きにやっていたので、実のところ役職ついてからもあまり変わりませんでした。それ専用の時間が業務中に作りやすくなったくらいですね。

こんな感じで前職では、初めてのWeb開発からスタートして、最終的にはCTMという聞き慣れない役職に就くなど、なかなか充実した技術者ライフを送れたと思っています。

会社はいわゆる風通しの良いと言われるようなタイプの会社です。
上司や経営陣に意見を届けやすいし、それを受け止めてくれる土壌があります。
基本的には請負開発がメインなので、常に好きなものを開発できるという訳ではありませんが、最大限エンジニアの要求を汲んでくれたように思います(前々職が、営業の力が強い会社だったので、ついつい比較してる面もありますが)。
また、作ってみたいサービスを経営陣にプレゼンして、事業を立ち上げられる社内制度もあります。
給与水準はさほど高い方ではないですが、「自分は本当はこういう風にやりたいのに!」と燻ってる人にはお勧めの会社です。
興味が湧いてきた、という人がいらっしゃれば、連絡頂ければご紹介できます。採用情報は下記ページにもあるので、よろしければ!
https://www.rhizo-me.com/recruit/

なぜ転職するのか

このエントリーからするとメインになりそうなところですが、書き下してみたら、思いの外、淡白な内容になってしまいました。

転職の理由は、
- エンジニアコミュニティで声を掛けてもらった
- AIが解決する課題に興味があった
- よりスキルの高いエンジニアと働いてみたかった
- 給料が上がる
などなど、いろいろあります。

ただ、自分の中でどれが決定的かと問うてみると、どれも首を傾げてしまいます。
結局のところ、「そろそろ別の環境で別のことをやってみるか!」という、エンジニアらしからぬフワっとして考えが大きいような気がしています。

まとまらないまとめ

新卒で卒業してから、今回の転職までの流れを思い返してみました。
そこで思うのは、自分はともあれ人間関係には恵まれていたな、ということです。
新卒で入った会社では、OJTをやってくれた先輩を中心に、ソフトウェア開発なんてほとんどしたことのないような私に、開発の基礎とプログラミングの楽しさを教えてくれました。
2社目では、上司とはアレコレ話しながら、やりたいことを色々と試させてもらいました。また、自分より若い人がほとんどの中、一緒に新しいことを勉強したり、技術を共有したり、楽しい時を過ごさせてもらいました。
そして、いよいよ今日から新しい職場です。まだ分からないことだらけで、また今後関わり合う皆さんにはお手数かけることもあるかと思いますが、お互いがお互いにとって良い人間であれればと思っています。

おまけ
「干芋のリンクがない深刻な不具合」というコメント頂いたので欲しいものリスト貼っておきます。贈ってやろうという奇特な人がいれば、慣れない贈り物をもらった筆者が戸惑いながら喜ぶかと思います。
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1V8L02DBRKX2G/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?