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ひっかかる

ん?
原体験の、げんってなに?普通の体験でいいところに、あえて「げん」をつけた理由がありそうだ?

ん?
人間工学?そもそも工学という学問自体が、人間に適合するために何かすることだよな?人間工学って言い方、すごいな?


人と話していると、このような「ん?」で頭がいっぱいになって、そのうち「ねえ、聞いてる?!!!」と言われることがあります。

おそらく、私が頭の中で最も使っているひらがなは「ん」です。


このように、すぐに立ち止まってしまうので、Take it easy!とよく言われます。思考している顔を心配されて、What's happened?も多いです。「その難しそうな顔が嫌い」とキッパリ言われたこともあります。心配しなくていいんだけど。




最近、遅ればせながら、疑問を疑問のままにしておけるようになりました。

先日の話。
今日は寒いな、足が冷たいな、と思った次の瞬間には、ペンギンってしもやけにならないのすごいな〜と思って調べていました。簡潔にいうと、ペンギンは足の血流を制御できる生き物だそうです。
血流って一方通行なのにどうやって止めるんだろう?と思ってさらに調べたら、ペンギンは対向流熱交換という血管を絡み合わせる機能を持ち合わせている、というところまで読んで、PCをそっと閉じました。他にこの機能を持った動物はいるのだろうか?という疑問は無視することができました。


科学は反証されうる仮説でしかないと思っているので、「わかった!」でなく「なるほど一理あるかもしれない」の中で漂います。「わかりきれない」ひとつのことにロマンを追い求める科学者を、私は尊敬しています。解明というリレーを、みんなで繋いでいます。




白黒はっきり分けることは、本当に難しいこと。


最後まで読んでくれて、ありがとう。

励みになります。