なににお金を使うのが幸せ?
とにかくいろんな場所に行きたくて、いろんなものが見たくて知りたくて、CAになった。
私はワクワクする時間と経験にお金を使いたい。
客室が死ぬほどカオスになるフライトも、トイレがお祭り騒ぎになるフライトも、行き先の国でやりたいことがたくさんあるから頑張れていた。
一方で、やっとの思いで地球の裏側レベルに離れた国へ到着したようなフライトの後でも、
給料日前でお金キツイから出かけない。
今月ハイブランドのバッグも靴も買っちゃってカツカツだからホテルから出ない。
というようなクルーも結構いた。
今日の夜通し動物園パラダイスみたいな闘い、どういうモチベーションで生き抜いたん...?ホテルにおるだけやのに、トイレとゲロとの戦争も耐えたん...?と、私はつい思ってしまっていたのだけど、
彼、彼女たちにとってはブランドバッグが自分で買えたこととか、ハイブランドのお財布が手元にあることとかが、しんどいフライトも耐えられる大きなモチベーションになっていたのかもしれない。
素敵なものを身につける瞬間のためにどこまでも頑張れるのかもしれない。
後々、物として、目に見える価値として残るのは経験よりもそっちかもしれない。
これは、本当にそれぞれの考え方。
モロッコへ旅行に行った時。
飛行機の座席で、とても嬉しそうにドローンを開封するアラブ系の男の人がいた。
今開けても飛ばされへんがなと思いながらも、手に入ったことがよっぽど嬉しかったのだろう。
きっと高いしなあ。頑張って買ったんかなあ。
満面の笑みで開封している彼、前歯なかった。
たぶん2本ない。すんごい隙間あった。
でも彼にとっては歯なんて、見た目なんて、食べ物の食べづらさなんて、ドローンに比べればそんなことはどうでもいいのかもしれない。
自分で稼いだお金を自分でどう使おうと自由。そこに正解も不正解もない。
ドローンおじさんに歯があろうがなかろうが、私の人生に何ら影響はない。
お金の使い方は、生き方に直結してると思う。
その人がどうやって生きていきたいかなんて他人が決めることじゃないからこそ、この価値観ってきっとそんな簡単に変わらない。
ぶっちゃけ、ただマリファナのために金ほしい。
と掲げてお金募っちゃってるマリファナマン in ニューヨーク。
お金のために人はここまでもできてしまうのか。No problem manちゃうやろ問題しかないやろと思うけど、タイムズスクエアのど真ん中でこんなこと出来る人の信念、そうそう簡単に曲げられへん。
本当に、お金の価値観、使い方は人それぞれ。
それぞれ、かつ、結構揺るぎない部分だからこそ、結婚したり家庭を持ったりする時はこの価値観のすり合わについては結構ゴリゴリにしておいた方がいいと個人的には思います。
そんなバツイチからのちょっと重めな助言で今日はおわり。おやすみなさい。
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