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彼女は、どうして伝説のインターン「佐藤さん」になったのか

弊社には、「佐藤さん」というインターン生がいます。

彼女は、卒業を間近に控えた大学4年生、弊社グラムでのインターンも3月で卒業です。

みんなに惜しまれつつ卒業する佐藤さんですが、入社した当初はミスも多く、「誠実だしやる気もあって、すごくいい子なんだけどね・・・」という評価だったようです。

そんな佐藤さんが今ではなくてはならない存在になっていて、その飛躍っぷりはちょっとした伝説。今回のnoteではそんな佐藤さんにグラムでのインターンについて聞いてみます。

佐藤さんのプロフィール
現在、中央大学商学部4年。大学では「アイセック」という学生団体に所属し、新規営業・チームマネジメント・後輩育成などを行っている。
2017年2月にグラム株式会社(旧:株式会社U-NOTE)に、マーケティングインターンとしてジョイン。卒業後は大手人材会社に入社予定。

佐藤さんのお仕事

まず、佐藤さんに最近の業務を聞いてみました。

・インターンの採用面接
・Wantedly内の募集ページの更新
・Wantedlyブログの更新
・人材紹介契約書の作成
・エージェントスカウトの送信業務
・新規インターンへのオリエンテーション
など

インターン生ながら、メンバー募集ページの作成・運用をし、時には面接も行っています。

入社時はミスばかりだった佐藤さんが、ここまで重要な業務を任されるくらい信頼された理由は何なのでしょう。

ここから、佐藤さん本人に入社当時のお話を聞いてみます。

やってもやっても結果が出ないマーケチーム時代

ーーまず、なぜグラムでインターンをやってみようと?

佐藤さん(以下、佐藤)
その頃は広告業界に興味があって、実際に広告運用など触れてみたいなと考えていたところに募集を目にして、エントリーしました。

あとは、マーケティングチーム立ち上げの時期だったので、チームを創るフェーズやメンバーマネジメントに携われるかなと思ったのもありました。学生団体で10人ぐらいのチームのリーダーとして事業立案から営業までやっていたのでそれが活かせるかなーと思ったり。

ーー入社当時は、どんな業務を担当してたんですか?

佐藤
SNS広告のクリエイティブ作成をしていました。

クリエイティブを作って、各クリエイティブの配信結果(CPA、インプなど)を確認して、また新しいクリエイティブを作って……というのを繰り返していて。

でも正直、私が作ったクリエイティブが当たった記憶はあんまりないです(笑)

ーーだいぶ苦戦してたんですね(笑)
特に何が不得手だったんですか?

佐藤
どれだけターゲットに刺さるクリエイティブを作れるかが勝負なのに、作っても作っても全然当たらない毎日で。

他のインターンが作ったクリエイティブは割と成果を出しているし、自分も頑張らなくてはとターゲットを分析して作るのに、やっぱり当たらない。なかなかつらい日々でした。

やってもやっても目に見えて結果が伸びていかないし、会社に貢献できていない実感があって、申し訳ないという気持ちが大きかったです。

当初は本当になかなか上手くいかない日々が続いていた様子ですが、それでも辞めようとはせずにトライし続けていたあたり、ともに働くメンバーとして「佐藤さんらしいなぁ」という感想を持ちます。

ここからは、そんな頃の佐藤さんを近くで見ていた上司・後川さんにもお話を聞きます。

入社当初は、「元気が良さそうな人」くらいの印象だった

ーー採用面接を担当したのは後川さんだそうで。当時の佐藤さんを見てどんな印象だったんですか?

後川さん(以下、後川)
なんか体育会系な人だなーと。「元気とやる気が取り柄です!」みたいな印象でしたね。

じっくりと考えるのは苦手、というか一切向いてないタイプで。でも、「きっとこうだろう!」と狙いだけ付けてえいやっと実行できる度胸がありそうな、そんな人でしたね。

ーーそこから実際に働きだして、どうでした?

後川
広告運用をめっちゃミスってました(笑)。クリエイティブの誤字が多かったり、停止した広告をなぜか再開しちゃってたりとか、とにかくあの頃はミスがすごく多かったです。

マーケティングという仕事の中核と、佐藤さんの苦手な部分がぶつかってしまって、完全に負のスパイラルに陥ってましたね。

ーーそこから脱出できたきっかけは何だったんですか?

後川
Wantedly運用の仕事にシフトしたのが大きかったです。

月次の1on1のときに自分から「Wantedlyの運用やりたいです!」と言ってきてくれて。広告運用の仕事を佐藤さんに大きく任せ続けるのは難しいと感じていて、次に何をやってもらうのがいいか迷っていましたし、ちょうどWantedlyの運用に力を入れたいタイミングだったので、とても助かりました。

ーー定期的にメンバーの課題や要望をヒアリングしていたおかげですね。本人の要望を受けて配置を変えることはよくあるんですか?

後川
というより、採用の仕事が佐藤さんの資質にマッチしていたから、ですね。もちろん希望があれば可能な限り考慮しますが、最も大事なのは適性だと考えています。

グラムは、「Jobgram(ジョブグラム)」という性格診断をベースにした転職サービスを開発・運営している会社なので、採用時に全メンバーがこの診断を受けているんです。

佐藤さんの性格傾向は、多少大雑把なところはありますが、アウトラインは外さずにやってくれるので、考えすぎてぐずぐずしている人よりも試行回数の多さで先に結果を出せるタイプ。だから、凡ミスが致命傷にならない、どんどんチャレンジしても人件費以外のコストは変わらないという点がマッチしたんだと思います。

ーーなるほど。佐藤さんの希望と彼女が持つ素質、その他諸々のタイミングがマッチしたポジション変更だったんですね。

後川
はい。実際にポジションが変わってからすぐに、さまざまな施策をすごい速度でどんどん試してくれて、そこに結果もついていったという感じで、気づいたら面接も任せられる存在になってました。

ーーすごい成長力ですね。

後川
そうなんです。冒頭から「細かいことが苦手」と散々言っちゃったんですが(笑)入社した2年前と比べて、大幅に改善されていて成長力が高いんです。

試行回数をこなすというパターンに持ち込めれば、だいたい何でもこなせる人なんだと思います。だから、一回目の失敗で判断されてしまう環境だと強みが活きないのでそこは心配ですかね。

こうした佐藤さんの持つ強みと、業務内容がマッチしたことで活躍できるようになったんですね。

では、佐藤さん本人はこの成長と変化をどう捉えているのでしょう?

きっかけは、人との関わりと、具体化された目標と、ちょっとした悔しさ

ーーさっき後川さんからは「Wantedlyの運用を担当するようになったのが大きなきっかけだった」とあったけど、佐藤さん自身はどう感じますか?

佐藤
そうですね。自分の中では3つくらいきっかけがあるんですが、業務範囲が広告運用からWantedly運用に変わったときが、一番の転機だったかなと思います。

ーーそう感じる一番の理由は?

佐藤
広告運用は見えない誰かに向けて発信し、また管理画面という数値と戦わなければならない印象でした。しかし、採用は実際にグラムに来てくれる人に向けて発信し、メッセージのやり取り・面接といった人と接点を持つことが多く、それが私の性格に合っていたと感じています。

ーーでは、他の2つのきっかけは?

佐藤
次は、自分よりあとに入ったインターンがどんどん賞を取っていったことです。

グラムでは毎月「全社MTG」が行われていて、MTGの最後にその月に活躍したメンバーの表彰があります。その中に「インターン賞」というインターン向けの賞があるんですが、私は全然賞を取れなかった。

ーーその時に、ちょっと悔しさがあったんですね。

佐藤
悔しいというか、焦りました(笑)。周りのインターンに負けていられない、自分もインターン賞取るぞ、と思いましたね。

(実際に佐藤さんはそこからインターン賞を3回取って殿堂入り、さらには社員含む全メンバーから1名だけ選ばれる『グラム賞』も受賞しました)

佐藤
最後は、個人目標が数値化されたことですね。広告運用のときはチーム目標しか設定されていませんでしたし、採用は、ミスをすればすべて自分の責任だから絶対達成しなきゃいけないという意識が強くなったんだと思います。

伝説のインターン佐藤さんが考える「グラムに向いてるインターンはきっとこんな人」

伝説とまで言われるほどの成長をし、大きく貢献してくれた佐藤さんに、「グラムではどんな人がインターンとして働きやすいと思うか」を聞いてみました。

①LINEの返信が早い人

佐藤
グラムは仕事の話をほぼSlackで行っているので、Slackにあがった情報を逃さないようにするため。常にレスが遅いと、仕事振りにくい印象を与えるので、普段からLINEの返信が早い人が向いている気がします。

②目標に対して仮説が立てられる人

佐藤
達成までのイメージを、自分で描ける、かつそれを実行できる人が活躍しやすい印象です。

最初はなかなか難しいかもしれませんが、そういう思考を持っている人が合うと思います。

③仕事を待ってるだけではなく自分から提案・実行できる人

佐藤
グラムのインターンは、インターンだから末端の作業しかやらせないとかではなく、事業を動かす戦力の一人として見ている印象があるので自分から動ける人を求めていてそういう人が活躍できる場である、と私は思います。

④失敗を恐れずに立ち向かう精神力を持っている人

佐藤
月次目標は必ず設定されるんですが、あとは自由に施策を打っていいという風潮があるので、失敗を怖がって停止してしまったり、指示待ちになってしまう人よりも、能動的な人が向いているかなと。

もちろんわからないことは聞けばちゃんと教えてもらえますが、手取り足取り何でも指導してもらえるという感じではないので、どれだけ自分で動いてPDCA回せるかがグラムでは大事だと感じます。


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今回は、もうすぐ卒業するインターン生・佐藤さんに入社から今までの話、成長したきっかけなどを話してもらいました。

来月から佐藤さん不在となるグラム、新しいインターンを絶賛募集中です!このnoteを読んで、「佐藤さんポジション、楽しそうかも…」と思った方は、Wantedlyよりエントリーお待ちしています!

もちろん、「ちょっと話だけ聞いてみたい」という方も大歓迎です!


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