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私が占いとスピリチュアル嫌いだった理由part2.



前回占いが嫌いだった理由を書いたので、今回はスピリチュアル嫌いな理由について。
シンプルに「そんなの信じて上手くいくほど人生そんなに甘くないでしょ?」って思ってたからです。

そう思った理由が3つあるので今回はそれを書いていきます~


スピリチュアル的なものを疑うような出来事が沢山ある生活をしていた



小さい時はサンタさんを信じるように、目に見えないものの存在を何となく信じていたけれど、実際にそれが自分に干渉してきたことなんてない。
それが人生を自分の好きなように変えてくれるわけがない。って思っていました。(田舎の子供がそんな機会に出会うほうがレアでは?)

でも、狭い世界で育ってきたなかで、スピリチュアルや目に見えない世界のことを疑うような出来事がたくさんあったのも事実です。
そしてそれを信じている人たちの中で、私からみて幸せそうな人がいなかったというのも事実。


母親から口酸っぱく言われていた体験談



私は昔から本が大好きで、今でも年間100冊は最低でも読んでいます。
小学校の頃も図書館に入り浸っていて、ホラーやミステリ系、ファンタジー系が大好きでした。
相当のめり込んでいたのか、怪談話の本を熱読する私をたしなめるように母はよく「読むのはいいけど実際にやるのはやめてね」と注意していました。

というのも、母が中学生の時、友達と4人でこっくりさんをやったことがあるらしいんですね。

その時、ひとりの友達が動物が憑いたように異常な言葉や動きをするようになったらしいのです。
こっくりさんを止めて、その子を正気に戻そうと何度もバケツで水を浴びせてもおかしいまま。


その後どんな経緯があったのかは教えてくれませんでしたが、それからというものずっと痴呆のようになってしまい、高校を卒業後、その友達はとある新興宗教に入信したのだそう。
信者は手術を禁止されているため、手術をすれば良くなる持病もずっと手術ができないせいで苦しい人生を送っていると言っていました。

だから興味本位でも絶対にやらないこと。心霊スポットにも絶対行かないこと。と口酸っぱく言われていました。

普段おっとりして陽気で、一年に一度怒るか怒らないかというほどの母がまじめな顔をして言うため、「お母さんがいうように見えない世界は怖いことにつながっているんだ、見ても信じちゃいけないんだ」と思いました。


新興宗教の小冊子を音読させる伯父



小学校入学から卒業まで、私は基本的に祖母の家に預けられていました。
祖母の家には祖母と伯父(独身)が同居しており、両親の仕事が終わるまで祖母の家で宿題をしたり、隣に住む幼なじみと遊ぶような生活をしていました。


で、入り浸っていた祖母の家には、伯父が取り寄せていただろう創〇〇会とか幸〇の〇学の会報誌みたいなのが定期的に届いてたんですよ(笑)


先述のように私は本が大好きだったということもあり、それをこっそり読んだりしていました。
そしてその小冊子を、字の読み書きがあまりできない伯父に代わって音読する、なんてこともしていました。

伯父は第二次世界大戦の戦時中に生まれ。
当時の時代背景や離島という立地条件、愛人の子といういろんな環境が重なり、長男で下の弟妹を両親とともに養うため、学校はほとんど行けず、小学校3年生の教育までしか受けていません。
なので平仮名や簡単な漢字なら読めるのですが、新聞だったり小説は難しく、辞書を引きながら時間をかけて読んでいます。文章や文字もあまり書けません。そのため私が祖母宅に預けられているときは基本その新興宗教の小冊子や新聞、ちょっとした行政の手紙は私が代読していました。


創〇〇会や幸〇の科〇の小冊子の音読をしているとき、伯父からはよく


「お前も小学校卒業したらすぐ働け。時代がどうとか関係ない」
「新聞配達でも畑耕すでも牛の面倒でもなんでも見れる。16になったら結婚して親を支えろ」
「高校も行かなくていい。女には勉強はいらない。女は家事ができないと意味がない」
「なんで宿題やってる?お前は勉強なんてやらんくていい。紙とペンの無駄。金の無駄遣いしている。」
「学校の先生の話よりおじいが読んでるこれ(小冊子)が一番勉強になる。これ読んでたら学校行かんでいい」




なんてことをよく言われていました。
これマジで小学校時代に言われてたことですからね(笑)

ただ、そんな伯父は全く幸せそうに見えませんでした。
むしろ自分がこうしたかったのに出来なかったことすべてを体現してるような私を恨んでいるように見えました。


ちょっとでも長く会話すればすぐ理不尽な理由で怒ってくる。
60代後半(当時)でも文字の読み書きに苦労している。
毎日肉体労働でへとへとになっている。
そのストレスを私や自分の妹を卑下して否定することで解消している。
豊かなお金とは無縁なのが見てわかる、ボロボロの穴が開いた服を着て。
歯医者に行けなくて前歯が抜けていて。
シャンプーも節約の一環だからか水で薄めていて。
お金に困ったら自分がいつも文句を言っている弟妹から巻き上げるようにもらう。


伯父のそんな面ばかりを見てきました。
子供の自分から見ても、そんな大人が「これはいいものだ」とすすめてくるものを「いい」とは思えなかった。


読んでる小冊子には、どうやら見えないものの力を信じれば幸せになれると書いている。
でもそれを信じてるっぽい伯父は、こうやって私に文句を浴びせて、学校にまともに行けなかった当時の恨みをぶつけるように学校も行かず勉強もせず働けという。
で、伯父は実際に学校に行けなくてずっと肉体労働している。そんな伯父は全く幸せそうに見えない。


現実を見たときに、矛盾しかないじゃん。こんなの嘘でしょと思いました。
今思うとなんか生意気な子供なんだって思うけれど。

もしかしたら見えない世界を信じている人の中には本当に幸せな人もいるかもしれない。
でもそれって本当にその人の希望にフィットしてる幸せなの?
からっぽな幸せじゃないの?
少なくとも伯父が信じてるものを私はそれを「幸せ」と呼べないし、私の幸せはきっと、違うほかの形をしている。


そんなことをちんちくりんながらに思っていました。

だから信じて幸せになっているはずの伯父の姿とその教えのギャップを感じて「こんなの嘘だよ」と思いました。

宗教とスピリチュアル、新興宗教の違いなんて当時はわからなかったので、その区別がつかないまま毛嫌いするに至ります。


幸〇の〇学の清少納言の評価地雷なんだけど?


これが一番スピリチュアル嫌いになった理由かもしれません。

文字の読み書きが苦手な伯父の代わりに新興宗教の小冊子を音読する環境は小学校入学~卒業まで続きました。
半ば洗脳にも近いようなこの状況。でも私はそこにのめり込むことはなく、むしろ敵対心を増していました。



そう、小学校の反抗期到来です。



ほんとにびっくりするほど先述の伯父にめちゃくちゃ反抗しまくっていました笑


小冊子の音読も「音読1ページ50円ね」と条件をつけお小遣い稼ぎにつかう。
また「この小冊子はお前の両親に見えないところにしまえ」と言われていたこともガン無視して玄関前に堂々と置く。
しまいには音読を頼まれてもBSアニメを見ながら
「だっておじいずっと言ってるさ、勉強やるなって。音読も学校から教えてもらったことだから勉強のうちに入るんだよ。だから勉強やらないでアニメ見てるんだよ。」

とのたまうありさま。マジで生意気。


ある時、その反抗心をさらに掻き立てる出来事が起こります。
それが冒頭にもあげた幸〇の〇学の清少納言の評価。



私は小学校1年の頃からめっちゃくちゃ、めっちゃくちゃに清少納言の『枕草子』が大好きなんです!!!!!!!!!!


小学1年生の時に初めて学習漫画で枕草子と清少納言を知ってから本当に大好きなんです。清少納言。


特にこの学習漫画が大大大好きで、サイズ違いのものも含めて最低でも200回は読んでると思う。
人生で1番思い入れのある大好きな本です。


そんな私の大好きな枕草子とその作者である清少納言、実は幸〇の〇学だと何故か評価が低いんです。

幸〇の科〇には霊界最強ランキングみたいなものがあり、私が当時読んでた小冊子でもこんな感じの画像で紹介されていました。


▽参考サイト

どうやらこのランキングによると清少納言は五次元霊界?の人間らしく、下から数えて3番目の位置なのだそう。松下幸之助や手塚治虫よりずっと下の位置にいます。


これを読んだ私は


…私まだ小学生だけどさ、偉人の学習漫画も沢山読んできたわけ。それなのに大好きな大好きな大好きな清少納言が、あんな素晴らしい枕草子を書いた清少納言が、下から数えて3番目??そんなわけあるか??
卑弥呼とか聖徳太子が上なのはわかる。ヘレンケラーがちょっと上なのもまあまあわかる。でもさ、いくらなんでも清少納言低すぎね??日本初の随筆を書いた人が??下から数えて3番目?なめてんのか??
紫式部と並ぶ平安女流文学の双璧だよ??なんで紫式部と並ぶどころか下にあんの?与謝野晶子や斎藤茂吉、エジソン、坂本龍馬より下??なんだこれ??この過小評価何???5万歩譲っても紫式部と同列だろうが??
でなんかしらんけど突然出てくる一番下にいる佐々木小次郎な。佐々木小次郎出すなら宮本武蔵を出せって感じなのに、このランキングにはその名前がない。一応書くなら五輪書書いてんだし佐々木小次郎より宮本武蔵のほうを乗せるべきじゃん仕事適当すぎか??



とブチギレたわけです。
信者とのトラブルとか人間関係が~というよりその宗教が提供している解釈が地雷すぎて無理になった感じ。
だって宗教とか関係なく誰だって好きなものを過小評価されたり下げられたらムッとくるじゃないですか!!!


そんな雑すぎる理由で「こんな小学生でも仕事適当すぎるだろって思われてることを堂々と発信してる宗教とかそういう世界ってバカなんだな、信じても何の得にもならないでしょ」と思っていました(失礼)


こうやって書き起こしてみるとだいぶバカというか変な体験ですが、こういう経験があったからこそ、私は人よりも「発信している情報に変な矛盾はないか」「ファクトチェックはきちんと行われているか」ということを注意深く観察しながら情報収集する癖がつきました。

歴史や宗教が好きだけど、今まで詐欺まがいのものや危ない団体との接触がなかったのは当時の解釈地雷でキレ散らかし、そこからじっくり情報収集する癖がついたおかげだなあと思います。

怪我の功名ってこういうことなのかもな。


ほかにもスピリチュアルが嫌いになった理由があるのですが、だいぶ長くなったので今回はここまで。

ここまで読んでくださりありがとうございました!ほかの記事も読んでくださったらうれしいです。

ほなまたね~




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