最近の記事

「大型大会に向いているデッキ」って何?

今年も1か月が経過し、2024年に馴染んできた頃と思う。 2月中旬にはCL福岡が控えているわけだが、ここでまた一つ、昨年の一年を通して私が学んだことをなんとなく書き綴ってみようと思う。 それは、「大型大会に向いているデッキと、向いていないデッキ」とは何かということである。 先に言っておくと、昨年書いた記事に「素直に練度の高いデッキを選ぶべきだった」と書いたが、それは今回は考慮しないものとする。 そもそもこのテーマで記事を書こうと思ったきっかけだが、「ロストギラティナが大型

    • ポケカにおける「メンタル」とは

      ついにCL京都まで1週間を切った。 出場予定の選手たちはデッキ選択に悩んだり既にデッキを絞って練習に入ったりと、各々準備を進めていることと思う。 最近になって、私は「現代ポケカにおける強さとは何か?」を考えていたのだが、一つの有力な答えに到達した。 それが「メンタル」、精神面の強さである。 というのも、ここ最近ではTCGのデッキは「作るもの」ではなく「選ぶもの」であると言われるようになり、いくらでも強い構築や試合での立ち回りがネット上に共有され、誰でもそれらを模倣すること

      • CLボロ負けした私が、試合後に反省したこと

        先日、チャンピオンズリーグ2024横浜が行われた。 会場で闘ってきた方も多いと思う。 今回私はサーナイトexのデッキで臨んだのだが、結果は2勝3敗と、あまりよろしくない成績に終わった。 このデッキを選択した理由としては、 ①シェア率の高いデッキタイプに不利を取らず五分以上で闘えること ②何もできない事故が少なく、試合数の多い大会に強いデッキだと感じたこと ③知り合いからの勧め ④今年に入ってからの実績 が挙げられる。 敗因としては、 一、そもそもデッキ選択が正解で

        • TCGの変遷~デッキは“作る”ものか“選ぶ”ものか

          先日ポケモンのWCSが終了し、ゲーム部門では日本人が三冠を達成、ポケモンカードではそれぞれ全く違うタイプのデッキが三部門で栄冠を勝ち取るという輝かしい結果に終わった。 しかし、今回書こうと思っているのはWCSの結果に関するものではなく、以前ポケカ界隈で議論になった話題についてである。 その内容はというと、「TCGのデッキは“作る”ものか“選ぶ”ものか」というものであった。 ちなみに筆者である私は現在他のTCGは一切触っておらず、昔遊戯王にちょっと触れた程度なので、他TCG

        「大型大会に向いているデッキ」って何?

          「2進化ポケモン」の将来

          本日より改名…というより以前の活動名に戻したぎんがという者である。 そもそもこの3年間名乗っていたゼロサムと言う名前はゆっくり投稿者として転生するために用いた名前であり、投稿をしていない今となっては不要なのと、ポケカで名乗っているプレイヤーネームとTwitterの名前が異なることで混乱を招くことも多々あったため、名前を統一することに決めた。 自己紹介はともかく、今回この記事を書くに至ったのは、今月28日に発売を控えている「黒炎の支配者」の収録カードに関して思うことがあるか

          「2進化ポケモン」の将来

          ロスギラー白ルギア対面について

          おはこんハロちゃお。 名をゼロサム、ポケカしてる人にはぎんがという名前で知られる者である。 私は4月より知り合いからの勧めでロストギラティナを使い続けているのだが(正確には昨年の11月から使っているがDセグメントのスタン落ちに伴い一度は手放した)、現在の環境でもロストギラティナは一定のシェア率を維持している。 5/6~5/7に行われたCL新潟の勝率の統計が出たのだが、その中には気になる数字がある。 ギラティナVSTARの対ルギアVSTARの勝率が、34.7%とかなり低い

          ロスギラー白ルギア対面について

          ロストギラティナ使ってる私が先攻を選ぶ理由

          先日CL新潟が行われ、ヤマグチヨシユキ選手が優勝した。 見たところ予選ではルギアVSTARが多く、Day2ではサーナイトexの数が多かったように見えるが、ロスト軸のデッキも一定数見受けられた。 ロスト軸のデッキというと、(デッキタイプにもよるが)元々じゃんけんで勝っても後攻を選ぶことが多かった。 しかし、私は去年からロストギラティナを使っているが、基本的に先攻を選んでいる。他の多くのプレイヤーが後攻を選んでいる中、なぜ先攻をあえて選択しているのか、後攻が選ばれがちな理由はな

          ロストギラティナ使ってる私が先攻を選ぶ理由

          全てのポケモントレーナーへ、責任と覚悟を持ってほしい話

          「ポケモンを楽しく遊んでいますか?」 皆さんは上記の質問にどう答えるだろうか。 数年前に、知り合いがポケモン剣盾の対戦界隈の民度の低さに憤りを感じ、炎上覚悟ではてなブログに全プレイヤーに向けたメッセージを投稿したことがあった。 残念ながらそこまで反響はなかったのだが、彼の覚悟の強さは読んだ人に伝わってくれたかと今でも思い出すことがある。 前置きはここまでにして、私も今回、ポケモンというゲームで起こっている問題について、プレイヤーの皆様に向けて私の願いを綴ろうと思い、当記

          全てのポケモントレーナーへ、責任と覚悟を持ってほしい話

          「自分も使えば勝てる」という罠

          先日ポケモンカードのCL宮城があり、マスターカテゴリで優勝したミライドンexが流行している。 ミライドンexはそこまで高度な計算や思考が求められる構築ではなく、初心者にも気軽に勧められるデッキタイプであると言える。 実際優勝したイナゲタ選手の構築はジバコイルVSTARが採用されている以外は至ってシンプルなものであった。 しかし、全ての優勝デッキがそうだというわけではない。 中には、「真似することをあまりお勧めできない構築」も存在する。 2016年のポケカの世界大会で優勝

          「自分も使えば勝てる」という罠

          パオジアンexを本気考察

          ついに2022年度もおわり2023年度に突入。 CL宮城に参加された方々はお疲れ様でした。新潟やJCSの権利を獲得された方々、おめでとうございます。 もう拡張パック「スノーハザード」「クレイバースト」の発売を間近に控えているが、4/14(金)以降にシティリーグ予定の方や、CL宮城、JCSを控えている方々は避けては通れない商品。特に今回は環境を塗り替えるカードが多いとの声が上がっているので、その中でも「パオジアンex」に着目していきたい。 カードの概要 こちらがパオジアン

          パオジアンexを本気考察

          「マイナー」はなぜ生まれてくるか

          私の周りには、使用率の低いマイナーなポケモンで対戦を楽しんでいる、またはそれらで勝とうと努力している人が一定数いる。読者の皆様の周囲にもいるかもしれない。 私もどうすればそれができるのか、常にいろんな可能性を模索しているのだが、その中でも特に記憶に残っている言葉がある。 「一部のポケモンでしか戦えない環境はつまらない。全てのポケモンで対戦を楽しみたい」「対戦で活躍できないポケモンを好きになったプレイヤーはどんな気持ちでプレイすればいいのか」 感情論ではあるが、当時私も彼

          「マイナー」はなぜ生まれてくるか

          「マイナー」について改めて思ったこと。

          最近疑問に思ったことがある。 例えば、ポケモンのランクバトルで30位圏外のポケモンしか使わないという縛りを自身に課しているプレイヤーは、上位のポケモンの御膳立てを必要とするマイナーポケモンは使用しないのだろうか。 これは一例だが、例えば「スカーレット/バイオレット」では、特性「あめふらし」のポケモンは一般ポケモンの中ではペリッパーしか存在しない。 もしシングルバトルでペリッパーの使用率が一桁だった場合(実際は違うがあくまで例えとして)、フローゼルやカマスジョーのような雨天

          「マイナー」について改めて思ったこと。

          「第2回 大バカ杯」のIDを発行しました。

          ご確認お願いします。 持ち時間制などは通常のランクマと同じにしてあります。

          「第2回 大バカ杯」のIDを発行しました。

          「ウルトラマン」という名称

          私はウルトラマンが好きでよく見ているのだが、今まで見てきた中に気になるセリフがある。 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』において、ウルトラマンベリアルが封印された回想シーンでのウルトラマンケン(ウルトラの父)のセリフ。 当たり前のようにウルトラマンキングの名前を呼んでいるが、シリーズに詳しい人はこの台詞がおかしいことに気付くはず。 そう、この頃のウルトラの父は角が短く、髭も生えていない。しかもゾフィーの胸のブレスターもないため、時系列的に明らかに『ウルトラマン』以前の出

          「ウルトラマン」という名称

          「ヒードラン」は本当に神話のポケモンなのか?

          も終わり、すっかり涼しくなってきたこの頃。 まるで灼熱のマグマのような暑さが恋しくなってくるのではないか。 そんなマグマの中から姿を現すのがこのポケモン。 ヒードラン。 「十字の爪を食い込ませて壁や天井を這い回る」という衝撃の図鑑説明に度肝を抜かれたプレイヤーは当時多かったはず。 問題はそれだけではなかった。 ・上述した伝説のポケモンとは思えない図鑑説明 ・図鑑上♂♀両方が確認されている(=普通に複数個体存在し生殖も恐らく可能) ・アニポケDP169話にて「“ふんか

          「ヒードラン」は本当に神話のポケモンなのか?

          『第2回大バカ杯』概要

          前回告知した『第2回大バカ杯』の概要になります。 概要 大会名:「第1回 大バカ杯」 主催:ゼロサム 協力:カレンパン/ちゃんねる青葉/ポテチDS 使用ソフト:『ポケットモンスターソード・シールド』 ※エキスパンションパス『鎧の孤島』『冠の雪原』を入れること 日時:2022年10月16日(日) 17:00~(予定) ルール: シングルバトル バトルタワールール 使用ポケモン:エキスパンションパス『冠の雪原』まで 特別なポケモン:なし 同じポケモン:不可 同じ持ち物:不

          『第2回大バカ杯』概要