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大切な友達へ

きょう、夢をみた。

とても、切なく、
すごく、温かい夢だった。


これまで、考えても見なかった、
友人達の夢だった。


わたしは、
人間関係が下手くそで、
友人にも、ちゃんと話せない性格だった。


だから、学校を卒業する度、
自分から連絡する事なく、
いつも友人から、連絡をくれた。


なんとなく、会う事で励まされて、
安心していた気がする。


わたしが、初めてうつ病になった、
新卒1年目。


実家に居場所がなくて、
車中泊で、いろんな所を彷徨っていた。


そんな時、
高校時代の友人が、話を聞いてくれて、
友人の家に泊めてくれた。


部活が一緒で、
いつも側に居てくれた。


そんな友人の家族もまた、
あたたかく、わたしの事を受入れてくれた。


その後、物件探しを手伝ってくれて、
わたしは、ひとり暮らしをする事になった。


友人のお母さんが、
一所懸命、物件を探してくれて、
契約にも立ち会ってくれた。


たくさん話を聞いてくれて、
とてもいい場所を見つけてくれた。



それなのに、わたしは、
母が来た時、家に上げてしまった。


それは、「会わないと、親不孝」と思ったから。


結局、実家に帰るように説得され、
なくなく、その家を手放した。


一所懸命さがしてくれた、友人のお母さんの努力が。
友人と、その家族のサポートが、
水の泡になってしまった。



それくらい、わたしの中で、
母の影響は強かった。


だから、この場を借りて、
友人と友人の家族の方へ。


あの時は、ごめんなさい。
そして、辛い時に、たくさん手を差し伸べてくれて、
本当に、ありがとう。


あの経験がなかったら、
いまここで、ひとり暮らしを頑張れていなかったと思う。


その友人の結婚式が、最近あった。
どうしても行きたかった。
でも、その時は、うつの症状がかなり酷かった。

クリニックの待合室に、人が多いだけで、
くらくらと気分が悪くなっていた。


だから、結婚式に行ったら、
逆に迷惑をかけてしまうと思って、行けなかった。

本当は、家族まるごと、たくさんのお祝いと、
あの時の感謝と謝罪がしたかった。


でも、出来なかった。
行きたかった。
出来なかった。


気持ちだけ、送っていた。
今日は、友人のハレの日。


どうか、天気も晴れますように。
幸せな時間が、流れますように。
たくさんの、大切な人に、見守られて、
いい時間を過ごせますように。


その友人の子供は、その数日後に、
1才になった。


なにも出来なかった。

連絡も、電報も、たくさん考えたけど、
なんて声を掛けたらいいのか。


それに、恥ずかしながら、
働いていない身で、
お祝いを送ると、逆に心配されそうで、
気を使わない方法を探していたけど、
見つからなかった。



お祝い、行きたかったな。
当時の同級生たちにも、会いたかったな。


いつか、会えますように。


みんなが、無理せず、心身共に健康であれば、
いつか、どこかで会える。


そう信じてるよ。



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