精神科医と経営者

クリニック、行ってきました。

3週間ぶりの受診。


段々と活動できているいま、
嬉しい報告が出来るなぁと思っていました。



そして、診察までの間、
待合室で座っていると、
とある患者さんが、診察室から出てきました。


その男性は、介護スタッフ2名に支えられて、
よろよろと歩いていました。


そして、重度の疾患があるのか、
うめき声が出ていました。



その時、
「ああ、頑張って診察に来たんだなぁ。」
「介護スタッフさんが同行してくれて、良かったなぁ。」

と思いました。



その一方で、なんだか
異様な空気を感じました。


それは、男性に対する
クリニックスタッフの言動でした。


男性が帰った後、
医療事務と社会保険福祉士さんが、
「あ~、今日も大変だったなぁ~!」
「え~、今日はマシな方でしょ!」
「そうか~?俺めっちゃ疲れた~!」


みたいな会話で、
ケタケタ笑っていたんです。


いや…….。
わたしは、スタッフでも男性でもないから、
その大変さや苦しさは分からない。


でも、その発言を聞いて、
とても気分が悪くなりました。



それも、裏で愚痴を言うならともかく、
待合室に響き渡る会話。



男性も、きっと
症状として、こうなっているだけだと思う。

(いや、もしかすると、性格の部分もあるのかもしれないけど….。)


それでも、患者さんに対して、
あんな言い方ないし、
待合室に座っているわたしも、
こんな事を言われているんだろうな、と
容易に想像出来ました。


「ああ、無理だ。」


そして、診察に呼ばれました。



正直、もう、
スタッフの誰の顔も見たくありませんでした。


そこで、いつも掛けている眼鏡をはずして、
診察室に入りました。



そこでの話は、

・最近の体調について
・訪問看護とのやり取りについて
・今後のお薬について


でした。


体調は上向きで、お薬も減らせそう、
という話が終わったあと、
先生から、訪問看護とのやり取りについて質問がありました。



わたしは、

・中断と言ったけれど、平然と訪問しようとされた事
・「もう一度、『サービス終了』という事をハッキリ、主治医の先生から
  聞いてきて欲しい」と訪問看護の人に言われた事


を伝えました。



すると先生は、


・僕からは、サービスの中断という事をお伝えしているよ
・でも、訪問看護サービスのスタッフさんが、「どうしても心配だ」
 というので、それは、そちら側で彼女と連絡を取ってください。
 と伝えた。


と言いました。



正直、ため息が出そうでした。


・僕は、サービスを終了しても良いと言ったけど、
 訪問看護サービスの方は、あなたと話したがっている。
 それは、僕が止める事ではないから、そう言ったよ。


と言い、
取ってつけたように、
「なんだか、こちら側の不手際で、すみません。」
と感情のない言葉が続きました。


わたしは、サービスを辞めたいと、
両者に伝えているのに、
一向に辞める気配のない、いたちごっこ。



明らかに、訪問看護サービスが、
行き過ぎているのに、
主治医が「サービス終了」の指示を出さない。


そんな事で、訪問看護が終わらない。



もう、わたしは、
必要ないと言っているのに…..🫧😭🫧


なんだか、医療に囲われている気がしてきて、
クリニックに通うのも
嫌な気持ちになってきました。


お薬をもらうだけなら、
「もう、別の病院でもいいや」


そう思いました。


患者さんの受け入れが増えて、
スタッフさんが疲れてきているのは、
何となく感じていました。



いまが、離れ時かもしれない。



そう思いました。



「わたし」としての診察は終わって、
「クリニック経営」に舵を切ったんだな。

そう思いました。



病院を守る事。
院長としての義務。
そんな話をしている気がしました。


なら、いい。
それでいい。


わたしは、いままでの感謝の気持ちを込めて、
転院を考えようと思う。




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