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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 秋分の日に思う

記録的に暑かった今年の夏も、ようやく終わりが見えてきましたかね。もう残暑という概念を無にしてくれる酷暑が9月も続いておりました。地球環境レベルで考えなくても、これでいいはずはありませんよ。

個人的にもここらで季節の変わり目といった状況になっております。9月末でラジオ番組が終了するからですが、収録は8月末で既に終えております。ここ2〜3週間はずいぶん時間に余裕が出たように思います。9月の中旬以降は、お店が混んでおりますから、実感としてヒマではありませんけど、仕入れなどは慎重に漏れなく準備ができておりますから、気分的に落ち着くことができました。

如何せん、ジンジャーは昼の顔と夜の顔が全く違うので、それぞれに考えなければいけません。昼はこのまま好調を維持できれば言うことなし、夜や週末は音楽目当てのお客様が増えてきましたから、慎重に対応しないといけませんし、売りレコードの在庫管理などもしっかりやっておく必要があります。

とりわけ金曜日の夜は20時から自分の番組のOAを一緒に聴いておりましたから、ここにきてお客様も増えておりますし、最終回は何か特別な趣向を考えないといけないようです。既にご予約が入り始めましてね。最終回だからと言って特別なことはない、普段と同じような内容ですが、一応テーマは「我がアンセム」、ことある毎にご紹介している好きな曲をあらためてご紹介するだけです。それでも、趣向として一応考えているのは、番組のテーマソング、ヴァニティ・フェアーの「夜明けのヒッチハイク」の7インチ盤でも配るかと準備しております。…あとは何ですかね?泡の出るヤツでも開けますかね。振り返り用に、お題の一覧でもプリントアウトしておきますかね。

さて、今日はお店の営業終了後、トークイベント「7インチ盤で聴く優良録音」が開催されます。今回もオーディオテクニカさんのご厚意でカートリッジの聴き比べなど、面白いネタがいっぱいです。個人的には「モノラル盤はモノラル・カートリッジで鳴らすとやはりいい音なのか」という部分がハイライトでしょうか。レッド・ツェッペリンの初期音源のモノラル盤でも鳴らして試せたらと思います。主催者のくせして、お客さんそっちのけで楽しんでしまいそうな気がします。

さあ、気温が下がってくれば、芸術の秋・読書の秋、寝ている暇はないぞというくらいにやりたいことが溜まっています。時々周囲の人間と話すのですが、「具合が悪くて早期退職したわりに、老後の時間を随分楽しんでいるよね」と。これでポックリ逝けたら最高ですが、動けるうちは思い切り動いて、心残りがないようにしておきたいではないですか。グチグチ考えているヒマがあったら、さっさと遊びましょうや。こちとら、それが商売ですからね。

さあ秋分、秋冬モードに切り替えて、ドライヴでも、アートでも、音楽でも、可能な限り楽しみましょう。

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