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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 砂町に轟く「ブラック・ドッグ」

昨日は江東区砂町文化センターの「レコードの魅力」講座、第2回の開催日でした。月曜日と火曜日はお店がランチタイムだけの営業なので、こういう用件は月火限定です。そんなわけで、ラジオ番組の収録も月火中心ですね。月火の夜がヒマかと言うと、決してそんなことはなくて、いろいろ走り回っているのが実情なんですけどね。

昨日は前半30分ほどで、「ジャズ喫茶という日本独自のカルチャー」ということで、50年代60年代の定番ジャズを何曲か聴き(「A列車で行こう」デューク・エリントン、「ナウズ・ザ・タイム」チャーリー・パーカー、「クール・ストラッティン」ソニー・クラーク、「クレオパトラの夢」バド・パウエル、「モーニン」アート・ブレイキー、「ソー・ホワット」マイルス・デイヴィス、「ファイヴ・スポット・アフター・ダーク」カーティス・フラー)、その後、「1970年代、シンガー・ソングライター、ハード・ロック、プログレッシヴ・ロックの隆盛とアナログ・レコード」ということで、10数曲聴いたわけです。

やはりシンガー・ソングライターというテーマで語るときに、キャロル・キングとジェームス・テイラーは外せません。でも英国の動向も少ししゃべりたかったので、エルトン・ジョンの「ロケット・マン」とジョン・レノンの「イマジン」を聴いておきました。「イマジン」が米国で放送禁止曲というあたりでは、皆さんかなり驚かれていたようです。「好きなアーティストが固まってきたら、レコード集めが楽しくなるよ」という論調ですから、受け狙いのベタな選曲です。

続いてハード・ロック。今回は昨年に比べ、かなり若い参加者さんが多いのですが、どうしてもご高齢の方が多めなので、この部分をしっかりやっても受けるかどうか不安もありまして、「でも一曲はガツンと行こうかな」とたくらんでおりました。選んだのはレッド・ツェッペリンの「ブラック・ドッグ」、ハード・ロックの代表的なバンドの代表的な曲です。

如何せん「イマジン」の次です。さらっと曲紹介して、針を下ろしましたよ。ついでにボリュームをグイっと上げましてね。いやあ、はっはっはっ、気持ちいい鳴り。マトも若い初期盤7インチで、低音もしっかり出てますね。ロバート・プラントのヴォーカルも張りがあります。アナログだと、エッジがいい具合に立っていて、音の塊感がいいんです。音の分離はよくないかもしれませんが、その分迫力はありますね。

…ん?なんだか皆さん、姿勢がよくなってますね。ツェッペリンに敬意を表して、…じゃねーか、のけぞってるだけか?あれ、音、大き過ぎでした?いやあ、ハード・ロックってこうやって聴くもんですよ。

残るはプログレですね。キング・クリムゾンの「宮殿」ですが、広い部屋なのでジャケットのインパクトはさほど感じられないでしょう。曲はもちろん「21世紀の精神異常者」、せっかくですから、ボリュームをクイっとね…。ピンク・フロイドは、昨年「マネー」をかけてしまいましたから、今年は「吹けよ風、呼べよ嵐」、デンデデンデデンデデンデ…。ん?皆さん姿勢が悪いなぁ。…元に戻っただけか。最後のジェネシス、「ダンス・オン・ア・ヴォルケーノ」、ボリューム、も少し上げたれ…。

姿勢よーし。

開始前、ボリュームを上げる練習…
犠牲者…もとい、受講生の皆さん、本当に真剣に聴いていらっしゃいます
展示も楽しめるようにしております
ジャズ本等
1960年1月~7月号の「スヰング・ジャーナル ⇒ スイング・ジャーナル」
買うときには気をつけましょうレコード各種
ミステイク盤各種
レコード・ジャケットによるオマージュ
好きな曲やアーティストができたらボックスセットも…
4ch盤、サンプラー、赤盤
カラー・レコード&ジュークボックス専用レコード
変型ジャケット例(変型ジャケは次回いっぱい持ち込みます)
ピクチャー・レコード
シェイプド・レコード
お疲れさまでした~

冗談書いてますけど、皆さん真面目に聞いてくださいます。こちらも結構しっかり仕込みます。案外楽しい時間です。

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