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技能実習制度、廃止!!

こんにちは。グローバルネットワーク協同組合 鹿児島営業所の二木です。

昨日、「外国人技能実習制度を廃止」新制度を創設へ。
とのニュースが出ました。
これは外国人労働者受け入れに関する有識者会議の中間報告書に「技能実習制度の廃止」を盛り込み、法務大臣に提出されました。

中間報告書(概要)

☑主な報告点ついて

①人財育成を通じた国際貢献→人材確保も制度目的に追加

これまでの技能実習制度は国際貢献が大義名分となっていました。しかし、実態としては人材不足の補填。
このジレンマからやっと解放されることになります。

②職種が特定技能の分野と不一致→職種は特定技能の分野にそろえる

少しややこしい話なのですが、具体的に書きます。
食品工場で外国人を雇おうとした場合
特定技能外国人では菓子製造業や乳製品製造業で雇用できても、技能実習生ではできません。
技能実習生はそう菜製造業やパン製造、水産練り製品製造のかまぼこ製品製造はできる。
と言ったように技能実習生はできる業種や作業が決まっていました。
今回の変更によりこれまで特定技能でしか受け入れられなかった業種が受け入れられるようになることで特定技能1号の5年間の前に技能実習生に代わる新制度を活用してより長い期間、働いてもらうことができます。

③転籍、原則不可→転籍制限は、限定的で残し従来より緩和する(転籍制限の在り方は引き続き議論)

技能実習生は配属から3年間は転籍(転職)できません。
人材育成が主眼であるため3年間は腰を据えて同じところで技術の習得を目指してのことだと思います。しかし、この転職禁止の影響で実習生がブラック企業にこき使われてしまったというのも事実なのです。
しかし、転籍が可能になると入国の際に受け入れた企業が入国に係る初期費用を負担し、転籍側は初期費用を負担せずに雇えるようになる可能性があります。また、地方の給与のひくい企業に就職し、その後日本国内で転職活動を行い、都市部の企業に転職されてしまうおそれもあります。
この部分は十分に議論をしてほしいです。

④日本語能力の向上に向けた取り組みなし→就労前の日本語能力の担保および来日後の日本語能力向上の仕組みを設ける

技能実習生は技能実習1号(1年目)と技能実習2号(2年目)にそれぞれ基礎級と専門級の試験があり、実技と日本語の試験があります。
ここでの日本語の試験と言っても業務に関する知識を問うもので、日本語全体の能力を問うものではありません。
また、労働環境にもよりますが工場のライン作業等だとあまり日本人と話す機会がすくないです。さらに先輩外国人に作業を教えてもらい、普段は同僚の外国人と一緒にいることになれば、なおのこと日本語を修得するのは難しです。
技能実習生本人の努力次第に委ねられているのが現状です。
新制度では技能実習生の使いやすい日本語オンライン授業や日本語教育施設ができていくことを願います。

以上、今回は有識者会議の中間報告の概要から現状と新制度に来たすることや変更の方向性について書きました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。

今後も技能実習にまつわることを発信してまいりますので、応援よろしくお願いします。

鹿児島県の技能実習の受入れは
グローバルネットワーク協同組合 鹿児島営業所」にお問い合わせください。
メール:futaki@global-network.jp

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