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昭和30年代の銀座 貴重な情報その1

発行66年「銀座百点」
お店の入れ替わりもありつつ
38店が初期からの会員店舗。
それぞれの歴史を振り返る貴重な記事
が投稿されています。
その中から7店舗を前半後半に分けてご
紹介します。

【銀座タニザワ】


昭和26年、対日講話条約締結に向け来日
したダレス特使が携えていたカバンを見
て、2代目店主が試行錯誤の末に商品化
したダレスバックが代表的な商品でした。
現在の上皇陛下がエリザベス女王の戴冠
式に参列された際には、旅行鞄「エアケ
ース」を納入。
陛下のご成婚を記念して、34年から一般
販売を始めました。
ダレスバックは今もバリエーション豊富
に展開、エアケースは少し小ぶりなサイ
ズのものを販売しています。

上皇后様の旅行鞄は、タニザワ製だった
のですね。

【和光】


当時も今も美しい佇まいの和光本館です。
昭和30年のショーウインドーの写真を見
ると、初の日本開催で話題を呼んだテニ
スのデビスカップの優勝杯、6月10日の時
の記念日やクリスマスなどには、華やか
な装飾で街を彩りました。

銀座の中心にあり、待ち合わせにもよく
使われます。
10年前の東日本大震災からは、自粛でシ
ンプルになってしまいましたが、ショー
ウィンドウーが華やかで素敵で、いつも
楽しみにしていました。

【銀座 菊廼舎】


「富貴寄(ふきよせ)」の青缶や、3代目
が考案した「大徳寺まんじゅう」。
どれも今も変わらず販売しているお菓子
ですが、「富貴寄」は今よりもシンプル
な色合いだったとか。
フランス俳優、イヴ・モンタンが撮影で
来日した際に訪れ、富貴寄を購入したと
言われています。

季節やイベントごとに、変わるデザイン
や内容が飽きさせません。
ちょっとしたお使い物にも重宝します。

【鳩居堂】


衣装用の匂い袋の「にほひ粉」が看板商
品でした。
タンスに入れておくと上品な香りが衣装
に移り、防虫効果もあります。
天然原料のみを使用し、老山白檀などの
香原料を細かく刻んで混ぜあわせていま
す。
ルーツは奈良時代の防虫剤で、正倉院に
は8世紀の「えび香」と言う防虫を目的
としたお香が残されています。

こちらの「名刺香」を愛用しています。
名刺入れに入れておくと、名刺1枚1枚に
香りがうつりお渡しする時に香ってくれ
ます。

残りの3店舗は、また明日ご紹介します♪

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