映画「子宮に沈める」

前々から興味があった映画

何年か前の事件が元になってるらしい

最初は幸せそうな家庭が描かれているけど
そこには家庭のリアルがある

夜泣きする息子、手がかかる子供たち
それでも「ママ」は家事をこなしながら
家庭を守ってる…

最初からさ、旦那さん不在なのよね
そこがすごく不穏

結局、旦那さんとは離婚して引越しするんだけど
シングルマザーとしては良い暮らししてるよね

徐々に荒れていく生活
夜の仕事をするようになって
「母親」である事よりも「女」である事を
選んでいく「ママ」

娘は母親の真似をしてお化粧したりドレスを着たり
衝撃だったのは弟の服を捲り上げて
お腹にチュッチュッしてた事…
あー、ママの事、見てるんだね…って思って
ママに対して嫌悪感が増したわ

子供のせいで男ともうまくいかなくなりかけて
子供放置してずっと帰らない生活をする「ママ」

娘はママが帰らないので仕方なく弟の面倒を
つたないながらも見ていて
生存本能とでも言うのか
ちゃんと水飲んだりしてるのよね
食べ物が無くなっても
とりあえず食べられそうなものを食べて
生き長らえて
弟はそれが当たり前だけど出来なくて
亡くなっちゃうんだけど

ママが帰って来て息子の死体から蛆虫を取って
息子の着てた服を洗濯し
お風呂に水(お湯)溜めて
娘を入れてあげるのかと思いきや溺死させる
っていうね…

しかも自身はまた妊娠してて
流産させる為に編み棒を…

最後は姉弟を綺麗な服に着替えさせて
レジャーシートで包み
自分は全裸でそれを見下ろす

いやーどうしようもない映画だよね

私も「母親」だけどさ
子供よりも男の方が大事になる事ってある?
確かにさ、子供は自分とは違う別人格だから
思い通りにはならないよ
ワガママだって言うし

コイツさえ居なければっていう発想なんだろうけど
そういう人は子供が居ようと居なかろうと
結局は同じ結論しか生まないよね

自分の欲望が
子供を育てる事よりも優先されるって
ホント、どうしようもないよな

母親である以上
「諦める事」はたくさん出て来る
それは私も経験した
でも母親だからこそ
「得られる物」もあるんだけどね

子供なんてさ
育っちゃえば自然と
手がかからなくなっちゃうのにね

ママ、ママって言ってくれる時間なんて
すぐ終わっちゃうのにね

語弊を恐れずに言えば
ムナクソ映画だよ

子供育てられないなら
とっとと手放せばいいのに

どんなもんかと思って観たけど
やっぱり重かった…

星★★☆☆☆

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