中国マーケといえば”GITAN”

"GITAN"には、中国市場向けのマーケティングを長年行ってきた豊…

中国マーケといえば”GITAN”

"GITAN"には、中国市場向けのマーケティングを長年行ってきた豊富な人材が在籍。中国にルーツを持つGITANスタッフが中国の最新情報の発信を行っていきます。ご興味がある方はTwitterでお気軽に連絡ください。 https://twitter.com/GITAN_inc

最近の記事

気になる中国人観光客の戻り具合は如何に?2023年6月の訪日外客数データを読み解く

夏休みに向け各観光地でのイベントが増える中、外国人観光客が楽しむ姿やインタビューを受ける様子を報道で見かけることが増えてまいりました。 着物体験サービスなどにおいては既に数ヶ月先まで外国人客の予約でいっぱいといった話を耳にしたり、新宿駅ではスーツケースを持った旅行客を多く見かけるなど実生活においてもインバウンドの復調を感じる日々が続いております。本日は7月19日に観光局より発表された「訪日外客数(2023年6月推計値)」をもとに、現在のインバウンドに関する状況を見ていきたいと

    • インバウンドの復活により徐々に回復する百貨店売上

      「インバウンド」や「爆買い」と聞いて浮かぶ光景のひとつとして、百貨店で買物をする外国人観光客の姿を思い起こす方も非常に多いのではないでしょうか。ホテルや飲食店、レジャー施設など様々な分野でのインバウンド復活の様子が連日報道されていますが、やはり多くの観光客にとって、依然として百貨店は行くべきスポットのようです。先日、日本百貨店協会が発表した2023年5月の全国百貨店売上高概況※1 によると、百貨店の売上は順調に回復に向かっているとのことです。 前年度比19.1%増を記録する

      • 激安ECの波に乗る、世界で圧倒的な人気ECアプリTemu

        激安アパレルECとして若者Z世代から支持を受けているSHEIN(シーイン)に引き続き、そのようなECモデルを模倣する中国ブランドが現れている。激安ECの拼多多(ピンドゥドゥ)が昨年ローンチした「Temu(ティームー)」だ。 ■「激安」中国EC、物価高のアメリカで急伸していた 「Temu」は昨年物価高であったアメリカで急成長しており、アマゾンやウォルマートよりも安い商品を提供をしていることから人気を得ていた。 Temuは開始後わずか半月でGoogle Playのショッピング

        • 観光庁による「インバウンド受入環境整備高度化事業」の三次公募が開始。注目の内容とは

          観光庁による、主要観光地における訪日外国人旅行者の促進と消費の拡大を図ることを目的とした「インバウンド受入環境整備高度化事業」における観光拠点施設の拠点機能強化の支援のための三次公募が6月7日、開始されました。 「訪日外国人旅行者の周遊の促進・消費の拡大を図るためのICT等を活用した観光地の受入環境整備」の支援を目的とした取り組み。その対象は、多言語化やキャッシュレス化、ワーケーション環境整備など多岐にわたる。 その他、ナイトタイムエコノミーの環境整備や混雑状況の「見える

        気になる中国人観光客の戻り具合は如何に?2023年6月の訪日外客数データを読み解く

          受け入れ再開から1年、2015年を超えるペースで劇的に増えていく訪日観光客

          観光を目的とした訪日外国人観光客受け入れが再開してから6月10日で1年が経過しました。共同通信の報道によると※1、2023年の現時点までのペースは年間2000万人を超える勢いとなっており、確実に向かっていると言えます。インバウンド需要を狙う各企業にとっては朗報ではありますが、中国人観光客の本格的な回復があるかどうか、またそれはいつなのか、によってこの数字が大きく変わってくると見られています。 航空便や運賃、団体旅行の解禁、、中国人観光客の本格的な復活の鍵とは これまで一日

          受け入れ再開から1年、2015年を超えるペースで劇的に増えていく訪日観光客

          潜在的市場規模は1兆元との試算も。急成長する中国のコーヒー市場

          ここ最近中国のコーヒー市場が急成長期を迎えていると、先日中国のメディアである新華社が報じました。※1 上海市でこのほどは発表された「2023年中国都市コーヒー発展報告書」によると、潜在的な市場規模は1兆元に達するとのことです。10年ほど前までは、海外の有名チェーンが中国市場で存在感を見せていましたが、ここ最近は中国ブランドのコーヒーチェーン店も台頭しており、なんといまや中国国内のコーヒーショップは11万7300店との調査結果も。新たな市場機会として、世界から注目を集めています

          潜在的市場規模は1兆元との試算も。急成長する中国のコーヒー市場

          続々と復活する中国と日本をつなぐ空の便。インバウンド復活の一歩へ

          中国のLCCとして人気の春秋航空が、6月5日より新たに福岡−上海便の就航を開始いたしました。3年3ヶ月ぶりに、福岡空港と中国本土を結ぶ路線が復活した形です。既に本格的な就航を再開している成田や羽田などに加え、日中両国の地方都市をつなぐ航空便が復活の兆しを見せ始めています。これまで中国人の旅行熱、そして”日本熱”が高まっているものの空の便が少ない、というような現象が起きていましたが、航空便復活の流れにより、いよいインバウンド需要が本格的に復活の軌道に乗り始めたというところでしょ

          続々と復活する中国と日本をつなぐ空の便。インバウンド復活の一歩へ

          中国マーケティングに大きな変化か。ステマを禁止する法律が施行

          ※本ブログにおける内容は筆者個人の見解であり、その内容の正当性を保証するものではございません。予めご了承ください 中国政府がインターネット広告への規制を強めはじめている、との報道が日経新聞にて掲載されました。※1ステルスマーケティング、いわゆる”ステマ”を禁止する法律の施行が中国で始まったとのこと。報道によると、内容としてはインターネット広告において、広告である場合は消費者に広告と認識させる必要があるとの明記が新たに5月に施行された「インターネット広告管理弁法」にて示されま

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          キャッシュレス“日本と中国”格差の理由。もはや日本は遅れている?!

          携帯電話でお金が支払えるモバイル決済。日本銀行は、日本での利用率が6.0%なのに対し、中国は98.3%だと書いた。なぜ中国はモバイル決済の先進国になったのか。そして先進国である日本は、なぜキャッシュレスにおいては後進国になってしまったのか。さまざまな観点で見ていきたいと思う。 財布を持つのは時代遅れ?中国でキャッシュレスが主流となった背景 経済産業省が発表した2023年の最新資料によると、中国は韓国に続いて世界で二番目にキャッシュレスが進んでいる国である。中国の83%、

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          10万社、2兆3700億円、、勢いを伸ばす中国の越境EC企業たち

          オンラインにて国や地域をまたいで取引を行うことを指す、越境EC。 Amazonや天猫の越境EC用プラットフォームであるTmall Globalなどが世界的に有名です。インターネットの普及に伴い各国で爆発的な発展を遂げていますが、その中でもやはり突出した数字を残し続けているのが中国の越境EC。輸出入共に十数年に渡り圧倒的な数字を残し続けています。本日は、先日中国の商務部より発表された、中国の越境ECにまつわる報道を紹介いたします。 越境EC輸出入規模は2兆3700億円。なんと

          10万社、2兆3700億円、、勢いを伸ばす中国の越境EC企業たち

          "体験型"の旅行経験の提供を目指す各自治体のインバウンド施策。その狙いとは

          数年前まで、インバウンド関連の報道といえばよく大量の買い物袋を持った観光客の姿や家電量販店で買物を楽しむ方々で溢れていました。実際、インバウンド観光客=爆買いというような連想をされる方もいまだ多いのではないでしょうか。実は今、その"従来のインバウンド客像"が大きく変わってきているのです。水際対策の緩和意向、報道において見かけるのは桜を楽しむ観光客や、着物体験をする方々など。買い物を旅行のメイン目的としている方は依然として多いですが、少しずつ、"体験"をとても重視する観光客が増

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          ホテル事業者の実感とは?最新アンケートから読み解く効果的なインバウンド施策

          つい数ヶ月前までは各メディアやSNSである種の驚きを持って取り上げられていた"インバウンド観光客の増加"ですが、ここ最近は実際に生活をしていても実感をするに至っており、もはや増えていくのは当たり前だという熱量となってきています。それでは、実際のところどうなのか。本日は、最もインバウンドの熱量を感じているであろうホテル事業者の方々のアンケート結果を紹介したいと思います。 調査概要:ウィズコロナのホテル運営とDX活用に関する意識調査 調査方法:インターネット調査 調査期間:20

          ホテル事業者の実感とは?最新アンケートから読み解く効果的なインバウンド施策

          今年の618の動向を占う?618前夜祭(前売り企画)のカテゴリー別売上ランキングをチェック!!

          間もなく訪れる、中国ECサイト最大のイベントのひとつである618。各SNS上では大きな盛り上がりを見せています。前回の618に関する記事(https://note.com/gitan_inc/n/n6e6f936cc7e8)でもご紹介させていただきましたが、その特徴はイベント期間の長さ。実は前売り企画が既に5月26日実施されており、先日その前売り企画における商品カテゴリーごとの売上が発表されました。本日は、特に売上の多かった美容関連カテゴリーの売上ランキングを紹介すると共に、

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          中国アニメブームの到来。ブームの波に乗ったマーケティング方法も?

          ついこの間まで「スラムダンク」や「すずめの戸締り」などの日本のアニメ映画が中国国内で大ヒットしていた中国だが、ここ最近では日本内での中国アニメの存在感が際立ってきた。 日本における中国アニメのブームは、ここ最近非常に注目されている。中国アニメは、日本のアニメに比べると比較的新しい存在ではあるが、近頃、中国アニメの品質や人気が急激に向上し、世界中で広く視聴されるようになってきている。 話題沸騰中!人気のある中国にアニメのTOP3をご紹介! マーケティングやプロモーションの

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          2023年の国慶節とは?コロナ禍以降最大の観光客数が見込まれる超大型連休をチェック!

          GWの大型連休が過ぎ、日本と同様に五月病に悩まされながら日常生活を送る中国の方々ですが、一部の人々は既に"超大型連休"国慶節に目を向けています。本日は、2023年の国慶節について紹介してまいりたいと思います。 そもそも国慶節とは?なんと今年は8連休の超大型連休! 国慶節は中国の長い休暇期間であり、多くの人々が旅行や休息を楽しむ特別な時期です。そもそも国慶節とは、中華人民共和国の建国記念日であり、毎年10月1日に祝われます。この日は中華人民共和国の建国を記念し、国の発展と繁

          2023年の国慶節とは?コロナ禍以降最大の観光客数が見込まれる超大型連休をチェック!

          "近未来"な微信(Wechat)の新たな決済サービス。対応が迫られる日本企業

          微信(WeChat)によって発表された新たな決済サービスが、早くも話題となっております。そのサービスとは、「手のひら決済」。手のひらをかざすだけで決済が完了するという新サービスです。人民網日本語版の記事によると※1、5月21日に発表された本機能では、個人の微信アカウントと紐づけし掌紋を登録しておいた後、端末のスキャナに手をかざすと、決済を完了することができるとのこと。これまで数々の決済方法を発表しキャッシュレス業界を牽引してきた中国ですが、まさに"近未来"な技術に、注目が集ま

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