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昨年の総売上はなんと6,989億元!大注目のECセールイベント「618商戦」とは?

様々なイベントが開催されることで知られる中国ECサイト。
11月11日に開催されるダブルイレブンが最も有名なイベントですが、間もなく開催される618イベントも、今や注目度ではダブルイレブンと双璧をなす一大イベントと言われるほど。なんと昨年はセール期間中のECサイト全体での総売上は6,989億元との報道もございました。※1
ダブルイレブン同様、年々売上額を更新しており、今年も昨年を上回るだろうとの予想がされています。

本日は、そんな618商戦とは一体どんなイベントなのか、紹介をさせていただきたいと思います。

618とは、各ECサイトがこぞって盛り上げる春のロングセールスイベント

元々は、JD.com(京東)を運営する京東の設立日イベントとして始まったのですが、他のECサイトも続々参入し始め業界を巻き込む一大イベントとなりました。

他のセールイベント同様、普段に比べて大幅な値引き合戦が行われるセールですが、特徴的なのはその長さ。24時間イベントであるダブルイレブンと異なり、618と銘打たれているものの、5月の後半頃から6月18日まで、およそ3週間ほどに渡るロングイベントとなっております。
単に長いセール期間というだけでなく、期間中に「化粧品が安い日」や「家電製品が安い日」などのカテゴリーごとにイベントを行う特徴的な日を用意したり、事前予約をすることで安くなる期間を設けたりと、この長いセール期間を飽きさせないような取り組みがされています。

左:2022年京東の618活動カレンダー、右:2021年天猫の618活動カレンダー
期間中、様々なイベントが開催されておりました。

去年は一体何が売れたのか?人気の商品カテゴリーとは

ありとあらゆるジャンルの商品が割引され、爆発的に売れる618イベント。
では、その中で一体どんな商品が人気だったのでしょうか。
統計によると、最も売れた商品カテゴリーは家電製品でした。割引額が大きい製品が多かったことが結果につながったようです。続いて売れたのは、スキンケア用品。各社とも618期間中人気のライブ配信者や芸能人を起用しライブコマース活動を展開する動きがあった中で、元々の人気もありながら、さらにライブコマースと相性のいいスキンケア用品が非常に多く売れました。また、例年に比べ美顔器の売上も好調で、中国人の美への意識の高まりを示す結果となりました。

イベント期間中もやはり強いライブEコマース。今年の618も各社のプロモーション戦略に注目。

昨年のダブルイレブンでは、タオバオライブにおいてわずか4時間で1,000万元(約2億円)超が記録されたことが話題になりました。
今年の618では天猫は5000人の新ライバーを投入するとの報道もあり、やはりイベント期間中もライブEコマース。何が売れているのか、何が安くなっているのかと同じくらい、各社がどのようなプロモーションを行っているのかを注目するのも面白い点も、EC大イベントの醍醐味かもしれません。

株式会社GITANでは、中国でのSNS&ECマーケティングに特化した専門集団として、インバウンド集客力の向上を狙う企業様へのサポートを行っております。お客様のご予算やご要望、中国の市場傾向などをふまえたご提案が可能でございますので、ぜひどんなことでも、ご気軽にご相談くださいませ!

出典1:千龙网 https://www.qianlong.com/ 
出典2:金融界JRJ.com http://m.jrj.com.cn/