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【業務委託/マッチングサービス】 L社のエピソードをお話しします①

インターネット上で、業務委託を行うウェブサイトやスマホアプリについて取り上げます。


雇用以外の『契約』


2023年、『業務委託』の形式で、金銭授受の発生する契約が可能なウェブサイトやアプリが、複数存在しています。

業務委託とは、昔に言うような『外注に投げる』、そして英語で『アウトソーシング』と呼ぶようなことです。

数種類を後述しますが、このようなウェブサイトやアプリでは、業務を任せる相手を選考するための『契約』を行うことが出来ます。

L社も、有名な『アウトソーシング』のマッチングサイトです。ウェブサイトとほぼ同じ機能を持つアプリも、利用できます。

ただし、インターネット上で、サービスの作業ポータルを兼ねる特性があります。

メッセージ送信等のコミュニケーションが可能等、また、業務完成のためのやり取り、資料や完成品の受け渡しも、作業ポータルから済ませる制限が課せられることもあります。

インターネット上のウェブサイトまたはアプリで契約する相手は、個人、グループ、会社と形態を問わずに集まって来ます。

また、そのために、事業の対象を、日本国じゅうに広げることが出来ます。ウェブサイトやアプリを利用する限り、日本国全体から顧客を獲得できるのです。

また、そうしたウェブサイトやアプリは、近年になって、数多く存在し、同様のサービスを提供し、展開しています。

例えて言うなら、その様はまるで、『雨後のタケノコ』、『多頭政治』、『群雄割拠』。。

どのような方面にでも、端的に言い得ることのない程に、飛躍発展が甚だしいのは、ICT技術の特徴とだけ言えましょう。

『マッチングサイト』の簡単な紹介


これまでに、私が利用したことのある中から、『アウトソーシング』のプラットフォームとなるサイトを、イニシャルで挙げています。

『業務委託』のそれぞれに呼び方が異なるため、各社資料を参考に、サービスの位置づけを添えています。

なお、『アウトソーシング』の中でも、ある業種限定で、用途の異なるマッチングサイトでは、c3社を利用した経緯があります。

  • c1社:呼び方は『スキルマーケット』

サービス購入を含め、プロジェクト方式で利用出来ます。

  • c2社:呼び方は『業務委託』の『マッチングサイト』

タスク形式、コンペ方式、プロジェクト方式が利用可能です。

  • l社:呼び方は『フリーランス』の『クラウドソーシング』

タスク形式、コンペ方式、プロジェクト方式が利用可能です。

  • c3社:呼び方は、『フリーランサー』向け『アウトソーシング』のプラットフォーム

プロジェクト方式が利用可能です。

タスク形式、コンペ方式、プロジェクト方式と、3点、アウトソーシング用語が登場していますので、以下に取りまとめて説明します。

タスク方式
『ワーカー』(作業者)の選定をすることなく、『クライアント』(依頼者)が、マッチングサイトのポータル上で、作業を指定し、納品から報酬支払いまでを行う形式のこと。

クラウドワークス(Crowdworks)

コンペ方式
コンペ=コンペティションの略語で、『クライアント』の依頼に対して、直接、作品を募集する方式。
マッチングサイトでは、ポータル上で、応募作品の提案者に報酬を支払い、その対価として提案を買い取ります。

ランサーズ(Lancers)

プロジェクト方式
『クライアント』が、ポータル上で見積もり(提案)を募集して、応募のあった見積もりの中から提案を選んで、プロジェクト単位の仕事を進める方式のこと。

ランサーズ(Lancers)

『付加価値』を認識する


L社には、昨年末に登録して、今年の年始から本格的に販売を始めています。

L社では、マッチングする双方のメッセージやり取りや、完成した商品を受け渡しする時にも、インターネット上、それもポータルサイトで完結する制限があります。

そのような制限はあるものの、個人で客を取るよりは、マッチングサイトを介して、簡単にテーマごとのサービスを、有償で、提供するにつなげられる点は、この上無い機会とも呼べようことです。

具体的に、どのようなことかと言えば、以前に、マッチングサイトを使っていない頃のエピソードを紹介します。

作業を提供する相手に、専門的なサービスを提供する目的で、その相手に対して、個人的な契約を持ち掛けて行くと、

『タダで済む分だけで良い』

と、言い放たれたことがあります。

2020年10月頃ですね。

すでにコロナ禍に入った後の時期で、何かと不自由な頃でしたが、契約の機会が得られずに、悔しい思いをしました。。

作業のための調査までは、途中まで乗り掛けていたため、損失と呼んでも相違無いことです。

常識として、サービスを提供する相手に対して、『謝礼』や『手間賃』を請求するとは、なかなかあり得ないことです。

また、例えば、礼儀作法、それだけでは足りないのかもしれませんが、その作法が成っていないカスタマーとその取り巻きに遭遇すると、ヒドい目に遭わされます。

近年では、インターネットと、そのWEBサービスが発展し、無償で提供されるコンテンツが増加しています。

慣用句の『タダより高いものは無い』が信条では、将来的にでも、有償のサービスを利用しなくなってしまいますので、マッチングサービスを利用して、提案の付加価値を認識させなければなりません!

【L社マッチングの心得】

今年1月から始めているL社ですが、クリエイター、マネジメントとして、得られることは数多くあります。

プロジェクト方式のマッチングが目的であるL社のプラットフォームでは、日々、特色あるカスタマーがお見えになります。

以下に、対応を4か条としてまとめていますので、サービス運用の参考にしてください。

① サービスの値段を安くしない。

■『値切る』カスタマー

見積もりを提出してから後に、その見積もり費用を元に購入する以上は、選択肢として、値段を下げる交渉も無くはないと思います。

見積もりの当初から、オプションを付けない本体の価格よりも引き下げ、値段の安い費用のメッセージを寄越すという、『値切る』カスタマーが居ます。

サービスの内容は、出品者が置いているサービス紹介の通りですが、その同じ代金について、低額で提供するように、見積もりを提出して来ます。

かいつまんで言えば、

「あるサービスを、より低価格で提供するように」

見積もりで伝えて来ます。

実際に、カスタマーが見積もりで要求する低価格で提供するかどうかは、その時の状況次第だと思います。

忘れてはいけないのは、その契約以降に、低価格で提供していた点が、評価や口コミで広まってしまい、後々、同じような低価格を要求されかねないことです。対応には気を付けましょう。

■有名人・企業家のカスタマー

L社には、『ビジネス』版プラットフォームがありますが、そこに掲載されるサービスは、通常版と大差ありません。

私の提案・出品するサービスも、無許可・無連絡のまま、ビジネス用途のリストに掲載されているため、驚いたことがあります。

掲載に気が付いた経緯とは、ある時から、会社重役や有名人等から出品に関して見積もりや問合せのメッセージが届き始め、マッチングサイト内を調べていて、判明したことです。。

通常とは、ユーザーインターフェースの異なるプラットフォームから、サービスの見積もり、そして購入とサービス詳細の提供へ、次々と、小難しく話を進めようとして来ます。

『ビジネス』対応として、掲載の条件は、数回の出品購入履歴と、カスタマーからの評価に基づいている様子ですが、詳細は開示ありません。

中小企業の重役レベルや、社交界で活躍する有名人レベルであれば、対象に関わってきます。こちらも、契約の事前に、対応を考えて置きたい所です。

■その他のカスタマー

L社で出品提案するサービスが、どうして購入してもらえるのかと、疑問に思っているその理由は、カスタマーとのやり取りの中で、やがて見えてきます。

他の出品提案で、出品者が、価格設定に工夫している様子も、垣間見られます。

『カスタマー目線で、お得な(安い)結果に見えるサービスだから、購入している』点です。

インターネット上の、アフィリエイト広告で見かけたであろう、弊社サービスを、L社のカスタマー登録に加えて、購入後の手数料支払いまで加味して、興味を持っているそうです。

カスタマーには、(私の経験ですが、)ある業種業界で経験している価格や値段のそれよりも、安い費用で入手しようとする人、額面以上にサービスを使い込もうとする人を、かなり頻繁に見かけます。

提案者としての気持ちそのままですが、結局、額面通りでは無い、額面よりも高価な内容でサービスを要求する人が多いので、どうしても嫌であれば、早いうちに追い払う術を習得しましょう。

忘れてはいけません、L社の手数料負担は、カスタマー側に、購入価格の5.5%、サービスの出品提案者側には、何と、22%です。

販売時の手数料22%には、販売手数料の消費税10%が、全体に対する2%として含まれています。

無理な要求をするカスタマーには、見積もりの時点で、断りを入れる。本体価格に追加する条件付きオプション項目の切り出し。それとも、有効な手段は、本体自体の値上げですね。

② サービスの意味を理解してもらう。

■サービスの提供内容について考える

L社のポータルサイトに、出品・掲載して、自分自身が提供する予定のサービスとは、どのようなことでしょう。

または、そのサービスが、どのようなことで無ければならないかを、考えて、提供する内容について、書き出すことでしょう。

L社で出品販売されるサービスには、原稿や文章を作成する業者の出品もありますので、予算に余裕があれば、依頼してみるのも良さそうです。

また、YouTube、ブログ記事等と同様に、掲載する項目のアイコンになる画像のことを『キャッチ』と呼びますが、こちらも、専属のサービスが出品されていますので、私も、利用しています。

『キャッチ』には、希望する画像に文字も入れてもらえて、効果は毎回上々です。

「サービスの意味を『印象良く』理解してもらう」

機会を、2,000円程から得られます。

好評なサービスのキャッチには、5,000円程支払っていますが、これはこれで、一旦の成功と言えそうです。

■『タダ』で済まされない

先に、個人で、サービス提供の調査を進めるまま、契約にも、代金の一部受け取りにも至らなかった例をお話していますが、そのために要する時間や労力とも、損失として相違無いでしょう。

なお、出品サービスの内容について、説明を充実していても、

『サービスの意図をわかってもらえない。』

『出来ないことがわかってもらえない。』

こともあります。

いずれも、カスタマーの個別に、テキストベースの説明が必要となります。

さらに、ひどいのは、見積もりを提出しないで、出品サービスも購入しないで、卑怯にも、メッセージで相談する。相談し続ける。

言うなれば、『相談の相談をしてくる』ことが、度々あります。

クライアント側は、カスタマーにならないまま、対話しているうちに、そのまま自身の持てる疑問点について上手く理解して、出品サービスの購入と見積もりからも逃げて行くという、出品提供者からすれば、悪循環そのものです。

L社で、サービスにまつわるやり取りに必要な情報端末や、そのOSを提供する、マイクロソフトのサポートサービスは、15年程前に、創業国である米国のキリスト教性と、無償サポートの需要とにより、かなりの広範囲を診ていましたが、それから後になって、そうしたサポートの提供を次々に辞めています。

サイバー攻撃、それともコストカットの原因かは、知る由もありませんが、さまざまな無償提供も中止になることがあり得ます。

■オプションとおひねり

L社サービスでは、本体価格に追加して、オプションの設定が可能です。

オプションの設定とは、サービス内容の一部の詳細について、追加費用を設定することです。または、サービスの周辺について、同じ様に追加費用を設定することです。

そのような点で、『旅行のオプショナルツアー』では、意味が一番近くなります。

『タダで済む分だけで良い』よりは、あらかじめジャンルやテーマを指定して置いて、『追加予算は要りますか?』と言ってくれるカスタマーの方が良いと、マッチングアプリは、その気持ちで利用しています。

最初からオプション設定してあるサービスが一番ですが、その提供を進める中で、必要な追加費用については、後から出品者から提案して進めなければならない場合があります。

後からサービスに費用追加する場合には、『おひねり』機能が、利用できます。

通常の場合、おひねりをもらうにはコツが必要ですが、他の出品者のサービスを見る限り、購入時その他に繰り返し、サービス提供に対するおひねりの利点を述べると、後々、支払いが良い様子です。

③ 『嫌がらせ』に対応できる。

L社では今年しか販売していないので、わかりかねますが、昨年以前の他社サービスと比べれば、嫌がらせ、ハラスメントの類も増加しているように思います。

■ストーカーの『嫌がらせ』
L社で契約したカスタマーに言われましたが、気に入らない販売者が居ると、インターネットで追い掛け回して、コンテンツ削除やハッキング等の嫌がらせをするそうです。

サービスの評価や、その他全体に公開されるコメントは、誰にも分からないハンドルネームで投稿するか、匿名にすることをお勧めします。

以前に、私では、良い印象を持たれるようにと思ったことから、アイコン画像を、元気に見えるような、人ではない食べ物にしておきましたが、その結果は酸いも甘いも、と言う感じでした。

サービス購入の成績は良いのですが、派手な嫌がらせを食らったのも、2023年、そのアイコン掲載の期間と、伝えておきます。

■リピーターの『嫌がらせ』
最初のサービス購入の頃から、何か、発言や様子に不審な所のあるカスタマーでしたが、

サービスを介して、私から提供した完成品に対して、改変を繰り返す等して、早い話が、他所でのサービス提供が出来なくなりかけたのですね。

また、そのために、そのカスタマーを契約の合間にBANしておくと、アカウントを変更して、素知らぬ顔で、再度サービスを購入しに来るのです。

その後『購入キャンセルする』→『契約する』→『サービス内容と違うことを要求する』を繰り返すのです。

本当に、どのように対応するか、悩む所です。。

ちなみに、最終的に、このカスタマーのサービス購入を断ってBANする時、変に、キーボード連打を必要としました。懐かしの『高橋名人』を代理人に出来ない時には、迷わずにカスタマーサポートに相談しましょう!

■クライアントの『嫌がらせ』
何人かそのようなカスタマーが居て、契約に至らなかった場合がほとんどです。

私のサービスのせいで、不利益を被ったようなことを、最初から言ってくる人も居ますが、全くその経緯に関わりありません。

わざわざA4資料作って、絵で見て解りやすいようにしているんだよ、と言うかのようで、怒っている人も居ます、悪いですが、全く意味の無い変更をさせようとしています。

当方提供の中で、一番安いサービスの金額を見て、他の見積もりの価格に据えていては、したり顔です。それでは、こちらが赤字になってしまいます。

それはそれとして、私も複数の嫌がらせに遭い、困っているので、言われる筋合いは無いと、気合いで構えて、返答するしかありません。

④ 一連の注文に反応する。

L社ポータルのプラットフォームでは、テキストベースで反応することになります。

カスタマーとの間で、ビデオ通話の打合せもオプションで付いてきます。

カスタマーの疑問点に対応、一個終わり。

すると、次、疑問点もう一個、これはやってもらえるの。

次に、あっ、写真!写真忘れてた、これも追加。

冒頭に、サービス提供のために、必要事項をまとめるファイル、病院で言う問診票のようなデータを作り置くとは、良い方法です。

あまりテキストベースで分かりづらいことが多いと、電話番号等を暗号送信して、対話の機会を得るしか無いかも知れません。

※L社では、メッセージその他による個人情報のやり取りを厳禁しています。

そのような場合には、エクセルファイル1点に、1セル3文字ずつ、取引情報を入力してみてください。

本記事のまとめ


L社を含めて、アウトソーシング関連のウェブサイトやアプリは、自分自身のサービスに取っても、真似したり、学ぶのに、ためになる点は多いです。

今年も多く見受けられますが、コロナ禍と、電力値上げ等の物価高騰両方の理由で、事業者が店を閉めてしまい、利用できないことや、消費者の側からは、利用を見合わせてしまうことが、多々有りました。

コロナ禍に引き続いて、経済不安や物価高が問題となる中では、インターネットで利用可能なアウトソーシングを、リモートワークにも上手く活用して、乗り切る道を模索したい所です。


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