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眩しい、けど好き。。

夕方出掛けるために、駅に着くと
いつも山側を振り返り見る。

晴れた日、夕暮れの暮色に染まったグラデーションが拝めるからだ。

あの奥には、此方からはもう見えない夕陽が存在しているのかと想いを馳せる。


今私が住んでいる所は
駅から離れていて
高い建造物もほぼなく
夜になると星がよく見える。とても幸せだ。

同じ県内の、生まれ育った場所は
住宅街で年々空が狭くなっていったり
あまり星が見えなかった。

おかげで大人になるまで流れ星を見たことがなかった。

大人になり、恋人ができ
色んな人と、色んな空を見て
その中には満天の星が輝く時間もあったり
無数に星が飛び交うかのような瞬間もあった。

毎回息を飲んだ。
そして、なぜか毎回泣いた。自然は偉大。

私は空が好きだ。

幼い頃は移動する車の中で永遠と空を眺めていた。

空があるから
私を歩かせるように
呼吸を忘れがちの私に呼吸を促す。