なぜ今、学生がグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションを学ぶのか?(2)

この記事は、なぜ今、学生がグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションを学ぶのか?(1)の続きです。
続いては青山学院大学での授業と、「なぜ今、学生がグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションを学ぶのか?」を考えていきます。

青山学院大学地球社会共生学部 『ジオメディア』&古橋研究室(講義:和田あずみ)

続いては、青山学院大学 地球社会共生学部の古橋大地先生、非常勤講師の関治之先生から依頼をいただいて、BRUSH 和田がグラフィックレコーディングを教えにいった授業です!

古橋研究室は、『一億総伊能化』を掲げ、地図と人をつなげる研究室。
そして一緒に開催された『ジオメディア』の授業は、位置情報がどのように社会に活きていくのか?ということを考えていく授業です。
古橋研究室&ジオメディア共同授業で、しかも一回目に、なぜグラフィックレコーディングが教えられるのでしょうか?

実はこの授業で、大事な点が二つあります。
・多様で、最先端な取り組みをしている講師の話を聴くことができる
ジオメディアについて最先端の取り組みをしている方が毎回授業でゲストとしてお越しくださり、話されるそう!
・ジオメディアの世界を俯瞰して捉えるための手法=グラフィックレコーディング
様々な取り組みをされているゲスト講師の方の話をグラフィックレコーディングとして記録し、提出。そのグラフィックレコーディングをもとに、最後にジオメディアの世界を俯瞰して考えていきます。

積極的に授業に参加し、理解を促し、学びを深める。
そして、一つ一つの取り組みのみならず、全体像を捉える。
そのための手法=グラフィックレコーディングが位置づけられているのでした。

グラフィックレコーディング自体、はじめて聞いた学生さんがほとんどです。
それでも、『学びを深めるための情報の可視化』『コミュニケーションをしていくための可視化』のためのグラフィックを学び始めると。どんどん手が動いていきます!

3秒で伝わるアイコンを描く、というワーク。
お題は、「ひらめき」「パソコン」「地図」「青山学院大学」!
青山学院大学を示すのに皆大苦戦!!
それでも教会や、銀杏並木、校章、学校のイメージなど、様々なアイコンが描かれます。
他のメンバーのアイコンをみて、「これいいね!」「その発想はなかった!」と笑顔があふれます。

「これめっちゃ楽しいし大事!全部の授業がこういう授業になればいいのに!」
そんな声も上がりました。講師としては嬉しい限り!

そして授業の最後には、これからの授業でグラフィックレコーディングを描いていくにあたっての練習として、講師の関先生のプレゼンテーションをグラフィックで描くというワークを実施しました。

90分の授業で、みんなはじめてとは思えない出来上がり!
グラフィックレコーディングの授業の後は、関先生からのジオメディアの講義が行われました。
その際もグラフィックレコーディングで、その場で描きながら、情報の可視化にチャレンジする学生さんたち。熱意があふれていました。

なぜ今、学生がグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションを学ぶのか?~社会という大海を航海していくために~

千葉大学や青山学院大学のみならず、常葉大学や東海大学など、今日本の大学で続々と授業にグラフィックレコーディングやグラフィックファシリテーションの授業が取り入れられています。
分野やテーマが異なっても、「(グラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションが)ビジネスの世界に入ったときの力になる」という先生方の思いが共通項にありました。

では、その『力』とは一体何なのでしょうか?

先生方と話す中では、トピックとしてこんな『力』があがりました。
・プレゼンテーションをはじめ、思考を共有するスキル
・全員がファシリテートできるようになること
・オリジナリティを活かすこと
・みんな違うということを知る、あたりまえは違うのだということを知る
・多様な価値観の人々とともに、やりぬいていく力

国境や文化を越えて人・モノ・情報が移動し、さらに技術の進化がその移動のスピードを劇的に加速させています。人々の価値観は多様化し、社会が大きく変化し先行きが見えない現代社会。
そんな中生きていくために必要なのは、変化を柔軟に乗り越えてチャレンジしていく力に他なりません。
社会という大海の中で、航海するための羅針盤が学問であるならば。
人と人をつなぐために、人という主体が可視化するグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションは、さしずめ船の推進力となるエンジンの一つといったところでしょうか。

もちろん、そうした推進力は一朝一夕で身につくものではありません。
しかし、羅針盤を学んでいく過程において、習慣化をしていくことはできます。
それぞれの授業の中でも、人が人のために可視化をすること、そして多様な価値観の人と出会いともに語ることが習慣となるような授業設計が行われていました。

かいグラフィックレコーディング・グラフィックファシリテーションという手法で行われる情報・思考・対話の可視化。
多様な価値観をもつ人々と共に、手を動かし可視化する挑戦をし、語って、ふりかえって、また挑戦して。
その繰り返しで学びえたものがきっと学生たちのエンジンとなり、また羅針盤を得る一助となるのではないでしょうか。

これからもBRUSHでは、可視化を通じて学びを深めるための取り組みをどんどん実施していきます!ぜひご期待ください!

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