CfJ_地図作りWS-8

グラレコの技を使って、地域の魅力を発信する地図を描こう!

こんにちは、ナゴヤです。
先日新潟で開催されたCode for Japan Summit2018にグラレコ隊の一員として参加してきました!

Code for Japanは、市民が主体となって自分たちの街の課題を技術で解決するコミュニティ作り支援や、自治体への民間人材派遣などの事業に取り組む非営利団体です。より良い未来に向けて、立場を超えてさまざまな人たちと「ともに考え、ともにつくる」ための活動を行っていきます。
※ Code for Japanとは?より引用

Summitは全国のBrigade(ブリゲード)と呼ばれる各地のコミュニティが、それぞれの活動を持ち寄り、シェアをする年次イベントです。

同時に複数セッションが走るイベントでは毎年グラフィックレコーディングが大活躍します。

今回は更に一歩踏み込み、初めてワークショッププログラムのデザインにも関わらせていただきました。

誰もが発信できるオンライン地図のプラットフォーム「Stroly

ワークショップデザインを一緒にさせていただいたのは、「地域愛にあふれる地図」を増やして世界に流通させるプラットフォームを作られている株式会社Strolyさん。
普段から様々な場所で地図カフェというイベントを開催しています。

Stroly Blog 「地図カフェ×只本屋 2018夏到来」より引用

地図カフェは、イラストマップの楽しさと可能性を試行したいという思いのもと、ユーザーやクリエーターとオフラインで交流するイベントです。
この地図カフェにグラレコのノウハウを組み合わせることで、絵を得意としていない方にも「自分でも描ける!」という手応えを持ってもらい、お気に入りのスポットやお店をどんどん描いて欲しいという思いでスタートしました。

お気に入りを描いてシェアする楽しみを

街を歩いていて、ここよかった!美味しかった!というところを誰かに紹介したいとき、例えばGoogle Mapの座標やお店のURLなど、知らせる方法は少なくありません。
その場所の情報に「紹介してくれた人ならではの思い入れ」が加わると、急にその場所が身近に、楽しそうな気持ちを呼ぶものになります。町にたくさんある絵地図がまさにそれです。

Stroly「KYOTO SWEETS MAP」より引用

さらにその思い入れを、ちょっとした手描きメッセージや絵で添えることで、場所の情報は一気に色を帯び、描く人と見る人、それぞれに楽しいものになっていきます。

エリアを正確な倍率や距離感を持って描くのはかなりハードルが高いものですが、Strolyには「実際の縮尺に合わない地図でも位置情報を表示できる技術」があります。
ココを見せたい!というところを好きなように思いっきり描き、位置情報を紐付ければ現在位置と目的地の関係を示すことができます。

街のおすすめを誰もが描き・発信できる地図にすることは、地域づくりや地域の情報発信、コミュニティ同士の交流にもつながる、とてもワクワクするチャレンジです。

地図にも活きる、グラレコのTIPS

地図は、この3つの情報で描くことができます。
・道の線を引く
・目安になる建物の情報を入れる
・目的のスポットを入れる

この3つを描くときに、グラレコの基本の技でもある「線の引き方」「3秒アイコン」を使うと、簡単に地図を描くことができます!

PC: Stroly 池谷さん

地図カフェでは、地図に特化させたICON PACKを作成。これを足がかりとして、行ってみたいお店やおすすめしたいスポットを手早く数秒で描けるようにみんなでトライしました。

PC: Stroly 池谷さん

地図のレイヤーを意識しながら、ランドマークやおすすめしたいスポットを手でどんどん描いていくと、2時間足らずの間にそれぞれに楽しい地図を描くことができました!

グラグリッドでは地域デザイニングのプロジェクトの取り組みもあり、地域の中で自分たちが魅力を発見することや、情報を発信することに非常に価値を感じています。(今回の参加者の方々にも、地元を描く方が何人も!)

地図カフェとグラレコのコラボは初の試みだったのですが、この初回の間にどんどんまたやりたいという思いも湧き上がりました。会場の方からも、描き方と街歩きとを組み合わせて、自分たちで見たものを描いたり、それを見ながら歩くようなこともやってみたい!という声もあがりました。

どんどん地域の魅力を伝えられるような地図カフェとのコラボ、これからも少しずつ考えていきたいと思います。

みなさんなら、地図に何を載せたいですか?

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