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センチメンタリズムな運命を感じずにはいられない流れ星が消えるまでジャーニー感想

季節は冬。秋どこ行った。いま体調崩すのはご時世的に大変なことになるので手洗いうがい、栄養をしっかり取りましょう。

今月はアルストロメリアのシナリオイベント。
『流れ星が消えるまでジャーニー』。大崎姉妹が片方ずつ風邪を引いてしまい、看病したりされたりする中で昔話をポツポツと語るというシナリオ。
ありふれたストーリーではあるんだけど、空気感がとても良くてほっこりするお話。『くもりガラスの銀曜日』に近い、いわゆる日常系。

オープニング。コミュタイトルの「ジュメル」はフランス語で「双子」

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当方、双子というのが知り合いにほとんどいないのでどういった育ち方をしてるのかなどは創作などから想像するしかないのだが、やはり不公平が無いように服装や食べるものが常に一緒というのが多いらしい。大崎家の双子もそうだったようだ。ここでお互いがそっくりなことにコンプレックスを抱くかどうかで分岐するのが物語の定番だが、大崎姉妹はとても仲睦まじい。

ここで意外だったのが、甜花のラジオがかなり好評らしいという情報だ。
6話でも甜花はラジオトークが上手いとJKに絶賛されているし、きっとファンの間では定評があるのだろう。
我々プロデューサー(読者)は彼女達の内面を多く知ることはできる。だが、シャニマス内世界の人々からどういう評価を受けているか、彼女達の得意としてる仕事や仕事に対する評判を聞けることは思ったより少ない。
ゆえに甜花のラジオの大喜利コーナーの受けが良くてスタッフにべた褒めされているという情報は新鮮であり「確かに甜花は好きなものに関しては饒舌になるよなぁ」という納得にもつながる。(甜花は「もっちとピーチクリーム味のドーナツ」が好きというのもテストに出るので覚えておこう)

甜花が急いで家に帰ろうとした理由は甘奈が風邪をひいていたから。プロデューサーと千雪を連れて帰宅する甜花。

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それにしてもこのシャニP、寝起きを見られて恥ずかしいという乙女の気持ちを全く酌まない鈍感ぶり。そういうところだそういうところ。(千雪さんは甘奈のPに対する気持ちとか諸々察してる感じがまた第三者目線で色々想像が膨らむ)

1話、2話では主に大崎家の出来事。リビングでテレビを付けながらゲームする甜花の姿はどこか上の空。
ゲームやるなら自室でいいのでは?と思うが、おそらく、普段なら甘奈もリビングにいて一緒に寝るまでを過ごしているのではないか。それゆえに甜花一人の時の静けさが特に強調されてるシーン。結構寂しいよね、広い部屋で独りゲームしてるって自覚した瞬間…。
3話でも甘奈が独り家で休んでいる描写があったが、服が擦れる音や飲み物をコップに入れる音が静かに家の中で響いていると家の中で独りでいる瞬間が強調されている。こういう「音で表現する」シーンがシャニマス凝ってるなという印象。

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甘奈はイチゴ味のヨーグルトが好き、テストに出る。


3話のタイトル、「ピルエット」とはバレエでよく見る、クルッと回るやつのことらしい(いまいち文章で伝えきれない)。
甜花は甘奈の仕事を心配し甘奈に変装して仕事することを思案するも、昔のこと(おそらく小学校低学年?)を思い出し断念する。
二人はいつの頃からか、「甘奈」と「甜花」という好みも良いところも違う少女になった。代わりになる、というのは難しいだろう。

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ファンとしては、ちょっと見てみたいところでもある双子の変装ドッキリ企画。いつかシナリオとかで見れたりするだろうか。

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おそらく甜花が昔のことを思い出していたその頃、甘奈は夢で同じような夢を見ていたのだろうか。「ふたりはふたり」と自覚していながらも、夢で想うことは似ているところが、読んでいるこちらとしてはニヤリとしてしまう。


4話。甘奈と千雪さんの会話が、一線を越えた仲の女性同士にも聞こえるし、恋敵同士のけん制し合ってるぎこちなさにも聞こえる……。『薄桃色』以降、関係性が大きく変わったように感じるが、読者的第三者で男の私にはこのふたりの間にあるものを言語化できない。これは当方の妄想、考えすぎだろうか。

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5話、仕事で頑張りすぎた甜花も風邪を引いてしまった。一人が風邪をひくと家族が一番移りやすい。あるあるなので気を付けよう。
5話にしてようやく、自分がいると気を遣わせることを感じたP。いいぞ、成長している(今回、甘奈がシャワー入った後だったのでホントにファインプレー)。

昔を懐かしんで、甜花が寝ているベッドに忍び込む甘奈。そこで昔の誕生日プレゼントの話題になる。そこで甜花は、自分はゲームを買ってもらったけれど甘奈が買ってもらったメイクセットも欲しかったことを明かす。

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どっちも欲しかった、という子供らしい欲張りな願望でもある。だが、その願いは巡り巡って現在、アイドルになったことで叶えられている

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かつて同じくらい似ていた双子の姉妹はいつの日か違う趣味、真逆の性格になった。そして今、同じアイドルの道を一緒に歩んでいる。これは流れ星の悪戯か、なんと運命的な巡り合わせなのだろうか。


6話、流星群を見る準備のため買い出しする3人。そこでアルストロメリアファンのJKに声を掛けられる。緊張で甘奈と甜花を間違えてしまうJK。わかる、緊張するとこういう間違いはある。

大崎姉妹はどれだけ「ふたりは本当にそっくりですね」と言われたことがあるのだろう。今回のシナリオ以外にも、数多くの場面で言われているだろう。普通、何度も言われると「またそれか・・・」と辟易するような言葉だが、大崎姉妹はお互いがお互いの違うところも似ているところも大好きなのだ。それだけは昔からずっと、そしてこれからも変わらないのだろう

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エンディング、「シャンテ」はフランス語で「歌う」
早口デビ太郎に声優さんの本気を感じる開幕。
ようやく二人とも全快し、天崎家でふたご座流星群鑑賞会。

たぶん以前のイベントやらで明示されているとは思うけど、家族しかいない時は「パパママ」呼びで、家族以外の人がいる時は「お父さんお母さん」呼びになってるのはとても「甘奈らしい」と感じる。甜花はそのままパパママ呼びなのも「らしい」。

当方はお酒を飲まないので創作でしか知らないのだが、23歳でホットワイン知ってる千雪さん、お酒のことよく知ってるというかオシャレだなぁ。それにしては会話で「えーん」とか使うあざとさも兼ね備えてて恐ろしくもある。

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二人は今回の流れ星に何をお願いしたのだろうか。
それはきっと素敵な願い事なのだろう、そう信じてやまないセンチメンタルな感情になるイベントストーリーでした。


目下の願い事はいずれ来る限定果穂を10連で引けることなのでどうか流れ星さん叶えてください。

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