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魔物は3~4面に居る.『東方地霊殿』備忘録

終わったー!

長らくクリアできてなかった『東方地霊殿』ノーマル1CCを達成しました。長かった…Steamのプレイ時間を見てみたら26時間やってる…。触ってはクリアできずに止め、を繰り返してた期間もあるので、ここ最近集中してプレイしてたのはだいたい15時間くらいですかね?

地霊殿の難しさは、とにかくシビアであること。まず1面から容赦ない高密度で正確な避けが要求されるスペカ群がプレイヤーを苦しめる。そのうえ、霊撃(他作品でいうとこのボム)がショットのパワーを1消費して発動するシステムなので、霊撃で切り抜けたと思ったらショットが弱くて道中の敵が倒しきれなくなるジリープアー(徐々に不利)状態になりやすい。前作の『風神録』でも同様のシステムですが、風神録ではパワーの最大値が5であるのでなんとかなっていたが、地霊殿では最大値が4。しかも全体で取得できるパワーアップアイテム(赤いPのやつ)機会が少なく設定されてるのもツライところ。

大事になってくるのは、STGの基本である「抱え落ちはするな」の徹底。そして、この抱え落ちするかしないかで最も重要なのが3~4面だと今回改めて感じました。

3~4面はクリアまでちょうど半分。特に後半ステージが難しいのが分かっている時ほど「ここでボムを残しておかなきゃ」と心的ストップがかかる。だが、それこそが«魔物»と言える。道半ばで大きな抱え落ちをして一気に集中力が途切れ「最初からやり直すか…?いやここで引き返すのは…」と迷ってるうちに更に抱え落ちを引き起こす無限ループ。集中力もモチベーションも地に堕ち、コントローラーを投げ出すことになる…。

東方の難易度ノーマルに関して言えば、抱え落ちさえしなければクリアは全然可能な領域です。ですが3~4面はプラクティスモード繰り返せば繰り返すほど「慣れて」くるのも一つの罠。練習ではできたのに、本番の通しプレイになると緊張してやはりミスをする。自分の腕を過信しないのも抱え落ちしないための重要な心構えですね。

攻略備忘録

もう10年以上前の作品ですし、攻略動画なんてYoutube観れば解説付きであるのでわざわざ文字に起こす必要もなさそうですけど、備忘録として抱え落ちをよくしてた場面を残しておきます。ほぼ決めボムを撃つのが安定してるとこは省いています。

2面ボス 舌切雀「謙虚なる富者への片恨」

初見殺しスペカ。分身するうちの小さい弾を出す方を攻撃しないといけない。また攻撃への移行が早いので、スペカ前の通常弾幕を突破した時に出る「かけら」もすぐ取らないといけないのも難しい。意外と大きい緑弾が斜めから来るのが難しい。

3面道中「怪力乱神」後の通常

個人的に抱え落ち率の高い箇所。レーザーも丸弾も自機狙いなのは分かってて、落ち着いてれば避けられるのに、当たってしまう。おそらくパワーアップアイテムに気を取られてるせい。交差レーザーに苦手なんだよなぁ…。

4面ボス 想起「飛行虫ネスト」

縦に降ってくるレーザーとその後を追うようにやってくる遅めの自機狙い弾のコンビネーション。調子が良いと避けられるけど、事故も多い。ボスの体力もそこそこあって2ボムするのが安定だけど、慣れてくると「2ボムも出すのもなぁ」と欲が出てしまい抱え落ちする。

4面ボス 想起「波と粒の境界」

完全固定なので、慣れれば割と避けれちゃう。でもたまに事故るので100回やって100回ノーミスできるくらいでないなら2ボムは使った方が良い。うまいことやってるとここでだいたいパワーが2くらいなのでいっそのこと2ボム使ってもよさそう。

5面ボス 通常2

一見難しそうだけど、規則性を理解したら避けられる。けど事故も多いのでやっぱりボム安定。そんなんばっかだな。

6面中ボス 妖怪「火猫の車輪」

今回のプレイで最悪の抱え落ちの瞬間。完全固定弾幕でほぼ抜けるタイミングを自分の中で掴んでたハズなのに、抱え落ちしてしまった。ここまで上手くいってると「ミスしちゃいけない」と緊張することで余計に失敗する危険性が増える教訓となった。

6面ボス ぜんぶ

最後の最後は全ての通常、スペカは抱え落ちの危険性を秘めてる。危ないと思う前にボムを撃っていけ。


リプレイを見返して、抱え落ちしてもなんだかんだクリアいけたので、諦めなければクリアはできるんだと実感しました。本当に良いゲームですね地霊殿は。しばらくやりたくないです。

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