ご無沙汰です。最近はTwitterの「スペース」なる秘密会議機能を使用して色々なお話を聞いたり、時には会話にまぜてもらったりしてアニメ談義に花を咲かせてました。最近めっきり人と会ってアニメの話する機会が無かったのでめちゃくちゃ得難い機会に恵まれて嬉しい。

そのスペースで、どういった話の流れだったか忘れましたが、なぜか一人を除いてスペース参加者にコードギアス履修済みオタクが集まっており、結果としてその一人に「観といた方がいいですよ。コードギアスは」といった雰囲気となった。
そしてその「一人」であるツナ缶氏がこの度無事TV版を完走して熱のある記事を書いた。

是非オタクの新鮮な感想〈さけび〉を読んで欲しい

沼に落とした手前、実は映画の「復活のルルーシュ」を見てないんです、では申し訳がないので「復活のルルーシュ」を先日観ました。
なんで今まで観てなかったのと言ったら、ねぇ？　あのゼロレクイエムを経て「復活」って、なんやねんって思うのがふつうの反応ですよ。

ただ、第2次スパロボZでゼロレクイエムやったあとに蘇生措置受けて生存するのをプレイして見てたので、いつかこういう話が作られるのかなぁとはなんとなく思っていました。スパロボでやるのと公式が作るのでは大違いですが。
あのキレイな終わり方を変えないで欲しい。けどルルーシュの活躍は見たいという矛盾との葛藤が、ここまで観てこなかった理由なのかもしれない。
それと新作であるスパロボ30(10月28日発売!)に参戦するとなっては観ずにはいられないというのも理由の一つでした。どうせスパロボでネタバレ食らうなら早めに観た方がいいわよね。

前置きが長くなってしまいましたが、とりあえず一言感想を言うと、ルルーシュがルルーシュで安心しました。

以下ネタバレ(別に本編の考察とかではない)

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悪女

映画冒頭、旅をするC.C.とともにいるルルーシュのような抜け殻少年に対してかいがいしく面倒を見るC.C.の姿に「やっぱり悪い女だなぁ」と思わずにはいられなかった。そりゃマオもあんだけ歪むわけだとしみじみ思いながら二人の旅路を見守るハメに。でも、この世の男児にCV:ゆかなの母の愛情に抗えるのだろうか？
それと、ルルーシュ役の福山潤さんの演技の幅というか、気弱な声からドスの効いた低い声までやっててすごいわ…。かつて世界を手中におさめた男がなんの力もなくただ守られるだけになってる状況も庇護欲をそそられるのもわかる。

クジャパッドさんなど

ハサウェイのガウマンしかり、サンライズはイイ感じに出番のあるサブキャラにCV:津田健次郎を配役しないと気が済まないのか？ハサウェイでも思ったけど映画館の音響だとツダケンさんの声が1.2倍の色気になるのでそこ考えたら映画館で観ておきたかったなぁ…。ギアスも暗殺部隊の戦闘員向けのシブい能力なのも良い。本人も言ってたけど混乱する戦闘では有用。しかし小夜子さんは映画後半ギアスかけられたのにけっこう粘ってたってすごいな…。
それと物語中盤、ルルーシュを復活させるために監獄に入るわけだけど、そこにいる囚人たちがめっちゃスクライドとかに出てきそうなヒャッハーな奴らで「監督の趣味かな…」と思ったり。本編ではこういうの出せない舞台設定だったしその反動かな。
みんななかなかに濃いキャラで固まってて「映画」って感じで好きです。

ルルーシュ

ゼロレクイエムで死んだと思われていたが、若本パッパの不老不死のコードを受け継いでいて(正直そのあたり未だによく分かってない)、魂をCの世界に残しながらも身体は生きていたルルーシュ。もっとタイミング的には終盤に復活してババーン！て感じかと思ったら中盤であっさり復活。
目の前にいた敵にギアスをかけて自害させる、施設を爆破して敵を一網打尽にする、敵の総大将であるシャムナのギアスを看破するために急いで策を練ったり、最後はハッタリでシャムナを騙すのも何から何までルルーシュらしさ全開で、やっぱコードギアスはそうでなくちゃ！となんだかんだで喜んでしまった。チョロいオタクですよわたしは。
そしてこれらすべての行動が全て「ナナリーを助けるため」というシスコン本能覚醒！なとこも俺が観たかったルルーシュ・ランペルージで大満足です。

総

今回スパロボ30に参戦するわけだけど、この復活のルルーシュ自体が「今まで敵だったりもした人たちがルルーシュの純粋な願いのために協力したら」みたいなスパロボ展開なのでチート級に強い。こんな集団に勝てるわけないでしょ。
エヴァの新劇場版シリーズもスパロボ(主にαシリーズ)で他作品のキャラにいい影響を受けて立派に成長するタイプのシンジ君でもう一度本編やり直したら…みたいな思惑があったとかなかったとか言われてましたが、ギアスも映画3部作から復活までの流れをはわりと「上手いこと隠し条件をクリアしてハッピーエンドにできるギアス」なのでシリーズを続ける上での再編集はまぁ人気作品の宿命として半分諦めるほかないですかね。「TV版を超えることは無いけど」とマクラ言葉が付いちゃうけど、ともかくルルーシュがナナリー命でとても元気そうにしていたので観て良かったです。
観るキッカケをくれたツナ缶さんとスペースに参加していた人たちには感謝しかないです。

今作で心残りは尺と敵の能力の都合上、あのブラックサレナばりのバカデカ追加装甲を纏ったカッコいい紅蓮とランスロットが満足に動いてなかったのと夜明け前なのでそもそも機体が見にくかったことなのでそこはスパロボに期待したい。はやくやりてぇなぁ。