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2月中に観終えた作品メモと感想


・シメジ シミュレーション 2巻

『少女終末旅行』のつくみずさん最新作の2巻。SF(すこし不思議)な世界観での女子高生のゆるい日常漫画。ラストの見開き絵が泣ける。

・ゲーミングお嬢様 1巻

ジャンプルーキーからカプコン公式許諾まで得て、単行本化までのし上がったシンデレラ的漫画。格ゲーのことはよくわからないけど、勝つためにいつも本気〈ブチギレ〉の姿は面白い。「対戦するゲームの面白さ」というのが良く深堀されて描かれている。あるあるネタなどが分からなくても、雰囲気で読んでても面白いギャグ漫画は良いギャグ漫画。

・対ありでした。 1~2巻

こちらはガールミーツガール寄り。寮でゲーム禁止のお嬢様学校で、夜な夜な空き部屋で格ゲーする乙女たちの青春部活(?)モノ百合作品。同じ題材の『ゲーミングお嬢様』とはお互いをリスペクトしあう関係。乙女たちがバレないようアレコレ考えながら密会するという展開だけでドキドキしますね。

・処刑少女の生きる道 1~3巻

大賞を獲ったと話題(さらにアニメ化も決定)のファンタジー百合ラノベ。異世界(日本)から来た転生人のチート能力のせいで滅びかけた世界で「危険な異世界人を処刑する」使命を負った少女メノウが、〈時〉を操るチート能力を持って転生したアカリと出会うガールミーツガール。使命のためにヒトを殺さなければならない少女と、その少女の手で殺されたい異世界から来た少女の物語。流行りの異世界転生モノにアレンジを加えた世界観が面白い。

・僕の心のヤバいやつ 4巻

「この二人もうほとんど付き合ってるのでは…?」「 いつ告白してキスするんだ…?」を予想するダービーショーと化した僕ヤバ。クリスマスデートと初詣デート&お家デート回。この先の激甘ラブコメ展開に脳が耐えられるかどうか…。

・パプリカ(映画)

もっとオカルトチックでホラーで支離滅裂な内容なのかと思ってたら、真っ当に(というのも変だけど)SFサスペンスだった。けっこう親切にいま起きている事や設定部分も解説もしてくれるし。たしかに人形の行列とかがデザイン相まって怖かったけど。
昔観てたら「よくわからない」で済ませてたと思うし、いろいろ映画を観てきた今だからこそすんなり咀嚼できたのかもしれない。

・忍者と極道 1~5巻/近藤信輔

Twitterでちょくちょく話題になってたので5巻が出たのを機に全巻買い。ド迫力でメチャクチャなバトルシーンはもちろんすごいけど、キャラがとにかくいい。主人公の忍者(シノハ)と宿敵の極道(キワミ)はお互いの素性も知らずに出会い、プリプリ(プリキュアのパロディ)を通して気の許せるほど仲が良くなるという王道な設定も好き。一見ふざけたシーンは多いけれど、己の生きざまや死にざまの見せ方が敵味方ともにカッコいい。

・すみっこぐらし とびだす絵本とひみつのコ(映画)

すみっこぐらし自体はよく知らなかったのだけれど、一時話題になってたのを思い出し視聴。最初にキャラ紹介をしてくれるので初見にも安心。なかにはけっこう重めな設定を持つ子もいてビックリ。すみっこ達がいろんな童話の登場人物になって本の中を冒険するほっこりするストーリーかと思いきや、ラストは別れの辛さと離れ離れになったコの幸せを願う温かさが描かれる。最近、ホント涙腺弱くなったなぁと実感。第2弾が2021年内に公開されるそうです。


・プリンセス・プリンシパル Crown Handler(映画)

TV放送から約3年、ようやく続編として帰ってきた女子高生スチームパンクスパイアクションアニメ。TV版でのスパイものの面白さは健在。岩浪音響監督監修の「Cボールサウンド」上映で観たので銃声や跳弾の音が鮮明になっているほか、ノルマンディー公(土師孝也)のイケメンおじ様の低音がとても良く響く。

・人ノ町/読坂雄二

表紙とポストアポカリプスな世界観設定に惹かれて購入。旅人が様々な町で独自の文化に触れていくことを通して「人間とは何か」「町とは何か」「世界とは何か」を考えさせられる作品。『犬ノ町』が特に面白かったけど、犬好きの人にはおススメできない描写あるからどうかな…。

・にほんご観察ノート/井上ひさし

井上ひさし先生が時代とともに変化していく日本語の評論をエッセイっぽくまとめた本。『政治家の発言』項での日本の政治家の失言についての苦言が今でもそのまま当てはまってて、政治家の進化の無さに乾いた笑いが出てしまった。

・呪剣の姫のオーバーキル 2巻

モンスターをスプラッターに狩って素材で武器を強化しクソ貴族や謎の強敵に立ち向かうハクスラめいた展開になってきたファンタジーラノベ。今回の話のメインであり、表紙の女の子のあだ名がど根性エルフで完全に定着した。語感がすごく良いね、ど根性エルフ。

・ウマ娘 シンデレラグレイ 2巻

わたしの推し作品の第2巻。
頭角を現してきたオグリキャップは中央レースにスカウトされる。コーチの北原とライバルであるフジマサマーチとの約束である「東海ダービー出場」の夢をとるか、中央への挑戦か。オグリキャップは苦悩しながらレースに出る。ライバルのフジマサマーチの感情がデカくて最高です。



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